私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化は早くからそしてずっと継続することが大切

どんなに「猛々しい犬が好きだ」という趣味があっても
診察治療の時に獣医師を咬む、ということは・・・避けたい、犬のためにも避けたいことです。
獣医師におやつをあげてもらうなどの社会化には限度がある。
機会もそうそうありませんから。

そういう時に大切なことは、おやつ(食べもの・食事用フード)を使った気質トレーニングです。

http://charliemama.weblog.to/archives/1905053.html

おやつを見せても興奮しないでいられる
飼い主にもらうように色々な人の手から怖がらずに食べられる
色々なものをできるだけ食べられるように・・・老犬になった時の楽しみが広がります。

大切なことはおやつの使い方(二次強化子にしたいものとセットで)ということと
興奮していない時に渡すようにトレーニングすること。

そういう細かい作業が日常難なくできるようになってくると、おやつの頻度は自然に少なくなります。
一般飼い主さんはどうしても性急になりがちなので
おやつを抜く→だったら最初から使わなければいい、と。
なってしまいますね。
子犬の頃は比較的人懐っこいので問題が見えていないのですが
気質が固まって本来の性質が見えてきたとき、または経験で怖いものが多くなってきたとき
おやつを使ったトレーニングができるのとできないのとでは大げさではなく
天と地の差があります。
大人になって始めるのもまたこれはこれで大変です。人からもらえない、興奮しすぎるどちらかですかね。

でも取り組めますけどね。

昔は・・・
外飼いの犬も多く合同の狂犬病注射接種会場ではそれはそれはすっごい様子が見られたものです。
リードの先にロープをつけて引っ張り体にもロープで前後で引っ張られて^^;
獣医師が意を決したように^^;尻尾をつかんでお尻にブスっ!みたいな。
飼い主もがぶがぶやられてましたね。触り慣れていないから。
社会化が不十分だと、まああんな感じは否めません。今はだから昔よりずっと皆さん犬への接し方が
素晴らしいわけですね。
昔の方が犬を犬として飼っていた、という言い方はそういう意味では間違いだと思います。

老犬になって痛みが出てくると苦手なことがより苦手になり
子供嫌いは加速するかもしれない。男性恐怖症気味の子はもっと男性が嫌いになるかもしれない。
年を取ってみて初めてわかる色々があります。だから予防するのですね。
その予防のためにも、社会化としてのトレーニング(取組)は一生涯続けましょう。
それは決して面倒でも、わずらわしいものでもないと思います。
その子その子の喜ぶものを使って。(多くの場合は食べ物です。食べものが好きであるということは
社会化されやすい=飼育が楽。万が一飼い主さんと離れ離れになっても受け入れられやすいはずです)


暑いですね~。夏バテしていませんか?
今日も元気に参りましょう!応援ありがとうございます!
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以下参考にどうぞ。


ダンバー博士のイニシアチブ
「子犬育てのイニシアチブ」

●子犬育てイニシアチブ“これから子犬を飼う人&新米飼い主編”
http://www.idunbar.com/initiative_pupowner/initiativefpupowner.html

また、書籍化されている以下の2冊は今は無料ダウンロードできるそうですね。
参考にどうぞ。お友達にもご紹介ください。


「ダンバー博士の子犬を飼うまえに

http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/180473/sort/8d


「ダンバー博士の子犬を飼ったあとに

http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/180480/sort/8d



他の犬におかあさんがおやつをあげている!

他の犬におかあさんがおやつをあげている!

という光景を目にした時に、やきもち焼きの犬は・・・
他の犬を蹴散らしたりします。^^;
犬のやきもち・・・犬に聞いてみないと、嫉妬心なのか飼い主を守る行動なのかは定かではないですけど。

守る、ということは少なからず対象を危険と感知しているということで、
守らなくて良いよ、と教えるよりも
相手は危険ではないよ、というアプローチの方が手続きとしては簡単かなと思います。
守る、という本能は持っていて当たり前。
危険であるという思いも持っていて当たり前ですが、社会化によって危険の感じ方を
減少させることが出来るはずです。


危険だと思っている犬・・・
ママをその犬から守ろうと頑張る犬に
ママはにこやかにおやつを差し出している・・・

犬たちの思うこと、考えることは定かではありませんが

お散歩トレーニングをずっと続けて思うことは
犬が何かを守る時、若さゆえの思い込みやこだわりがあるのではないかなと。
また先ほどの・・・
社会化によってキャパが大きくなることで、危険と感じなくなることは可能であると。

だから、嫌がるのならやめておこうという取り組みよりも、思い込みを崩しまくってしまう方が
その犬の成長のためによろしい、ということ。

同時に
人に対してリスペクトを。

飼い主の言葉に従うように、他人の言葉に注視できるか。
飼い主以外の人、にいかに社会化されるか、ということも犬自身を救うはずです。

こういう取り組みはトレーニング、というより慣れ、ということですから
慣れの現場に必要な温和な空気、感情、美味しい食べ物、褒められることなどなど
必要なアイテムをそろえた場所が必要です。
家庭でも、お散歩の場でも。
小さな取り組みも世界を豊かにできるのではないでしょうか。きっとできると思います。

一人でも多くの方が、優しい気持ち温かな気持ちで、あらぶる犬の心を癒してあげられるように、
その方法を提案し続けて行きたいと思います。

今日は稲毛の散トレです。
皆様よろしくお願いいたします。







人と犬との絆を第一に作り上げる

『スカイプセミナー』でブログ内検索をかけて3つ記事が出てきました。
12月のヴィベケさんのセミナーでした。

●人と犬との関係強化
http://charliemama.weblog.to/archives/1261454.html

●対提示
http://charliemama.weblog.to/archives/1275878.html

●絆を作る
http://charliemama.weblog.to/archives/1631912.html

スカイプセミナーの後、質問事項などを藤田さんにメールして、ヴィベケさんから返事をいただく・・・
という超嬉しいお土産つきのセミナーになりました♪

このセミナーでの最も大きな収穫は
私が考えていた犬と人との関わり合い方で間違いがないかどうか?
を確認できたことです。

犬と犬が出会って、挨拶行動から動きが出てちょっとした遊びモードになった。そのうちに
片方の犬に不安な気分が出て(何で不安になったのかは定かではない)戦意喪失になった、
あっちに行って、というようなシグナルを見せた場合
人はどうしたらいいか。



昨日もご紹介したナオタロウ君(柴犬パピー)と、蘭ちゃん。
この場合ナオタロウ君は攻撃的でもないし、パピーなので興奮すれば甘噛みは出ます。
それは想定内。今からのお話しは仮定です。

例えば、ナオタロウ君が興奮して唸ったと仮定します。
蘭ちゃんがこの体勢になって降参を示した場合(普段からひっくり返っておどけるのでこの写真は降参ではないです^^)、人はどのように介入すべきか。
また介入するべきか、見守るべきか・・・

私の考えは、蘭ちゃんのママがナオタロウ君の前に立って(間に入って)インターセプトします。
もちろん、ナオタロウ君に向いてです。
インターセプとは犬にとっては脅威でしょう、でもそれは教育なので
必ず受け入れます。受け入れさせます。散トレとはそのような場です。
散トレに参加し続けてくれる犬たちはみな、カーミングシグナルを出さずに
インターセプトされたらママを見上げます。
まあ、そのように練習しているし、日頃叱らず、犬の気持ちを汲み、犬たちにとって大好きな存在になる練習もしているのですから当然です。(人への究極の社会化です。飼い主さんを通して人間に良い印象を持たせます。またトレーナーを通して、人ってまんざらではないことを教えます。)

そして、ヴィベケさんの考えも同じでした。

この時、蘭ちゃんが不安に固まったとします。
すると、ママがいるのに不安になった、不安で固まった、という経験をするわけです。
これは後々いろいろな場面で困った行動に結び付く危険性があると
私は睨んでいます。
飼い主さん不在・・・
一人で対処しようとするんですね。
基本的な絆獲得が第一。そして周りの犬がいても緊張することなく過ごせる。
次第に過剰な意識なしに犬に近づくことができ、さり気なく挨拶ができるかスルーしたりできるようになる。
という形を追い求めつつトレーニングを組み立てて行っています。

急がば回れですが、なかなかいい結果がついてきていることをお知らせしておきます。



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継続した社会化




2012年つくばお散歩トレーニングも始動です。↑基礎トレを行う広場。
つくばは♂ワンが多くて、若い子も多いので時にガウガウ祭り^^;

(そうだ!、トミー君こと富一君のハハがブログを開設されました。こちら。
うちの富一さん
http://ameblo.jp/uchitomi1101/

コーギー犬 ガクと一緒「2012年1月つくばお散歩トレーニング」
http://blog.livedoor.jp/saba222/archives/51925544.html

くまのこ日記「つくばお散歩トレーニングに行ってきました」
http://boromoufu.blog52.fc2.com/blog-entry-368.html


前日は小田原のお散歩トレーニングも始動しました。

小麦中毒「お散歩トレーニング@小田原(2012.1.24)
http://komugityuudoku.blog92.fc2.com/blog-entry-570.html

ご参加の皆さまお疲れ様でした。今年一年、またよろしくお願いいたします。




小田原は街歩きトレ、カフェトレを行いました。小田原ならではですかね。





ある程度成果が出てくると、もう卒業でもよいのだけれど・・・時々は散トレに出て、気持ちを正す、というのも良いと思います。

気持を正される場=散トレ

緩いけど、微妙にトレーニングモードに入る。お互いを確認する場。
また・・・
私自身、知り合ってから数か月たった犬は,犬たちのことは大体理解できるようになっているので
ちょっと触れあうと・・・
あ、何かあったかな?
んー、思い込みが強くなっているとか。
飼い主さんに頼らず一人旅しつつあるのか?
など・・・
主観的にですが^^;分かる。(ような気がする・・・いや、分かります^^;)

その時声をかける。飼い主さんとお話をする・・・次第に緊張がほぐれて犬がその場に伏せる。
とりあえずそれが私の出来るリハビリ。
どうしても、飼い主さんも犬も行動に癖がありますよね?
だから、軌道修正しても、いつの間にか今までと同じスパイラルにはまってしまうものです。
一週間に一度の出張トレでもそうなりますから。

そういう時には、時々様子を見せていただけるとありがたいなと思います。

できれば地域でこのような場があればいいのになぁと思うんですね。
一生涯通える社会化の場。一年に一回でも、また会ったね、と集える場。

ドッグランのような閉鎖的な場で、犬同士遊ばせるより
同じ方向を向いて、同じ場所を匂い、お互いを意識し、歩きながら
リードの先の人を意識する、というのが良いのではないでしょうか。

吠えあってしまう犬同士も、結構一緒に歩けます。
止まって顔を見合わせるとまた吠えが出たりしますが、牽制し合っているだけですから
それを叱ったりする必要はありません。

吠えてしまう相手と、吠えずに歩ける体験がその犬のキャパを大きくさせる
そういう考え方をされると良いと思います。

同じ方向性の考え方で・・・

人が怖い。でも怖いけどおやつを頂けるということで頑張ってもらいに行く=近づく
もらって逃げるように遠のく。
それは人に慣れたわけではない、と。


でも近づいてもらえたわけです。そこを、出来たことを評価してあげたいと思います。

「そんなものは意味はない」
という批判眼は社会化トレーニングには足かせになります。
「でも、○○は出来たよね」
というポジティブな考え方こそ、継続した社会化を支える力になると思います。


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食べ物を使った気質トレーニング

私が関わらせていただいた特にパピーから指導してきた犬たちに見られる特徴は?
それは人間への社会化が素晴らしいということです。人間に疑いがない。
気難しいとされる和犬、またはシャイな性格の子も、人の言葉に素直に心を開いています。なので、触られること、見つめられることにプレッシャーを感じません。

ただ対犬に関しては・・・正常に社会化される、または成長すればするほど特に♂犬は、相手を確かめたい、距離によっては牽制してみたり、権勢的なシグナルを出したり威嚇したりする。これは犬としては当然の行動なのです。ひとくくりに上手く仲良くなれないから社会化不足とは言えないんですね。
ここが、一般的に飼い主さんを焦りに導く犬たちの行動なのではないかと思います。

社会化不足では犬に興味を持てない。または遠ざけたい。逃げたい。関わり合いたくない、という様子を見せるものです。

だから近づいて挨拶してみたい、結果「ガウッ!」ってした・・・
これは一概に社会過不足と言ってはいけない、犬としての当然の行動、
ということが言いたいです。

大切なことは人間の言葉を素直に聞くこと。人間側が、罰的対処で関わらないこと。そうした下地があって初めて「スルーしようね」と、過剰に犬が犬に向かう気持ちを、なだめられると思うのです。

「あ、ここの場では犬との接触はNGなんだ」ということを犬に教えていけられればいい、ということです。


 

ダンバー博士のイヌの行動問題としつけ―エソロジーと行動科学の視点から
イアン・ダンバー,尾崎 敬承,時田 光明,橋根 理恵
レッドハート



さあ、引用をもう少し。ご馳走が出てきますよ。^^
客の周囲に「「報酬勾配」(reward gradient)を設けるとよいだろう。たとえば、イヌが客に近づくほど、またより自信を持って近づくほど、心を込めてたくさんほめる。同様に(大食漢やお腹のすいたイヌには)客の周囲にフードをばらまく。客の椅子に近いほど一番おいしいフードをたくさん置き、ごほうびの勾配を作ることができる。いつものドライフードを玄関や部屋の隅などに少しこぼし、客の周囲2メートル以内にはチーズを、1メートル以内には鶏肉をばらまき、イヌの究極のトリーツ、たとえばお気に入りのブランドのフリーズドライレバーを客の手のひらにおくとよい。このようにセットしても、イヌは自由に近づいたり逃げたりできるようにしておく。こうした状況での特徴として、イヌは用心深く近づき、フードをくわえたら、すぐに逃げるだろう。しかし近づくたびに、イヌはごほうびを獲得し、自信を強めていく。客に近づけば近づくほどほめられるので、さらに自信は強まる
このぐらい徹底して使います。
徹底することで初めて犬には分かりやすく、分かりやすい=優しい方法となるのです。

 この仕事が終わったらお茶にしよう。頂いたケーキがあるから。
この週末はお友達とあのお店に行ってお食事しよう・・・など。食べもののことを考えてドキドキすることは我々の楽しみの一つ。
こういう状態をジャンキーと言いますか?言われたら余計なお世話だと思いませんか?

喜びは興奮に結びつきやすいですが、興奮も鎮まれば悪いものじゃないはず。もっとおおらかに、犬と暮らしたいと思います。



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自分で近づけるように

自信を持たせるための基本は自ら近づくこと。
なので、近づかせる、近づけるように環境を設定しましょう。

そのために使えるものは有効に使います。
ということでおやつ(食)を利用します。

「うちの子は怖がっておやつも食べられないのです」

だったら、食べられるように努力します。
食べられるようにさせてあげることが大切だと思います。
一食抜いてフードを持ってお散歩に行きましょう、という提案はかわいそうな事ではありません。
その子のためです。
餌で釣る云々、と迷っているうちは犬も迷い続けるでしょう。
飼い主さん、しっかりしてくださいね。たとえ今おやつを使い倒しても
犬はおやつに依存はしないし、飼い主である我々も依存しません。
なぜならどちらも、一緒にいる時間が成長させるからです。どのペアーを見ていても
どんどんおやつを使う場面が少なくなります。先のことを心配するのはやめましょう。
恐れず今を十分基礎固めしていただきたいです。

では昨日お話ししたイアンダンバー先生の著書からお勉強してみましょう。
興味のある方は購入されると良いと思います。

ダンバー博士のイヌの行動問題としつけ―エソロジーと行動科学の視点から
イアン・ダンバー,尾崎 敬承,時田 光明,橋根 理恵
レッドハート



P48から 人に慣れていない犬を慣らすために友人を家に招きます。その時の方法ですね。客には動かないように頼んでおき、見つめないように話しかけないようにお願いしておきます。椅子に座ってじっとしてもらうのが良いです。で、犬を部屋に入れて探索させます。自分のペースで観察する時間とスペースを与えることで怖くないことを知ります。
実はここにポイントがあります。
多くの方は抱っこした犬に、おやつをあげてもらいますよね?
自分のペースも距離も全く考慮されないのです。そこまで思い至っているでしょうか?
そういう犬にとって迷惑な社会化がかえって怖がりを助長させる結果になるのではないかなと睨んでいます。
怖いと思えば逃げられるスペース、状況を確保してあげてください。

で、続きです。
犬が近づこうという気配を見せなくても、無理に近づけようとしてはいけない。この状況で近づけさせれば 、イヌをストレスのかかる状況に追い込むことになり、実質的には罰を与えることと同じである。同じ理由で隠れている犬を引っ張り出してもいけない。イヌを全く無視するか、近寄る時だけほめ、逃げる時は無視する。脚の隣に飼い主が座ることで間接的にイヌは接近しやすくなる。イヌが近づき始めたら、もっと近づくように励ますとよい。しかし近づくのをやめたらほめるのもすぐにやめる。じっと立っているイヌをほめてはいけないし、逃げるイヌを安心させてもいけない。飼い主がほめたりごほうびを与えたりするのは、イヌが自発的に近づいた時だけである。 
私の過去記事ではこちらも参考にどうぞ。
「犬が身を任せてくれるには」
 http://charliemama.weblog.to/archives/303573.html

ここでも藤田りかこさんの記事をご紹介していましたね。
犬を感じるブログメディア『dog actually(ドッグ・アクチュアリー)』 藤田りか子北欧のアニマルトレーナーに聞く (2) http://dogactually.nifty.com/blog/2009/03/2-fcd8.html


続きますね。


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怖がりな犬に自信を持たせる

怖がりな子は食べることにも自信が持てなかったりします。
それは生きていけないことを意味します。
なので、食べることを強化することで同時に自信をつけさせる。
それを社会化に利用する。
これが今、犬のトレーニングの現場においての共通の認識です。

我々プロが、早期に親兄弟から離された犬を人間社会に社会化させるために
駆使するテクニック、または考え方ではないかなと考えています。

ダンバー博士のイヌの行動問題としつけ―エソロジーと行動科学の視点から
イアン・ダンバー,尾崎 敬承,時田 光明,橋根 理恵
レッドハート



この方法が卑しいと思う方は社会化を唱えない方がよろしいかと思われます。

一粒のフードに必死になる、必死になって人に近づく、これが卑しいでしょうか?私はたくましいと感じます。生きることは食べること。その食を、約束するのが人間の務めですもんね。
食べもののために云々・・・震災の時、人に身をゆだねられないい犬がどれだけ困難を強いられているか私たちはその現実をしっかり見てきたはずです。センターで、抱っこされて噛む犬でも手から食べものをもらえたならそれは希望につながると私は確信しているんですね。

うちのココは5か月で我が家に来ました。
大型犬や小型犬、成犬、パピー、亀、インコなどのわらわらする中で過ごしてきたので
動物に関しての社会化は問題なし。ただ、人への社会化が今一つと感じました。
なので、急いで人に社会化を、と考え、ショップに連れて行ってまたはお散歩で
「名前を呼んでおやつをあげてください」
とお願いしまくりました。
それまでは人の手を怖がり、空噛みさえ出そうな感じでしたが、それは一切今はありません。
それどころか、人の手は安心できると思っていますのでカートに入っている時手が現れても
避けるそぶりも見せないし、触られることも何気にスルーしています。
爪を傷めてはがしてしまって、ぶらぶらする爪を無麻酔で取る処置にも、一切の噛むそぶりもみせないという・・・
先生方にも絶対的に信用されています。もちろん採血も保定なしで出来るまでになりました。
これは性格ではなく、ひとえにおやつによる社会化の賜物だと思っています。
チャーリーについては2か月時からの対人社会化の成果で問題はありません。

上記のイアンダンバー先生の書籍の中の社会化についてもまた後日ご紹介しましょうね。
おやつ・食を上手に使って、犬を人間社会に社会化させてあげてください。

そしてそれによって得られた自信で、他の苦手なものに立ち向かわせると良いと思います。


社会化

12月27日付のオンラインの課金記事ですが
お年玉^^;としてこちらにアップさせていただきます。
http://blog.kuruten.jp/charlie
オンライン記事もこちらのブログと同時進行、また過去記事から系統的に読まないと
ちょっと難しいかもしれませんが、チャレンジしてみたい方はいつからでも購読できますし、
いつでも購読中止できますので(一か月間の購読料です)良かったらどうぞ。
では、社会化についての記事です。

暮れの記事も同うぞ。
http://charliemama.weblog.to/archives/1555180.html

社会化のカテゴリーです。
http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29862.html


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ウィキぺディアから

社会化(しゃかいか)とは、社会学の用語で、子供や、その社会の新規参入者が、その社会の文化、特に価値と規範を身に付けることを指す。



Twitterでつぶやきました。

私たちは犬たちにとって「社会化の担い手」。犬は社会化によって何かを与えられる、というのではなくて「犬は人間社会に社会化される」と考えなくてはならない。社会化=社会の価値や規範を身につける、というのが基本だから。

犬の社会化・・・
犬が人間社会に馴染むための社会化ということです。
ここをきっちり認識しておかないと、いつまでも犬が犬に慣れないことで飼い主さんが右往左往することになります。

犬同士の社会化と言うのは、生まれてから数か月の間に済ませる、ということが
当然の犬にとっての権利なので(今はその権利を受けられなかった犬が多すぎるのですが)犬への社会化に躍起になるというのは、実は人間社会への社会化には足かせである、
というのがここ数年で得た私の社会化に対する理解です。

もしも、犬への社会化をしたいのであったら多頭飼育をお勧めします。
飼い主さんが介入できる、ことが条件ではありますがそしてできるなら、迎える犬は犬に社会化された犬が望ましい、もっと欲を言えばパピーで。


成犬になって、犬慣れに頑張ることは
犬に無理強いすることにもなります。
お散歩トレーニングがそういう犬にとって無理がないのは、犬と犬の間に人が介入しているからです。
ここがポイントです。

散トレに参加される方の中にもここの認識でずれがあるために
何度も参加していただいてそれからここのあたりについて再び説明しなくてはいけないことがあります。ブログの読み込みが甘く、新しい記事で私が何を目指すのかを了承されていない方が中にはいらっしゃるようです。

犬任せにし過ぎる。犬の中で、リードが長すぎるというのもその現れかと思います。

この記事『人とのコンタクト』
http://charliemama.weblog.to/archives/1617148.html

これが今現在、私が考える社会化の方法です。

ヴィベケリーセさんもこういう考え方に基づいて、コミュニケーションクラスを運営されています。
飼い主との協力によるメンタルキャパシティを大きくさせる過程。
これが社会化だと思います。
だから社会化に終わりはないし、いくつになっても可能なんですね。
人(社会化の担い手)があきらめない限り。

社会化とは社会化の担い手がいかに社会化を必要としている個体にとって好子をたくさん用意できるか
好子=行動を強化する何か良いこと、
これを装備して継続した社会化に励みましょう。


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社会化

散トレ納めの時に、社会化についてお話しさせていただきました。
ブログを読み込んで来てくださる方にはすんなり受け入れていただけることかと思いますが,新しい読者さまなどにはちょっと分かり難いかもしれませんね。

 パピー時期。4ヶ月齢までの比較的好奇心が強い時期。この時期の社会化と、怖いという思いがクローズアップしてくる思春期の頃と同じ社会化。
方法を少しだけ変えたほうが上手く行くのかなぁと感じています。

 好奇心が強い時期、飼い主さんがその好奇心の強さを恐れて、小さな犬でしたらすぐに抱っこしてしまったり大きな犬では相手を怪我させてしまいかねないことから引き離すことに躍起になる。ある程度犬同士に任せてもいい時期、なんですね。実は。でも、飼い主さんも初心者ですからどうしても大事を取りやすかったりします。で、家に迎えた数か月間を、慢性的な社会化不足にしてしまいます。
パピーの頃、パピー同士、または社会性がまあまあな成犬相手でしたら大きな怪我には至らないし、万が一至りそうな時に人は介入すればいいです。

 好奇心より、警戒心が強くなってくる社会化のおわりから1歳頃は、犬が間違った防衛行動を学びやすい時であると思います。 体もしっかりしてくることから、この時になると人は犬任せにしがちなのですね。
初めて、さあ社会化よ、気分でいろいろ始める頃・・・ 
好奇心の強い時に過保護にされ、自立心(反抗心・チャレンジ意欲)が出てきた時に介入されない。それが普通になっている飼育では、本当の社会化は達成されないのだと思います。

そして本当に保護すべき時に犬任せにする(特にドッグランで起こりやすいです。犬同士遊ばせて犬に追い詰められるとか、延々吠えられてパニック的に突進しやすくなったり)・・・犬は自分で自分を守るようになるでしょう。飼い主の声は当然届かなくなります。

好奇心が高い社会化期、
好奇心の芽を摘まないように、おやつを上手に使います。
おやつが食べられるという、レッドゾーンかそうではないかの見極めのために。使います。
勇気づけのためにも使います。
満足感や嬉しい、と言う気持ちを強く持たせるためにも使って行きます。
フードを散歩中に食べる、そのくらいでも良いと思います。
そして・・・社会化が終わる4ヶ月頃から思春期、1歳頃にかけては、犬の行動制御のために
飼い主さんと犬とのコンタクトのために積極的に使います。そして一生涯、関係性を強化するために
使い続けるのも悪くない、と私は考えています。
散トレでしたら、他の犬のおやつの場に乱入させないためにも、です。
オスワリした、おやつの要求ですね。それに応えないことが犬が成犬になった時の自制心を育てるのに役立ちます。

このあたりのお話を次にします。おやつの使い方について。


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みんなの可能性を信じる

トレーナーと一緒だと犬の問題行動が出ない・・・ということから
強制されたり押さえつけたりというイメージがあると思いますが???

私の場合は違います。

飼い主さんとだと、まわりが気になって犬に突進したり攻撃的になったり
つまんなそうに歩いたり、怖がって歩けないとか・・・それをいかに楽しく私に集中させて歩くか。
を、お見せすることがあります。
押さえつけるのではなく、「その子」を表現させます。だからリラックスしている。

飼い主さんができないことをしても意味がない、と思いますか?

私はそうは思わないです。
犬たちの可能性を飼い主さんに知ってもらいたいがためのデモですね。
引き手が違うとこんなふうに違うよ、ということ。
それは、飼い主さんの可能性でもあります。
もちろん、犬がダメだからという言い訳をさせてもらえないプレッシャーにはなると思いますが。

私には出来ない、プロではないから・・・と
そう考える方が多数だと思いますが、それは「犬」であることに甘えているような気がします。
人間の子どもだったら決してそのような投げやりな言葉は許されないですもんね。

あ、後・・・
社会化についてのちょっとした認識不足かな?と思う点について。
合同トレーニングに良いところは犬が犬と群れることで「強気に」なることです。
え!?って思いますか?
お家に帰ったりすると大抵の犬は犬がいない状況です。
なので、犬といることでの落ち着きというのかな、犬は犬同士なごみ合う、そういうものを感じられないわけです。
なので、慣れない犬に出会った時、不器用な犬語を発してしまうんですね。
犬といることで得る強気を、自分のキャパとしして育てること(それは飼い主さんの努めなんですけど)
それによって、犬に社会化できていくわけです。
「強気」だから、それをくじく、生意気だ、という発想が人間にある限り、
今もありがちな社会化という名での強制訓練はなくならないのですね。
強気OK!強気は自信ですから。


さて、秋から散トレに通ってくださっているT家の皆さんの動画が撮れましたのでご紹介しましょうね。
名前を呼んでおやつの3バージョン目を各自練習しているところです。
動きが非常にスムーズですね。素晴らしいと思います。




 http://youtu.be/6WDRebiNKpE





人への社会化

犬にとっての大切な社会化期・・・

「そんなことはもう過ぎてしまったし、私には関係がない」
と考える人が結構いるのではないですか。

そうすると、悪い連鎖を断つことができないですよね。

正しい知識を持つことで、これからに生かせる。間違ったことに加担しないようにしていけばいいのです。
明らかに社会化においては「致命的なペットショップでの購入を避ける」ということを含めてです。

子犬同士遊ばせて社会化させているから大丈夫、というショップも増えてきましたが、
犬との社会化だけが出来ていても不十分です。また子犬に社会化されたも、犬全般に社会化できているとは言えません。
親から早く離したほうが飼い主への社会化が進む、と真顔で話す方もいますが
人への社会化というのはそういうものではないのです。
繁殖する方が手放すまでにいかに人に社会化させるかが大切なんですね。犬だけで遊ばせておく、
はよくありません。
だから、そういう手間をかけられないのであれば、繁殖してはいけないわけですね。

小型犬ブーム・・・
ダックス、チワワ、そしてプードル。
異常な数の犬が市場に出回ります。
それらの犬が生み出される環境は、どういうものか考えたことがありますか?
あなたの犬の母犬が、どこでどう暮らしているか、あなたの犬が
誕生してから手元に来るまで、どういう状態で管理飼育されていたのか、考えてみたことはあるでしょうか。

これから考えてみませんか?

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適時適刺激について考えてみましょう。
「繁殖する方が手放すまでにいかに人に社会化させるかが」
につながることです。

 

理想の犬(スーパードッグ)の育て方 (文春文庫)
スタンレー コレン
文藝春秋


昨日はつくばの散トレでした(記事はまた後日^^;ないかも・・・^^;)

上の本は昨日のお供です。その中に
「野生犬の実験」
という記載があります。人と接触させないで飼育させた犬と、接触させた犬との比較実験ですね。
次回お話ししたいと思います。






葉っぱが色づいて素晴らしく美しい公園。
参加されて一年が経ち、今その成長と軌跡を振り返って
頑張ったご自分をどうぞ褒めてあげてください。お疲れ様でした。



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社会化出来なかった犬

このブログの検索ワード、よくあるものに 「社会化できなかった犬」 というものがあります。 漠然としていますが・・・ 社会化というフレーズが広く知れ渡り、必要性が認知されてきた証拠であるとも言えるでしょう が、反対に、 社会化出来なかったらどうするんだ 飼い主から見てどうも社会化できなかったようだ、 とするとその犬はどうなる?とか それはそれで不安材料になってしまう、ようですね。 「うちの犬は社会化が出来なかったから」 というあきらめの言葉(?)も耳にすることがあります。 言い訳だったりもしますかね。 なぜなら、 社会化には期限があります。社会化期、には期限があると言わなければいけないですね。 ただし、社会化は一生涯継続しなければいけないもので、 社会化は一生涯可能であると思っているからです。 固定されきってしまう命はないです。 その証拠に、年を取っていろいろな怖いものが出来たりするでしょう? という事は、いくつになっても“変化する”ということです。 変化する、のなら、良く変化することも可能なはずですよね。 それを手助けしてあげるのが飼い主や周囲の人間の役割ではないでしょうか。 犬たちにとって、苦痛でないトレーニングをする トレーニング不要と仰らないで、コミュニケーションとして会話を成立させるための トレーニング、と考えられたらいかがでしょうかね? トレーニングというから硬いのか・・・では!レッスンにしましょう!^^ 犬たちがこの人間社会で生きやすいように,暮らしやすいように 何が正解かをたくさん与えて、 正解を得る、という事に喜びを見いだせる犬に育てたいなと思います。 こういう考えで、年単位で取り組んで犬たちに笑顔が、本当にリラックスできているお顔が 現れてくるのを見ると、ほっとします。

どことなく身構えて、お顔の筋肉も緊張していた若い犬たちが 人とともに考えて正解を与えられて 穏やかに成長してくるのを見るのは嬉しいことですね。 若い頃は、警戒や闘争や、力関係に敏感だったり 譲れなかったり、待てなかったりするものです。 私たちはその一つ一つをことさら騒ぎ立てず、大らかに受け止めてあげたいなと思います。 クリックでの応援よろしくお願いいたします。 にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ トレーニングの予定はこちらでご確認ください チャーリーしつけトレーニング教室 プライベートレッスンにつきましては通常通りお受けしています。 出張範囲を広げました。メールください♪


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犬の社会化

社会化とは、犬の社会化とは、 対象物に慣らすというのは、対象物を好きにさせるということではないです。 昨日の記事の 何かをすれば正解だよ、と教えることは犬に自信をつけることですが その前段階の、 その子自身が認められる、その状態に達していない犬があまりにも多いですね。 認められることで、その社会の一員であることを認識させる、これが社会化ですね。

この基本的なところがよく分かっていないまま 犬の社会化を!と取り組むとうまくいかなかったりします。 対象物を見たり、対象物がそばにいたりしても 自分が動揺しない、または警戒しすぎない、捕食の対象にしない、スルー出来る この状態を社会化されたと言います。 その社会化を行う時には その犬が取り組める精神状態でなければ、行うことはむしろ 逆効果ですよね。

そのボーダーラインを見極めるのが そうです。 その時食べ物が食べられるかどうか、なんですね。 食べられないほどに興奮していたり、恐れていたり、憤っている時は 与える刺激を小さくしていきます。 どんなトレーニングよりも社会化トレーニングというのは、 難しいと思います。 その犬を見る目がないとできませんし、 犬に好かれる人間でないと無理だと思います。 犬の向こうに飼い主さんがいますので、 人生経験も必要でしょう。 また、家の中で一人と一頭で行えるものではなく 人が協力して犬を育てていかなければいけないのだと思うのですね。 そういう点でも、人間の教育と何ら変わりがないものだと思います。 新横浜公園。 多くの人でにぎわっていますが、犬にも優しい開かれた場所です。 また来月行いますね。 お申込みお待ちしています♪ トレーニングの予定はこちらでご確認ください チャーリーしつけトレーニング教室 小田原でのお散歩トレーニング、次回は4月12日(火)です。 プライベートレッスンにつきましては通常通りお受けしています。 出張範囲を広げました。メールください♪


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犬同士の社会化

湯河原の公園の早咲きの桜。これは先週だから今はもっと咲いているのでしょうね。

城址公園の大きな駐車場が閉鎖されて、解体工事が進んでいます。 重機の音やトラックの出入りで、これからなかなかトレーニングも難しくなりそうですね・・・ また、 お花見シーズンは土日のトレーニングの開催は中止いたします。

工事用パネルにはこんな絵が。 面白いでしょう? 反対側は天守閣の絵で飾られています。

お散歩で大型犬を見る機会、大型犬と触れ合うことなく育ってきた小型犬は もれなく、対大型犬に吠えるか、怯えるか、不必要な攻撃を仕掛けたします。 その行動は、犬それぞれの個性が現れるようです。 特にペットショップ出身の小型犬は、ほぼ致命的と思える非社会性を見せるので 飼い主さんは、犬を避ける散歩、または吠え続ける犬に疲れ果ててしまう・・・ でも、そういう子たちも、 再社会化は可能です。可能なんですが、時間がかかります。 即効性を求めるその考えをまず、取り払っていただきたいのです。 こちら、デンちゃん。 まあ~、会う犬会う犬、に吠えかかります。 カートの中に妹の蘭ちゃんがいますね。^^ これはトレーニング終了後。開始前と思うとリラックス度が違います。

トレーニングの最初には吠えかかっていた黒ラブはなちゃんに、 吠えずに避けて自分が引く、と言う選択を取れるようになります。 時間と共に、吠えるよりも自分が怖いのだったら退く、ということを学びます。 吠えることは無意味、ある意味無駄であるということを学びます。 学ばせる、のではなく学びます。

多くの方は、こうして逃げる犬にたいしてマイナスイメージで接するために (「情けない、逃げないのよ」とリードを短く固定したり、犬の方に近寄らせたり) 犬たちの恐怖はどんどん加速し、 犬の中で逃げ道がない、退路がないという心情になると 攻撃的に吠え始めるようになります。 そして、吠えると普通のお散歩では対犬は去っていくというシュチュエーションがあるので どんどん吠えは強化される、のです。 吠えのメリットは・・・?そう、犬が去った、ということですね。この場合は。 小型犬同士の集まりにしか参加されないと、やがて他のサイズの犬に馴染めないので けたたましく吠えて、排除しようとするようになります。 なので、 大きな犬、小さな犬、いろいろな犬種(長毛種、短頭種、和犬、洋犬・・・)が集合して 共に歩く、ということは大切なことです。 そして、 無暗に接触するのではなく、 接触できるかどうか判断できる飼い主力をアップすることを目指す そんな飼い主さんが集まることを希望します。 ブログランキングのバナーです。励みになりますので良かったらポチッと クリックお願いします。 にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
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【2月の予定】 2月1日(火)・5日(土)・8日(火)・12日(土)・17日(木)・20日(日) 22日(火)・26日(土) 開始時間:火曜日は午前10時開始      土曜日は午後1時開始 開始時間、12日土曜日は午後1時から。それ以降は午前10時です。 お間違えのないようにお越しくださいませ。 集合場所:小田原城址公園二の丸広場 城址公園内の駐車場が1月で閉鎖になりました。 その影響で周辺の駐車場が混み気味です。 公園の南側のスポーツ会館横とかは比較的すいているかもしれません。


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無理をさせない、その子の無理はあなたの無理とは違います

本当に・・・自信のない子がたくさんいる。 体が小さいから自信がない、っていうのもあると思うし。

小さな犬は自分を守ることに精一杯なの。

 

 親や兄弟犬と早くに離れた結果、犬としてのいろはの欠如かもしれないし。 何が原因かはそれぞれでしょう。

では、自信をつけさせるために何を?ですが。

まずその前に、 キャパを超えた刺激が一気に入ることを避けてくださいね、というお願いをしておきます。

犬が 怖い、 と感じたらもう、何かを学習できる状態ではないから。

 

合同トレーニングで一番気を使う点でもあります。

オンリードである、という安心感は飼い主さんと 問題行動を矯正中の犬にとっての砦みたいなものです。

 過去に 安易に近づかれて一気に怖さが募って吠えが出てしまうようになった そういう犬には 犬はみんなそんな存在ではないのだよ、それぞれの飼い主さんがリード制御してくれるから を教え込む場所です。いわばリハビリの場。

 

 初対面でも、初対面でなくても いきなり近づけて挨拶させ合うことは避けてくださいね とお願いしているのはそういう理由です。

だから、お散歩トレーニングというんですね。

お散歩トレーニングだから近づかせて慣れさせる、という無理をさせる場ではないのです。

刺激のはいる壺が、極端に小さな犬が いろいろな問題行動を起こすわけですから、 かな~りゆっくりペースでリハビリは続きます。

相互の理解、相手への思いやり。

自分にとって無理ではなくても、相手にとっては無理であることがある。

辛抱させて、数日後にパニック的に問題行動が悪化することも視野に入れて 何が無理かを考えてあげてください。

お散歩トレーニング中、分からなければ私が判断しますので 遠慮なく聞いてくださいね。

 

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