私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化は早くからそしてずっと継続することが大切

どんなに「猛々しい犬が好きだ」という趣味があっても
診察治療の時に獣医師を咬む、ということは・・・避けたい、犬のためにも避けたいことです。
獣医師におやつをあげてもらうなどの社会化には限度がある。
機会もそうそうありませんから。

そういう時に大切なことは、おやつ(食べもの・食事用フード)を使った気質トレーニングです。

http://charliemama.weblog.to/archives/1905053.html

おやつを見せても興奮しないでいられる
飼い主にもらうように色々な人の手から怖がらずに食べられる
色々なものをできるだけ食べられるように・・・老犬になった時の楽しみが広がります。

大切なことはおやつの使い方(二次強化子にしたいものとセットで)ということと
興奮していない時に渡すようにトレーニングすること。

そういう細かい作業が日常難なくできるようになってくると、おやつの頻度は自然に少なくなります。
一般飼い主さんはどうしても性急になりがちなので
おやつを抜く→だったら最初から使わなければいい、と。
なってしまいますね。
子犬の頃は比較的人懐っこいので問題が見えていないのですが
気質が固まって本来の性質が見えてきたとき、または経験で怖いものが多くなってきたとき
おやつを使ったトレーニングができるのとできないのとでは大げさではなく
天と地の差があります。
大人になって始めるのもまたこれはこれで大変です。人からもらえない、興奮しすぎるどちらかですかね。

でも取り組めますけどね。

昔は・・・
外飼いの犬も多く合同の狂犬病注射接種会場ではそれはそれはすっごい様子が見られたものです。
リードの先にロープをつけて引っ張り体にもロープで前後で引っ張られて^^;
獣医師が意を決したように^^;尻尾をつかんでお尻にブスっ!みたいな。
飼い主もがぶがぶやられてましたね。触り慣れていないから。
社会化が不十分だと、まああんな感じは否めません。今はだから昔よりずっと皆さん犬への接し方が
素晴らしいわけですね。
昔の方が犬を犬として飼っていた、という言い方はそういう意味では間違いだと思います。

老犬になって痛みが出てくると苦手なことがより苦手になり
子供嫌いは加速するかもしれない。男性恐怖症気味の子はもっと男性が嫌いになるかもしれない。
年を取ってみて初めてわかる色々があります。だから予防するのですね。
その予防のためにも、社会化としてのトレーニング(取組)は一生涯続けましょう。
それは決して面倒でも、わずらわしいものでもないと思います。
その子その子の喜ぶものを使って。(多くの場合は食べ物です。食べものが好きであるということは
社会化されやすい=飼育が楽。万が一飼い主さんと離れ離れになっても受け入れられやすいはずです)


暑いですね~。夏バテしていませんか?
今日も元気に参りましょう!応援ありがとうございます!
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以下参考にどうぞ。


ダンバー博士のイニシアチブ
「子犬育てのイニシアチブ」

●子犬育てイニシアチブ“これから子犬を飼う人&新米飼い主編”
http://www.idunbar.com/initiative_pupowner/initiativefpupowner.html

また、書籍化されている以下の2冊は今は無料ダウンロードできるそうですね。
参考にどうぞ。お友達にもご紹介ください。


「ダンバー博士の子犬を飼うまえに

http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/180473/sort/8d


「ダンバー博士の子犬を飼ったあとに

http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/180480/sort/8d



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