私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

人と犬との絆を第一に作り上げる

『スカイプセミナー』でブログ内検索をかけて3つ記事が出てきました。
12月のヴィベケさんのセミナーでした。

●人と犬との関係強化
http://charliemama.weblog.to/archives/1261454.html

●対提示
http://charliemama.weblog.to/archives/1275878.html

●絆を作る
http://charliemama.weblog.to/archives/1631912.html

スカイプセミナーの後、質問事項などを藤田さんにメールして、ヴィベケさんから返事をいただく・・・
という超嬉しいお土産つきのセミナーになりました♪

このセミナーでの最も大きな収穫は
私が考えていた犬と人との関わり合い方で間違いがないかどうか?
を確認できたことです。

犬と犬が出会って、挨拶行動から動きが出てちょっとした遊びモードになった。そのうちに
片方の犬に不安な気分が出て(何で不安になったのかは定かではない)戦意喪失になった、
あっちに行って、というようなシグナルを見せた場合
人はどうしたらいいか。



昨日もご紹介したナオタロウ君(柴犬パピー)と、蘭ちゃん。
この場合ナオタロウ君は攻撃的でもないし、パピーなので興奮すれば甘噛みは出ます。
それは想定内。今からのお話しは仮定です。

例えば、ナオタロウ君が興奮して唸ったと仮定します。
蘭ちゃんがこの体勢になって降参を示した場合(普段からひっくり返っておどけるのでこの写真は降参ではないです^^)、人はどのように介入すべきか。
また介入するべきか、見守るべきか・・・

私の考えは、蘭ちゃんのママがナオタロウ君の前に立って(間に入って)インターセプトします。
もちろん、ナオタロウ君に向いてです。
インターセプとは犬にとっては脅威でしょう、でもそれは教育なので
必ず受け入れます。受け入れさせます。散トレとはそのような場です。
散トレに参加し続けてくれる犬たちはみな、カーミングシグナルを出さずに
インターセプトされたらママを見上げます。
まあ、そのように練習しているし、日頃叱らず、犬の気持ちを汲み、犬たちにとって大好きな存在になる練習もしているのですから当然です。(人への究極の社会化です。飼い主さんを通して人間に良い印象を持たせます。またトレーナーを通して、人ってまんざらではないことを教えます。)

そして、ヴィベケさんの考えも同じでした。

この時、蘭ちゃんが不安に固まったとします。
すると、ママがいるのに不安になった、不安で固まった、という経験をするわけです。
これは後々いろいろな場面で困った行動に結び付く危険性があると
私は睨んでいます。
飼い主さん不在・・・
一人で対処しようとするんですね。
基本的な絆獲得が第一。そして周りの犬がいても緊張することなく過ごせる。
次第に過剰な意識なしに犬に近づくことができ、さり気なく挨拶ができるかスルーしたりできるようになる。
という形を追い求めつつトレーニングを組み立てて行っています。

急がば回れですが、なかなかいい結果がついてきていることをお知らせしておきます。



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