私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

イライラから咬む

 

charliemama3.hatenablog.jp

 

昨日は一日気圧が下がり続けたおかげで、体調の悪いわが家のニャンコが急に絶不調になって今もまだダメですね・・・。

普段より気分がすぐれない時にたとえばブラッシングして毛に引っかかって痛みが走ったら?

いつもは出ない転嫁噛みが出ても不思議ではないなぁと思います。

痛いからやめてね、っていうことですね。

 

咬みの前に何らかのシグナルは出ますのでそこでストップできればいいのですが、なかなか初心者飼い主さんには難しいですよね。

ベテランさんでも辛抱させ過ぎてはいけない犬を知らなければ失敗してしまうでしょう。

イライラから咬みも出ます。

そういう咬みを支配的だとかわがままだとか言わないようにしたいですね。

 

地面の匂いを嗅ぐ、嗅ぎながら通り過ぎる。嗅ぎながらやり過ごす・・・

今日は地面の匂いを嗅ぐというカーミングシグナルの中ではポピュラーだと思いますがそのお話し。 時々話題にあげている気もしますが…定かではないですね^^;すみません。

どこで何を話しているのかもう把握できていません。^^;

福井お散歩トレーニングでの写真です。撮りながら「動画にすればよかったなぁ」と悔やんだものです。 ワイマラナーのルナちゃんの饒舌さが^^;シグナルがとてもたくさんでていました。

地面の匂い嗅ぎが頻繁にね。 左がルナちゃんね。右が陣君。 福井は年に二回の開催じゃないですか?なので、人側の経験値はあまりたまって行かないかもしれません。

でも犬は経験がどんどん蓄積されるのです。犬同士ですからね。人間が思う以上に会話して匂って通じ合っているんですね。 人間の方は毎日見ているから変化があまり感じられないかもしれませんね、そして犬の成長や経験について少し懐疑的だったりしますから信用できないものです。

うちの子は犬に対して上手に接することができないって。

一旦思うと思い込みになりやすいと思います。

でも、犬にも相性があります。

あの犬にはダメでもこの犬には良いとか、同性はダメとか、若い同士はダメとかいろいろ。 ♂は♀だったら威勢を張る必要がなかったりしますので、いつものガウガウが出ることはない、かもしれません。

ルナちゃんと陣君はそう言う点で良かったのではないかな。 ただ、やはり相手に何かあったら、嫌な経験になってはいけないとか、 良い人の集まりですのでそこは思いやりにあふれて、犬の行動に都度介入をしているわけですね、だからこそ 穏やかな空間が生まれるのです。

が、犬は学習してカーミングシグナルを学ぶのか?と言うと私はそうは思わないのです。 学ばなくても自然に出る、と考えているんですね・・・。 皆さんはどう思いますか?

シグナルを忘れたかのようにふるまう犬に、必死でシグナルを出し続けて・・・。 すると忘れていた方が「あ!そうか!」とでもいうように、シグナルを出し返すということはよくあることだと思ってます。

そういう場面に何度も出くわしています。

また・・・。 人間にはシグナルを出しても通じない、というか人間がシグナルを出したり理解したりという概念がなかった犬に こちらからシグナルを出した時のびっくりした顔!にも良く出会います。 言葉ではない会話の成立ですね。

では写真を見ながら思い出してみます。

陣君のお母さんが間に入りました。 ルナちゃんは向きを変えてなお地面の匂いを嗅いでいます。匂いを取っているのではなく カーミングシグナルでした。 陣君のお母さんが前に立ったことでそっぽを向くシグナルを出しました。 インターセプトはプレッシャーを与えますので、自分からその場で回避の意味のそっぽを向く、ということでしょう。

 

陣君が犬が嫌い、犬が怖いという前もってプロフィールを与えられてこの写真を見たら お母さんが出した助け舟でホッとしてマズルが緩んだ、と解説をつけるところなのかも、と思いますが ルナちゃんを見る陣君の頭部を見てください。 ルナちゃんが気になる(=気に入ってる)感じがしませんか?好意を持っている表情だと思います。 若い♀犬さんですのでね。 この相手が若い♂だったらもっと威圧的なボディランゲージをするはずです。頭はもっと高く掲げられているでしょうね。

 

ルナちゃん陣君の立っていた位置まで戻ってきて匂いを取りたいのかもしれませんね。 肉球の匂いも重要な情報源ですから。

ワンコさんをとどめながら、自分は後退してほしいのです。=リードを長くするということですね。 3メーターならば3メーターの長さ分犬と離れます。 犬に自由を与えます。また飼い主さんからの情報がなくなるということでより相手に集中できるでしょう。 もし、ガウガウしても その場にとどめていますから相手に届くことはない、はずです。 グーでとどめながらリードをスルスル~っと長くする。これは犬のシグナルを出させるために重要なハンドリングになってきますので是非練習してみてくださいね。 ではお題の地面の匂いを嗅ぐ、について最後にお話しします。

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地面や床に素早く鼻をつけ顔をあげる場合と問題となっている状況が落ち着くまでじっとそのまま匂いを嗅ぎ続けている場合とがあります。P29ですね。

ただ、本当に匂いを嗅いでいるということもありますので、何によるものかを全体を観察してみるという練習が必要かなと思います。 ココは道路を散歩中に向こうから自動車がスピードを上げて向かってくる時、通り過ぎるまで地面の匂いを嗅いでいます。 特にトラックなどの大きな車かな。 またこの動画を見てください。 最後にアレックス君が通り過ぎる時の頭の下げ方をご覧くださいね。

https://youtu.be/mrDyw5zT07Y

自分が通る時、地面の匂いを嗅ぐほど地面に近づけないものの、プレッシャーを与えないように通り過ぎているのがわかるかと思います。 面白いですよね。

そのムキ顔は本当に優位か?理解できていますか?

 福井お散歩トレーニングが明日に迫ってきました。 大阪と名古屋から素敵な仲間がエントリーしてくださってとても賑やかになりそうで楽しみで仕方がありません。 さて、↑のFacebookのリンク先ですが、1月に開設した続編ブログをFacebookのページ機能を使って続けていくことにしました。ブログ以上に匿名性が(書き手読み手共に)ない状態での運営を目指します。
学校としてのこちらの心構えを高めるためと読み手の皆さんの気持ちをそれなりに(架空の存在ではないわけです)保っていただきたいという気持ちを込めています。
おそらくブログよりもいろいろな意識の方に届きやすいのではないか?また専門家の方とかベテランの方とかに届きやすい、はず。

 

社会化は一生涯可能、とブログを始めた時にタイトル下に入れた時、そして今でも。「社会化を誤解させるようなことを言って飼い主を惑わす」的な発言が聞こえてくるものです。社会化というのは脳の作業です。脳の発達はシナプスの連合によって一生涯続... Posted by 私は社会化のドッグトレーナー on 2015年4月10日

そう思いますので。 Facebookのつながりは侮れないですね・・・。

 

今年もネモフィラの季節が。ココも元気に冬を越せました。今年13歳です。 ということでお題に移って行きます。

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攻撃性の表情ですね。

これをお話しするのは・・・。 ある訓練所に入れられている和犬さんが、私的にどう見ても優位の攻撃性を示しているようには見えないのに まれにみる優位性と1年以上も預かり訓練をされている様子に疑問を感じたからです。

優位、支配と受け取り方が違いそれを真に受けているわけで。あ~、自分で学ばなければ犬は誤解され続けてしまうんだなと心が痛んだものですから。

無知は罪です。

命がかかっています。犬だから申し開きができないんですよ。犬の代弁ができる人、もっと増えてもらわなくては・・・。

 

さて、この写真。 どちらが優位的、支配的な表情かわかりますか? はい、左の写真ですね。

では、上の写真のムキ顔を飼い主に対してする犬って見たことありますか? お宅のワンコさん攻撃的になる時、どちらの表情をしていますか? 犬に慣れていない人が犬に咬まれたり唸られたりするとき「怖い」と感じますが、慣れていても怖いと感じますけど^^; 実は上の写真のような表情をする犬って、めったに咬みませんよね。

咬む必要がないし、人間に対して優位な行動をとる必要は日常生活中においてあまりない、はずです。

もしあるとしたら、犬を犬として扱わない飼育で、話し出せば長くなります^^;;; 攻撃性は保定と接し方のカテゴリーにそのあたりのことを書いてますので復習していただきたいです。

多くの犬は右のような表情をしているはずです。

 

左が 「いやなの、攻撃するつもりはないからほっといてほしいの」 的な気持ちが大きくて追い詰められている表情ですね。争いを避けたい気持ち一杯です。

でもそれを理解されずに叱られたり距離を詰められたとき右のように頭を下げて 「それ以上構うと攻撃するよ」 と・・・唸りが強く出るでしょう。

歯がたくさん出ているけれど、怯えているのは右の方。 耳が後ろに下がっているのでも区別できるかと思います。 こういう表情の犬が追い詰められたとき、咬みの程度はひどいのは想像に難くないはずです。破れかぶれ感を伴っていますので。

一方、上の優位的な表情の犬が咬むとしたら社会的な制裁なはずですから穴が開く程度です。が人が手を引いたりパニックになれば傷は大きくなるのは当然です。

破れかぶれ感を伴っている犬は頭をふったり何度も咬みついたりします。 ただ、多くの人が犬を犬として扱いきれていないものですから変に支配的な咬みで人間に挑む、そういうケースも出てきていると思いますので、どちらにしても叱らない。

ボディランゲージで犬を圧倒する接し方が必要ではないかなぁと思います。 闇雲に攻撃する態度は非常に犬的になっていないわけです。 だからそういう犬を教育するためには、犬的に正しいふるまいをして圧倒すべきなんですね。 ここのところ分かりだすと、犬との付き合いが面白くて仕方がなくなると思うのですけどね~。

あ、我が家のココですが猫に対しては上の優位性の顔をしょっちゅうしてますよ。人間にはしません。

もちろん右の写真の攻撃的な表情をさせてしまうことは一回もありません。 穏やかですが難しい面を持っていますので扱いを間違えれば咬みの出る犬なんだろうなぁとは思いますけどね。

チャーリーパパはココが来た当初ガムを無造作に取ろうとして社会的な咬みをお見舞いされていましたもん。(笑)

安定の匂いを嗅げるように鼻の使い方を練習します(2)

明日は杉並座学なので今日記事アップしておこうかな。

明後日は天気が微妙ですが、名古屋お散歩トレーニングを予定しています。 昨日の記事の続きになりますね。 安定の匂いを嗅げるように鼻の使い方を練習します 3月のK9ノーズワークの募集がかかり早速見学参加で申し込みました。昨年秋に始まったスニッファードッグカンパニーさんの主催のセミナーです。 災害救助犬などの本格的なノーズワークや、競技会レベルの追跡ノーズワーク、 それ以外に知られているところでは、フラワーポットサーチがありますね。クンクンゲームとか。 どれもまずは服従訓練からなんです。

が、K9ノーズワークはそれもいらない。それがいらないから私は「そう!これっ!」 って思ったんですね。 このエクササイズならばリハビリとして応用できる、と思ってますし、将来競技になったときに活躍するワンコさんが チャーリードッグスクールから生まれるのではないかな。 ハンドリングは私がお話しして実践していただいているものでOKです。

もともと良い鼻を持っている犬たち

http://www.koinuno-heya.com/zukan/smell.html

(子犬ののへやの鼻についてのリンクです)

匂い嗅ぎをさせることを推奨していますが、匂い嗅ぎって・・・同族の排せつ物が主なものだと思います。 まれに勘違いしている犬が、落ちているものを探すこと=散歩中の匂い嗅ぎ、になっていることもありますが^^;;; ノーズワークは、空気中の匂いを嗅ぐ、というエクササイズも自然にできています。 私たちには見えない匂いの地図を理解して、匂いの発信元を見つけます。 レベル1では食べ物の匂いを、これからアロマの匂いになっていきます。

名前を呼ばれたら、犬がつい注目してしまいます、状態。 クリッカーを持ったらゲームしよう、段ボール準備したらノーズワークね? 車の鍵を持ったらドライブでしょう? リードを用意していると散歩ね?みたいな・・・。 そういううれしいことの前触れ。 で、名前を呼ばれたらその時すべきことを犬がするようにトレーニングしていきます。 犬が苦手で吠えてしまうとしたらだったら 犬に出会ったとき名前を呼ばれました。 してもらいたい行動は そのまま吠えずにいることかもしれないし 飼い主さんの後ろに下がることかもしれない。 その時犬にとってもらいたい状態を少しずつ切り取ってマークして行動を作っていきます。 そのためにインターセプトやマグネットやオンリードのおいでやグッパーや。 総動員して正解のマークですね。 失敗を防ぐために人が適切に介入していきます。

FBへの投稿ですが。

おやつという食べ物一次強化子以上に探究モードをオンにする強化子、二次強化子。 段ボールやタッパーなどの中におやつを入れるのはおやつは見えていないけれどそこにある、と匂いで分かることや、それが二次強化子になること、他にもさらにセミナーが続いて意味が見つかるかもしれませんので楽しみです。

何が言いたいのかわからなくなってきましたが(笑) もともと良い鼻も、使わなければ宝の持ち腐れ、だと。才能をさらに磨き上げれば鼻によってもっと多くの情報を得ることができ、吠えやすい、パニックに陥りやすい犬の場合、もっと他の情報源に頼ることを選択させられないかな? と思うのですね。 警戒吠え、結構なことですが^^; びっくりしたから吠えていては人間社会で生き難い。 警戒する人か否か、ひょっとしたらその良い鼻で嗅ぎ分けられないかな? 犬を見て吠えていたら匂い嗅げないよね。まず匂ってみようよ。 相手は敵意を持っていないかもしれないよ。匂いで確かめそしてじっくり目で見られれば、いきなり吠えかかったりせずにいられないかな・・・? と・・・

犬の自信を育てられないかな? 投薬に頼るくらい大変な子も、ひょっとしたら少し軽減させられないだろうか? 自信をつけることで、一生涯残る嗅覚を鍛錬させることで。しかも人の介入なしで。 ・・・ いろいろ夢が膨らみます。

理解できたら無暗に恐れることはない、不安だから自分を守りたくなる、のでしょうからね。 ということで大福ちゃん。 吠えて吠えて吠えまくりますが、この日のレッスン。おやつのばらまきも最初だけ拾えて^^;後はお母さんに教えてもらって見つけてました、ですね・・・。 きっと次はもっとうまく探せるはず。家でもやってみてねとお願いしました。 「そろそろ眠くなったみたいだから帰りましょうか?」(爆) と言い、歩き出しました。私がさっさと前を歩くと横に大福ちゃん・・・。 頭はリラックスした位置に保ち一生懸命横についてきます。 それ以前はずっとずっと吠え続けながら家に帰ったのです。一回も吠えずに家に入ったんですよ。 ミラクルでしょう? 少しだけ鼻の使い方にピッカーンときたのではないかな。風上に立って私が歩いたわけですが 吠えずに歩くことで、私がどういう人間かをしっかりキャッチできたのではないかななんて思っています。 吠えることをうるさいとも煩わしいともこれっぽっちも思わないでいるニュートラルな人の匂い。 覚えてくれると心揺さぶられると嬉しいなと思います。

動画のリードワークは次回で^^; こちらは私が秋に行った大阪でのノーズワークレベル1です。

 

安定の匂いを嗅げるように鼻の使い方を練習します(1)

何をどう、どこまで話して、次何を話すのだったか?あれれ?(笑)

な感じですが 久々レッスンしてきた大福ちゃんとのお話をしてみたいです。 まあ、見たことがない方に言わせれば 「うちの犬は狂ったように吠えまくる」 と言われる感じでしょうか。 チャーリードッグスクールにはそういった感じのワンコさんのお悩みが多く寄せられます。 散トレメンバーにもいますので、 「私たちが参加してはイケナイ?」 って…誤解するような…。そう、必死で頑張っている飼い主さんとワンコさんのペアがいます。

お散歩トレーニングは色々な犬たちに集ってほしいです。そして、いろいろな犬を色眼鏡で見ない飼い主さんに来て学んでいただきたいと思っています。 なので、他のトレーニングに比べてブロマガ必須というハードルをつけています。 色眼鏡のひとつには 「うちの子に悪い影響があるから、嫌だわ」 も含まれます。

が、私から見れば犬は犬の影響よりも飼い主の精神状態からそれによって出るにおい、表情、行動に影響されますので、嫌だわと思えば、その状況下で落ち着きがなくなったり攻撃的になったり…もともと持っていて目を出しがちなものが生まれやすいと思います。 そして悪い影響を受けたと思いこむ、のかな。 四六時中、一年中、絶え間なく、問題を起こしている犬はいません。

その状況下で起きる問題。 様々な経験を飼い主さんとともに乗り越えてきた犬は、落ち着かない犬、はったりをかますように強がる犬に対して 「ああ~、あれはしょうもない。ほっときましょう。」 とカーミングシグナル、自己紹介時で言えば背を向けて座ります。 見て興奮しないように自ら背を向けて座ります。決してその場から逃げたいのではないと思います。 だって、次はみんなで歩くって分かっているから。

飼い主さんの用事=自己紹介があるから僕は待っているんだ そう言う姿ですよね。

 

 

てんちゃんはパピーの頃から通っていますので。 はったりをかましたい時期真っ最中の犬は、何とか目が合わないか、目があったら吠えてやる^^;くらいな感じを醸し出しています。

そう言うのをひっくるめて「犬」なんですね。

成長するからめんどくさいことを考えてやらかすようになるものです。 それを引き受けて、何とかうまく暮らしやすいように飼い主さんがリードしてあげてください。 さて、大福ちゃん。 何回目のレッスンでしたっけ? 遠いので、交通費出張費の負担が大きくならないように、水元と潮風の終了後にお邪魔させていただいています。 久しぶりでしたが・・・どうかなぁ。

ドキドキ

前回くらいから、私に対しての吠えが知らない人を見ての防衛的なものというより、近づきたいでも不安というような葛藤の吠えからヒーンという甲高い声が混じるようになってきまして。 たぶん、リードを強引に持てば^^;落ち着かせられるでしょうけど、それはしないで組み立てています。 匂い嗅ぎを禁止していたのを解除してもらって秋から・・・。ハーネスに変えて歩きやすくなり転移咬みも少なくなり。 やがて3メーターリードを使えるようになり。 ただ普段広いところに行かれないと思うので、伸ばし切ったまたは伸ばす使い方ができていない=張れた時に吠えのスイッチが入りやすい、と思ってそこを練習してみました。 終盤、芝生の中におやつをばらまいて探して食べてもらいました。 リード使いと、おやつばらまき探し食べ、から帰り道に起きたミラクル(笑)がタイトルの意味なんですね。

それを次回^^;お話しします。 動画を二つ撮ってみましたのでご覧ください。こちらの説明とともに次回お話しさせていただきます。

 

 

http://youtu.be/OUMAvfm2208

 

http://youtu.be/a5Jx1vlxsGQ

自然に歩く時って意外に・・・

今日はスタディドッグスクールさんへセミナーに行って参りました。 おお!と思ったことなどまた皆さんにお話しさせていただきたいです。 マグネットのコツみたいなものから・・・そこから続いて。 今日は質問です。 何枚か写真をアップしました。 この写真全部を見ていただいて、私が「ここ、一緒よね」 って思っているところは何でしょうか? というのが問題です。

 

 

私たちが考える以上に犬って○を低くして歩いているね。 って…こと。○の中に漢字一文字が入ります。 自然に歩くとこんな感じになるんですね。ということは一番楽なんでしょうね。 なのに訓練でアイコンタクトさせて歩くのは楽ではない姿勢ということになりますね。 ○の中には何が入るでしょうか?簡単でしたね。^^;;;

 

 

 
 
 
 

カーミングシグナル

 

アドバイザーコースですが4月から始まる第2期の募集は来年2月から行います。 第1期の方がた、どうぞマイペースで課題に取り組んでください。 アドバイスするとき、私がアドバイザーの皆さんに期待するもの、求めるものがどんなことなのか? ブログをお読みの方また実際に会ってお話しした方にはとてもよく分かると思いますが ○○にはどうしましょうか? と聞かれたときに 「その場合は○○しましょう」 という答えはない、という基本姿勢を持っていてください、ということです。

ということは?アドバイザーコースで何を学ぶかというと?アドバイスのマニュアルを学ぶのではなく どうしたら犬を取り巻く環境を整えることができるだろうか?ということで、飼い主さんの知識のレベルアップを助けてあげていただくような、アドバイスができる基礎力=知識を身につけていただきたいのです。

その他一旦身についた支配性理論に基づく考えを一掃する必要があるのかなと思います。

甘噛みするんですけど 吠えるんですけど 答は出ますか?一発で出るとしたらそれは相当怪しいものではないでしょうか?

NO!と大きな犬が怯むような声で一喝してください、と。たとえばそう言われたら、行うに迷いはないですが 人間の理性に迷いが生じるはずなので、それをサポートするためには答はすぐに出ないはずです。

そうやって深く考えるのが私流です。 深く考えたくない方は来ないので・・・。^^; というぶつくさぼやいていますが、お題のカーミングシグナルについて書いていきますね。

その前に、覚え書きとしてこれをあげておきます。

 

子犬のへやというサイトの中の

「しつけの実践 犬のボディコントロールを実践するに当たっては、以下の10ステップに沿って行います。ここで行っているのは、「人の手で触られる」という刺激と快をリンクする古典的条件付け、および、「抵抗せずじっとしている」という行動と快とをリンクするオペラント条件付けです。全てのステップで触る→じっとしている→ごほうびという手順を流れるように行ってください。」 という記述・・・。ボディコントロールの項目なのですが、いわゆるハズバンダリートレーニングですね。 ただ、○○している状態というのは行動ではないのでそういう点からオペラント行動ではなくて、ということはオペラント条件づけとはいえなくて、論理は破たんしてしまうのでそこから行動を置き換えてその行動をさせるという余分なことをさせてせっかく落ち着いているのにわざわざ行動によって状態を壊す、ことが本当の落ち着きに導けない理由ではないかと。

オペラント行動でない状態をわざわざ何かさせて思いこみを作らせる原因は?

学習理論をわざわざ使う必要はないのでは?

じっとしている状態に二次強化子またはカーミングシグナル等の提示が好ましいのでは?と・・・ 思いますが、どうでしょうか?

********

テゥーリッド・ルーガスさんのこちら、定番ですね。

 

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カーミングシグナルもこういうシグナルはこう、というような一つの答えが出てくるわけではありません。

ある程度パターンはあっても、状況に応じて意味、は違っているはずです。

なぜならば感情がボディランゲージに現れたもの、とされているものだからです。

カーミングシグナルは カーム(=calm)=鎮める・落ち着く と シグナル(=signal) が合わさったものですので、鎮める信号(合図)落ち着くための合図、ということですね。

これが自分に向けてのものであれば自分自身のストレスを緩和しようとするボディランゲージであるし、 それが他に向けられていればシグナルであるわけだから、緊張状態を緩和しようよ、してほしい というお願いである、と受け取れると思います。

カーミングシグナルはいまだ研究がつづけられている犬の行動心理学、とされています。

私たちが見過ごしているかもしれない、このシグナルについて注意深く観察するようにしていくと 意外にたくましく犬たちは相手とかかわりを持っていることに気づきますね。

知らないのは人間の方、だったりしますから、そういう意味でもストレスを与えてお願いに応じない自分 を見つめ直すきっかけにもなるのかなと思います。

相手からのカーミングシグナルに応じる犬たちを見ていると、やはり生得的に備わっているんだな と感じます。

また人間にアイコンタクトをした場面のようなカーミングシグナルではないものも、そっぽを向くという形が 周りの犬の感情を鎮めたり、同じ行動をとるように促されたり…そういう点からもかなりフレキシブルな犬たちの行動に感動を覚えたりします。

 

 

この場面も微妙な面白さがあると思うのですがいかがですか?

黒柴のこたろー君がそっぽを向いたから手前ののこちゃんが反応したのか、パパさんが間に入る形になったから二頭が遮られる形になって距離を取ったのか?

言えるのは、形が揃っていると反応する、ということですね。 気持ちが伝わる、ということではないです。

(緊張も、気持ちが伝わるというより匂いといつもと違う動作、呼吸の速さなどが影響して来ますので まずはそういうことをん整えてみたいですね)

もっと五感の部分で犬とコミュニケーションしてみたいですね。

見えない気持ちの在り方などに思い煩うことのない方が暮らしいやすいと思います。お互いに。

 

 

【ブロマガ】そっぽを向く(カーミングシグナル)

☆犬のスペースについて考える スペースの色々 犬が必要とするというか、犬に備わっている距離、空間についてのお話をします。 先日の杉並座学の時に少しお話ししました。 犬のシグナルを見ていくときにはとても重要な概念だと思いますので 頭に入れておかれると、犬が今なぜこのシグナルなのか?の助けになると思います。 ◎テリトリー いわゆる犬の縄張りですね。自分の領域です。当然他の犬ともバッティングしますから 犬同士の緊張感は生まれやすいと思います。 自分の領域外では、比較的落ち着いて歩けるというのは、テリトリーを侵されているという自分の意識がないからでしょう。 マーキングによって自分の領域を作り守る、と言われていますね。 ということで、興奮しやすい(=と人間には見える)テリトリーは、作らせない方がいいというのが強制訓練のセオリーだったりしますね。コントロールしやすくなるからでしょうかね。 ◎バリアフラストレーション バリアというのは障害物です。ケージ、クレート、リードもバリアーの一つになります。 それによるフラストレーションというのは長時間の拘束であったり 逃げ場を失った感じとか・・・そういうフラストレーションですね。 むしろバリアーを作ることでの安心という概念もあると思います。たとえば フェンス越しで吠えていた犬が興奮して吠えたて続けるうちに、いつの間にかフェンスのないところに来てしまった。どうしたか? 両方ともフェンスまで戻ってまた吠え始めた、みたいな。 フェンスがあるから安心して吠えられる(一種の遊び感覚だと私は思いますが)のでしょう。 そういう意味から抱っこする人で吠えやすいとかリードを持つ人で吠えやすいとかが生まれるのかなと思いますが。どうでしょうね。 吠えは攻撃と言われ、攻撃から殺し合いとまではいかなくても、致命的なけがを負わすような攻撃に発展するのでは?というような不安感が人間には生まれやすいと思います。 ただ・・・相当のフラストレーションを抱えた犬でなければ、双方カーミングシグナルを駆使して平穏でいるための方法をとれるのが犬、だと思いますので、抱っこやリードで吠えが出るということも、飼い主さんはネガティブな意識を持ちすぎることのないようにしていただきたいです。 1:ソシアルディスタンス 距離の中では最も狭い・近い、身体接触を伴うもの、です。 私の考えでは、この距離感について洋犬の方が和犬より鈍感であるし、社会化された犬というのはこの距離の主張が少ないのではないかなと思います。 ただ、社会化されているといっても、犬たちが接触を許してくれているということで 人間が我がそれに甘えない、ことが必要だと思います。 寝ているときは、この距離を少し広めにとりたいとか 気分の悪いとき、具合のすぐれない時も距離を取りたいんだとか、 反対にそういう時に接触を求めてくる個体もいる、ということではないかなと考えています。 2:クリティカルディスタンス 動物は本来クリティカルディスタンス=「防衛の臨界距離」を持っていて、 常に個体としての距離を保っています。 その距離の中に一歩でも侵入されれば、直ちに攻撃か逃避の行動にでる生命の保全に欠かせない距離だ、と言われています。 野生動物はこの主張が大きいと思います。 家庭犬はこの主張が強いと、暮らしにくいと思います。だからこその社会化であると思います。人間の手の届かない距離、ですね。 手を伸ばせばその分後ずさりたい、という距離です。状況によって変わります。 相手が良く知った人なら、下がることはないでしょう。 おやつをもらうときなども下がることがないでしょう。ただ、知らない人からもらう時は 下がりやすいシャイな個体もいると思いますので、社会化は犬水から近づけるように このクリティカルディスタンスを自分で突破することに自信を持たせたいものです。 3:フライトディスタンス 驚いたときに犬が離れてしまう距離、と言えばわかりやすいでしょうか? 知らない犬同士匂い嗅ぎをして、ちょっとびっくりすると、ダダ~~~っと離れる、という場面ご覧になった方は多いかなと思いますが。 個体によって違います。 小型犬の方がこの距離は大きいですが、リードがたいていの小型犬のものは大型犬に比べてかなり 短めにできていますので、自分で距離を取り難い状況があります。 飼い主目線では短いリードでそばに置いた方が安心、ということもあるでしょう。 でも、犬にとっては飼い主のそばなら安心という状況でないのなら、自分で距離を取らせてあげた方が 落ち着きは早いものです。 この距離=退路、ですね。 退路が保たれていない状況下では攻撃に転じる可能性が大きいし、退路がないと追いつめられるから攻撃的な吠えに転じるということもあります。 ということでこの距離感が犬にとっての安心になります。 バリアーとともに、何が犬にとっての安心かを理解してあげることが攻撃や防御に対する意識を持たせないことになるのかなと思います。

↑座学でよくご紹介する犬のスペースの概念についてです。 ボディランゲージをお話しするときは必ずハンドアウトに記載します。なぜだと思いますか? 距離があれば落ち着いて犬語を出し、相手の犬語を読む余裕が持てるからです。 犬としての共通言語。世界共通の言葉、を忘れてしまったかのような犬は多いですが、 犬を犬として暮らすことを認めない サークル飼い(クレートへの長時間の閉じ込め) 匂い嗅ぎをさせない 外での排泄の禁止 犬同士の交流を持たせない 人が犬語を理解しない などなどによって、犬は犬であることを忘れてしまったかのような様子を呈していることは多いです。 ガウガウ吠えあうことが犬語ができないと思っていませんか? 吠えももちろん犬の言葉です。 争いを避けるために、リードつき、または平で隔たれている、そういう安全圏の中で吠えあう=遊びの延長 であることも人間はあまり許していないのではないでしょうか? 吠えは悪・・・そういうネガティブな感情をもとにリードを引いたり叱ったりしていませんか? 小田原のお散歩トレーニングで、十分距離を取ったうえでのE・S・スパニエルのアポちゃん手前と 向こうに見えるスタンダードプードルのジャズ君との会話を動画に撮ってみました。 そっぽを向くというカーミングシグナルがよく出ていますのでご覧ください。 言わないと見逃しがちかと思うのですね。 敵意はありません、というようなご挨拶の言葉、位に受取ってみたい場面かなと思います。 一つのシグナルもシチュエーションによって人間語でいろいろな意味に取れると思います。 私たちは犬の距離、スペースについての理解と、尊重(十分距離を取ることを意識できる)しているでしょうか? 何かができないという前に犬に十分してあげられているかな?と考えてみましょう。

http://youtu.be/Ilc_GxEU6Zg

【ブロマガ】犬が落ち着いた状態=喜び、とは

今日は水元公園お散歩トレーニングでした。 秋晴れの気持ちの良い天気でした。陽射しはきつくて少し暑かったですが、日陰が涼しいので(肌寒いくらいで) 快適でしたね。 ご参加の皆様お疲れ様でした!

終了後おうどんを食べて、次のトレーニング場所に。 夏の座学からメールカウンセリング、ブロマガと勉強してくださっている大福ちゃん(通称福ちゃん)のママさん。 お散歩トレーニングへの参加目指して、個人レッスンから始めてみます。

今日は初めましてでした! 吠えと突進覚悟でお伺いすると、案の定ワンワンギャンギャン^^; ただ、観察は怠りません。

どういう感情なのか?変化はあるか?周りの状況による変化は? こちらのシグナルは通じるか?距離はどのくらいが適当か?

握りしめて私の匂いをつけたおやつを食べてくれるか?食べなくても良いから匂いをかげるか? ・・・などなど。

一時間、大きなワンコさんなので結構きついと思います。お疲れ様でした!

 

はったりをかますような(  ̄▽ ̄)吠えかかり、マジな気分とか。 瞬時に変わる感情からの行動。 確かに攻撃的、ただ、解決法は力ではない。 引かない強さ、距離をとりカーミング出しまくる辛抱強さ。 人が根気よく力ではない、を犬に教えていかないとね。 何度もチャレンジしてきたけど、一切触れずに、落ち着かせることができます。 「もっと早くからやったら、悪化させなかったかな。」 って感じるくらいの手応えがあったのかな? 嬉しいな。 ハーネスにかえたら引っ張りの直った典型的なタイプです。

ビビりさんで家の中ではまったりできる子なんですね。厳しい訓練をすぐにやめたのは ママが福ちゃんの表情で、まずい、と感じられたから。素晴らしいと思います。 外で攻撃的になる、でもそれは力で抑えたら?家の中でも家族に信頼を寄せられなくなり 家の中の噛みも出してしまうことにならないだろうか? と・・・普通に考えてもわかることではないでしょうか? 私がいつかリードを持てるようになるまで根気よく、「私は敵ではない、むしろ注目するときっと良いことがあるよ」 ってわかってもらえるように努力します。 もちろん何点かかアドバイスさせていただきました。古典的条件づけとグッパーですけどね。 頑張ってほしいと思います。

終盤になっても後ろを歩く私が気になって、見ては止まって吠える、みたいな。 こういう犬さんに何が足りないかわかりますか? 足りないことはなくて、持っているものを使えていないということ。何でしょうか? ・・・ そう、嗅ぐ、という行動です。 その良い鼻で、相手が何者かじっくり嗅げないくらいテンパってしまっているんです。 じっくり嗅ぐといっても距離を取って空気中の匂いをキャッチできるはずです。 多くの訓練で、 匂い嗅ぎさせない(マーキングや拾い食いの防止)ように言われますね? 犬なのに・・・。犬の最も得意とすることを封印されて生きて、その嗅ぐ行動を十分できればひょっとしたら 吠えたり不安から噛んだりしなくても済むのではないか?という犬がたくさんいます。 何も吠えなくても、何も噛まなくても、が通じないくらい追い詰めているのは? 私たち人間ではないかな?ということをよくよく考えなければ。 福ちゃんが訴えるように吠える姿を見て、ごめんね、という気持ちでいっぱいです。 もっとより良いトレーニングが広がり学べる環境が普通になりますように。 犬が落ち着いた状態は犬の喜びです。落ち着いた状態では匂いを嗅ぎ、その得意な匂いの世界で 楽しめることができると思います。 そういう状態になってもらうためのお散歩トレーニングですから、そういう状態に導けるようにあの手この手で 犬たちを喜ばせてあげましょう。

【ブロマガ】座学でいつもご紹介している動画から

7月も今日で終わり。 7月最後の記事です。今月もご購読ありがとうございました。 過去記事からさかのぼって読まれている方、進んでいますか? ある程度読むことができたらぜひ、私の今現在到達している考え方を学ぶために ご購読をお願いいたします。 大阪座学が迫ってきて、 どういう順番でお話ししようかなぁと思っているところですが、やはり今日ご紹介する動画は外せません。^^; そして二次強化子を作るということをメインにお話ししていきたいと思います。

シーザーミラン。 フードアグレッシブな問題を抱えるラブラドールとのセッションダイジェスト動画ですが。

ここのところの座学ではいつもご紹介しています。 ブログ記事でも検証しましたね。

基本が違えば分かり合えない

charliemama3.hatenablog.jp

さて続きます。シグナルを読む、犬の真意を見抜く

charliemama3.hatenablog.jp

カーミングシグナルは何のため?

charliemama3.hatenablog.jp

犬が咬むという行動に出るまで

charliemama3.hatenablog.jp

彼を笑いものにしようとか、なじるとかではなく 私が基本とするところと彼が基本とするところの違いをお話しすることで 多くの方の基本と私の基本が違うことを知っていただきたいのです。

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

多くの人は・・・ 彼の方法を素晴らしいと感じ彼のようになりたいと思い 彼の様になれたら犬をうまくコントロールできる、楽しく暮らせるそう考える人が大部分を占めるのではないか と・・・。 そう思うからです。

犬が咬むという問題に・・・ 人がなめられているから、 犬がボスになっているから、 だから服従させる、という支配性理論に基づいた基本。

本当に犬がボスになっているか?ここで咬んでいる犬が、本当にボス的なボディランゲージを見せているか? 見せているものは何か? もう一度考えて、ボディランゲージを学んで 犬が距離を取ってほしい、自分は取っても功を奏さないと思っているのなら もう一度犬に自ら距離を取れるようなゆとりを(これが本当の意味のゆとり)返してあげてほしいです。

人は待つといいつつ、犬に立ち向かうことを選択させていないでしょうか? 警戒を持つこと、一見逃げと映ることを制していないかな? リードや態度やトレーニングで。

負けるが勝。逃げられる(逃走ではなく距離を取るです、違いってこのニュアンスわかってもらえるかな?^^;) 自信を与えてあげてください。

優しくてしかも強い、そういう飼い主になって犬たちを混沌から救ってあげて欲しいと思います。

横浜座学終了しました。

昨日のランチ。お部屋で食べられます[emoji:v-45] 定期的に定例座学として、と私の中で考えていまして。 なので、テーマは連続ものです^^; ボディランゲージが終わったので来月はリードワークとハンドリング。 同じハンドリングでも、リードの先のハンドラーが犬語を理解しているかしていないか、犬語を使える人と犬に思われているかいないか?で ハンドリングを犬が受け入れる体制は相当違ってくると思います。 そんな結構深い内容ですが、深いから面白いし、 知識として覚えるものではなく、体得するまでを目指します。

カーミング シグナル by.テゥーリッド・ルーガスカーミング シグナル by.テゥーリッド・ルーガス
(2009/08/31)
TURID RUGAAS

商品詳細を見る

こちらの本、在庫が結構あるようですね。 多くの方が、最初読むとぴんと来ないかなと思います。 ○○の時は○○、的な情報を求めやすい時そうなるのかなと思います。

犬を○○のようにしたい、という気持ちを一旦どこかに忘れるくらいで取り組んでいただきたいです。 犬は必死にあなたの意図を読もうとしますが、読めない時イライラ感が募ります。イライラ感が常時続けば、攻撃的な行動が出やすくなります。 まず自分が落ち着いて。 そして不穏な空気を出さないように自分を整えるところから。 犬同士、わざわざ近づいて匂いを嗅がなくても大丈夫な相手と、執拗に匂いを嗅ぎあう同士とがいるよね? というお話をしました。 不穏な空気、自分と同じ匂いを感じて確かめずにはいられないのです。 犬はまず、信用できないものから順番に確認しますね? 飼い主さんは毎日一緒にいるので、そこまで必死に匂いを嗅ぐことはないでしょう、ただ、意図を汲もうと必死だと思います。 必死さが、ストレスとなっていつも犬が落ち着かない、落ち着かないから何か活動をさせようとオビーディエンスに向かう、すると犬はさらに応えようと必死になる。 悪循環はとても多いかなと思います。 カーミングシグナルを出し、出され、理解され、その犬のスペースを尊重され、 退路を確保される。 たとえリードがついていても、それが確保されているか? そしてあなたが出す不穏な空気をいかに律することができるか、まずはそこからです。 ハンドラーとして優位な犬の姿勢を保てるように。それがあなたの犬に大きな安心感をもたらすと思います。 決して叱ることなく、しかし犬の中の優位な犬のボディランゲージを犬に示せるか(=インターセプト) 優しくてしかも強い、そういう飼い主になって犬たちを混沌から救ってあげて欲しいと思います。

【ブロマガ】犬が咬むという行動に出るまで

犬の攻撃行動

https://nutmegdiary.net/kougeki/

甘噛みと本気咬み、 受け手によって区分されようが違うのかもしれません。

唸って遊んでいるときに歯が当たって、当たり方が強ければ本気咬みとか それでも甘噛みとか。咬みに関してもとらえ方が色々なのかな、って。

回避行動としての咬み

17日はセシオン杉並で攻撃性についての話をしていきたいと思いますが、 人間の対処で、やむにやまれず切羽詰った防御の咬み、が家庭犬の多くの咬みの悩みなのではないかなと思います。

甘噛みについては一般公開記事で過去記事等振り返ってみようと思います。 甘噛みの罰し方で防御の過剰な咬みを誘発しますよ、ということをお願いしていくつもりです。

感情のエスカレーション、段階的な感情の高ぶり方を座学ではよくお話しします。

最終形の咬みに至るまで、犬はどれだけの情報を私たちに与えているか、の確認のための知識です。

シーザーミランとの動画を見て、そのエスカレーションを思い出した座学経験者さんはいらっしゃいますか?

すぐに思い出せるようになったら、犬の側に立てている人と犬たちから認定されるはずです。

実際咬まれるのは怖い、咬まれてみなければわからない、という咬む犬の飼い主さんの嘆きは尽きませんが この状態にして、またまた失敗させる状況にして、追い詰めて咬みの強化をしてしまっているんです。 それについて、次回お話しします。

急に咬んだわけではなく

犬の感情の高ぶり 高ぶることを嫌うためにまず出るのは? そう、カーミングシグナルです。

ストレスシグナルのような軽いもの、瞬き、舌べらを出したり入れたり、口をむちゃむちゃ、そっぽを向くとか それが効果なしと思えば次に強めのシグナル より相手に働きかけるような フリーズする、身震いする、後ろ向きになる、伏せるとかを示します。

それがだめらな吠える。近づいて吠える、そして唸りに進み、事態が好転しなければ 最終的に咬む、まで。

このように段階を踏んでいるのに、多くの人は段階を知らないから(シグナルの意味を知らないから) 「急に咬んだ」 って。

シーザーミランはなぜ咬まれたのか

犬は必死で訴えているのにね。 ということでもう一度動画を見直してください。 シーザーが咬まれますが、本当に急に咬んだか?人は何もしていなかったか? 理解してあげられることがなかったか?

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

1分過ぎも伏せたことに気をよくして^^;シーザーごちゃごちゃと話し続けます。 で、1分12秒マズルの上に来た手を威嚇咬みしました。

1分13秒、ここだけを見ればラブちゃん、言い訳できないように咬みついています。

でも相当たまっているフラストレーションが爆発しました。本気だったら骨が砕けるはずです、でもそうではない。 不謹慎かもしれませんが、これは本気咬みではないと思います。

私にとってのカテゴライズですが。

シーザーの咬まれたときの対処はさすが

ただ、犬に咬まれた時の対処ですね、びっくりして手を引かなかったから、穴が開いた、ですんだのです。

多くの方はたとえ甘噛みであっても、手を引いて大きな傷にしてしまいます。

さらに追い詰めているのはいただけない

咬まれたことで引き下がれないシーザー、さらに追い詰めていますが 負けてはいけないと主張する方多いですね? でもね、負けるが勝を犬には教えたいわけです、それがカーミングシグナルの別の意味でもあると私は思っています。

ということで、この動画についての記事はここで終わります。

座学ではカーミングシグナルを学ぶいい教材ですので引き続き一緒に見ながら考えていきましょう。

https://ameblo.jp/tintinpapa/entry-12449787494.html

【ブロマガ】カーミングシグナルは何のため?

カーミングシグナルは何のため?犬からのメッセージ

 

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/360768/090700006/

犬に優しい人

犬目線が過ぎると飼い主に対する思いやりがない、 という考え方もちらほら聞こえてきたりします。 いろいろな意味で、よくわからないですが。まあそういう言葉が出る気持ちはわからなくもないかな。 犬目線で考えることができることは飼い主の心、犬を愛する姿勢を支えます。 なぜなら、

犬語の中のカーミングシグナルは 自分自身と相手に対するカームダウン(落ち着いて)の合図だから。

犬を尊重する、相手を思いやる姿勢 服従ではなく

これに気がつき、尊重できることが、犬も自分も育てることにつながる、ここまで考えられるようになれば 大きな間違いなく犬に接することができるはずです。 反対に言うと この姿勢がなければ、 犬を服従させる心の底の思いはなくならないし、犬のためだから今だけ厳しい方法をと 大きな音で脅す、痛くないようなリードショックだからいいと、自分の方法についてとことん吟味できない、と思います。 今、しっかり考える時期に来ている、過渡期ではないかなと思います。

学びましょう

しっかりした情報を得ましょう。 それぞれで良い、でもそのそれぞれの中には相反する方法は入らないはずですから、 原理の部分、基本のきの部分ですね、そこをしっかり確立できたらそれが犬を飼う上での指針になるはずだと思います。 犬を脅さない、脅威でコントロールしない、ということ。 犬はそれでも従ってしまうので、未熟な方法でもコントロールできてしまう、そういう犬が多いということ。 忘れないようにしなくては。

シーザーミランの動画解説

さて、シーザーミラン、今日で終われるかな?

犬と戦ってはいけない

19秒シーザー、両手でさらに大きな口を作って対抗しようとしていますよね。 犬から見たら人の手は口、って捉えているのかなと思っているんですね。なのでマズルコントロールとか の意味があるわけですね。(ないけど) 20秒から、やめとけばいいのにどんどん追いつめて。 21秒威嚇から咬みのラブちゃんのボディランゲージを見てください。 毛が逆立っているのは恐怖からでしょう。尻尾は体にぴったり沿わせられてます。 その後対峙が続きますが、ずっとカーミングシグナルは発せられていますね。ストレスシグナルも含んでいるとは思いますが。 一杯一杯ですね。 こういう状況を恐れる強制的な訓練では、初めにチェーンカラーとリード装着を頼んでおくわけですね。 そういう意味ではシーザーミランの体当たりさは、あっぱれかなと思います。犬に好かれるわけですね。 ただ、ビビりで攻撃行動が身についた犬には強すぎるかな。

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

自分のシグナルが通じない犬の混乱

34秒、事態が好転しないのを感じたラブちゃん 「いやだなぁもう、この人なに?」 ってな感じでもっと強めのシグナルに移ろうとしています。 強めの?そうですね、伏せる、です。その前の41秒の服従的な顔を見てください。いい子ですよね。 問題を適切に管理してあげたら、飼いやすい子だと思います。 あくび、そっぽを向く、口をむちゃむちゃする、瞬き、地面を見るなどカーミングシグナルのオンパレードです。 実際咬まれるのは怖い、咬まれてみなければわからない、という咬む犬の飼い主さんの嘆きは尽きませんが この状態にして、またまた失敗させる状況にして、追い詰めて咬みの強化をしてしまっているんです。 それについて、次回お話しします。 すみません、終わらなかった

【ブロマガ】さて続きます。シグナルを読む、犬の真意を見抜く

犬のボディランゲージは雄弁です

 

総論ばかりなぞっていると、その人のトレーニングの真意がつかめないと思います。 私は飼い主さんに毅然とした態度で、とお話しします。

毅然とした態度

毅然とした態度で、とシーザーミランも、彼の方法に似た方法や、また強圧的な訓練をされる方も 同じように言います。 方法は多くの場合見せませんから、 飼い主さんはそれら毅然の中身に違いはないと感じてしまうかもしれません。 お散歩トレーニングや、レッスンを受ける方、また一人で難しい問題に立ち向かう方 ぜひこちらのオンラインを読んで、私がマジに^^;罰しない方法を使って、それで犬の問題暮らしの問題が 改善されていることを分かってほしいです。

学びの意義

自分には難しいことはわからないから深く学ぶ必要はないと言いつつ いろいろな人の総論をなぞっていると、本当にやらなくてはいけないことは見えてこないと思います。 名古屋お散歩トレーニングで、ある咬みの対処法にお応えしました。 一般公開記事で書かない理由は、ややもすると強圧的な方法と何ら変わりがないと思われるから。 まずは理念で。 理念を支える犬に対する基本のきを、FC2に移ってきてからお話ししています。 これは多くの飼い主さんの実力が上がって、理解していただける手ごたえを感じたからです。 横浜の方がたはほぼ毎月座学に出て、そしてオンラインで学んで。だから一気に好転するわけですね。 まずは飼い主が変わるから。どう変わればいいのかわかっているから。 座学内容もこれからオンラインで書いていきます。 だから、お願いだから^^;読んでね、と思うのですけど。なかなか難しいのかな。

シーザーミランの動画

さて、動画解説の続きです。 4秒辺りからの説明(まだ4秒かい!?^^;) とぎれとぎれで申し訳ないです。 5秒で止めていただくとよく分かります。

目をそらせると負けか?

シーザーはしっかり目を見ていませんか?プレッシャーを与え続けています。 ラブちゃんは?伏し目がちでしょう?じっと目を見るのは不躾だからです。 目をそらすと負け、って聞いたことないですか? だからじっと目を見て叱ってしまう方、多くないでしょうか? 石像インターセプトは叱りではないので、このラブちゃんのように伏し目がちに犬の尻尾の付け根を見ます。 6秒顔をあげてシーザーの目と合って、瞬きして目をまた伏せた。 この行動から見ても、この犬は危険な犬ではないと判断します。危険な状況に人間が犬を追いやった結果の行動でしょう、と。 だからまず接し方を変えます。

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

相当困っていましたが^^;どうぞと言われて食べ始めました。 15秒少~し、ラブちゃんの威嚇が入っているように思いますがどうでしょう? シーザーも反応していますよね。 その反応はラブちゃんにより警戒モードを起こしたはずです。 16秒から、彼は何をしようとしたのか?食器を取り上げようと思ったのかな?

犬を〆るという強圧的なしつけ法

いまだに食べているときに邪魔をしても犬が怒らないように〆る^^;という訓練を進める方がいるのにはビックリですが、必要ありません。危険なだけです。 危険ではない子にはさらに必要ありませんね。 18秒威嚇(咬もうとはしていません)してきたラブちゃんの首に手の攻撃が入りました。 手を犬の口に見立てた攻撃(=叱り)です。 ラブちゃんの態勢は、食事、食器を守る守りの態勢になっていますね。 この時点で、食事を守るというより、守ることに執着状態になってしまっているのではないかと思います。

フードアグレッシブな行動の対処法

食事は食事。 守る必要がないことを時間で教えていかなくてはいけないと思います。 多くの方は褒めるしつけ、食べ物を使った行動修正は時間がかかると言いますが 何も問題がない犬にとっては時間なんてかかりませんよ。 一旦思い込みを人間が作るから、修正のために時間がかかるわけです。 マイナスからゼロにもっていく分、当然時間がかかります。 人間側が、マイナスにしておいたことを棚に上げて、またはないものとして犬に向かう時、正しい方法に我慢がきかなくなることが良くあります。 我慢しましょう。あなたが犬に信用されるマイナスからゼロの部分を取り戻すために、です。 続きます。

【ブロマガ】基本が違えば分かり合えない

基本が違えば人間同士も分かり合えない ですよね? だから犬と人間、コミュニケーションの仕方が違うので分かり合えないことが多いのではないでしょうか。 人間は人間の方法で会話し、犬は犬語で会話する。 人間の言葉は犬たちは経験で学びますが(すごいですよね)我々は犬語は知識として勉強しなければ誤解も多い と思ってます。 ボディランゲージの中には 反射的なものや、 転移的なもの、ストレスからくる反射的転移的なものが、ばらばらというよりごちゃ混ぜになって出ているのではないかな? また意図して(本能的に、なので、と私は考えていて。意識してではないかもしれないけれど)カーミングシグナルで 相手を落ち着かせようとする。 先ほどFBに投稿したのですが

今日はオンラインはシーザーミランの動画についての続きを書きます。 支配性理論、リーダー論。 自分は支配的な人間ではない、と思っているのですが、いざ犬のトレーニング、犬との暮らし、取り組み方にはどうかな?その色は深く染みついているんだな、ということに気づいた10年くらい前の私がいましたが。 すべて払拭できた(はず)、出来るまでに3年はかかりました。 3年かかって、払拭して、その上で犬の言葉をもう一度考えると、 今日お話しする動画の彼の基本とするところと、私が考える基本は真逆なんです。 2~3の座学でお話ししましたね・・・。 多くの訓練がいまだ彼の姿勢に倣ったもの、いえ、彼の姿勢に倣っているわけではなく、犬にまつわる姿勢そのままにいるだけのことなんですよね。 犬がリラックスしている、そして服従している、でもそれは? 我々に向けて落ち着けと言っているのだったら?直すべきは私たちですよね、ということ。

について書いてみたいと思います。

フードアグレッシブ。 食べ物を守る、食器を守る。 その他食べ物が絡まなくても、物を守る、場所を守るとか、守りから過剰攻撃になる時 問題行動と認定されるわけですね。 過剰攻撃・・・咬みです。 「何も咬むことないじゃん」 って・・・全くその通りなんですよね。ただ、彼らは咬むことで意思を示す状況にいる、わけです。 それ以外に相手を退けられなかった、とか。 守る多くの犬は、まじめな冗談の通じない^^;タイプが多いですね。 攻撃性にはユーモアで対しましょう、というポリシーを持っていますが、攻撃性に叱りで対するから どんどんマジにさせてしまうのです。 マジな飼い主さんと^^;マジな犬の組み合わせでよくこういう問題が悪化します。 時々、 孫の手を使って食器の上げ下げ、を指示する方もいますが、マジな飼い主さんがそういう道具をマジに使えば 怪しさ満点でしょう? ますます攻撃的な気持ちは強くなります。 孫の手に食べ物を載せて飼い主が自分で食べる(長くて食べ辛いな^^;)とか。 そういう道具であれば、犬も警戒しませんよね?そういうユーモアが必要なんです。別に食べなくても良いけど。 またまた横道にそれてますが^^;動画の説明というか感想というかに移りたいと思います。

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM 今日だけでは終わりません、すみません。またまた続きますので。 では、2秒のところ。 食器を置きました、シーザーが。 その右手をちらっとラブちゃん見ましたね。意識しています。 この意識の仕方、まず気になりましたが、この犬と家族の間で何が起きていたのかは分かりません。 3秒。シーザーを見上げるラブちゃん。口角が短く、顔の筋肉がこわばって緊張していますね。 食べてもいいのかなぁって・・・。この状態で食べようというのですから、さすがラブ!みたいな。 4秒、瞬きしていますね。 カーミングシグナルでしょう。シーザーあまりにもじっと見つめすぎています。 犬にプレッシャーを与えないように、瞬きをしてあげるとか顔をそらせるとかが正しい犬語の返し方ですが 彼の犬への接し方の中にそれはない、のでしょう。 犬にプレッシャーを与えてナンボ^^;でしょうからね。

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