犬の攻撃行動
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甘噛みと本気咬み、 受け手によって区分されようが違うのかもしれません。
唸って遊んでいるときに歯が当たって、当たり方が強ければ本気咬みとか それでも甘噛みとか。咬みに関してもとらえ方が色々なのかな、って。
回避行動としての咬み
17日はセシオン杉並で攻撃性についての話をしていきたいと思いますが、 人間の対処で、やむにやまれず切羽詰った防御の咬み、が家庭犬の多くの咬みの悩みなのではないかなと思います。
甘噛みについては一般公開記事で過去記事等振り返ってみようと思います。 甘噛みの罰し方で防御の過剰な咬みを誘発しますよ、ということをお願いしていくつもりです。
感情のエスカレーション、段階的な感情の高ぶり方を座学ではよくお話しします。
最終形の咬みに至るまで、犬はどれだけの情報を私たちに与えているか、の確認のための知識です。
シーザーミランとの動画を見て、そのエスカレーションを思い出した座学経験者さんはいらっしゃいますか?
すぐに思い出せるようになったら、犬の側に立てている人と犬たちから認定されるはずです。
実際咬まれるのは怖い、咬まれてみなければわからない、という咬む犬の飼い主さんの嘆きは尽きませんが この状態にして、またまた失敗させる状況にして、追い詰めて咬みの強化をしてしまっているんです。 それについて、次回お話しします。
急に咬んだわけではなく
犬の感情の高ぶり 高ぶることを嫌うためにまず出るのは? そう、カーミングシグナルです。
ストレスシグナルのような軽いもの、瞬き、舌べらを出したり入れたり、口をむちゃむちゃ、そっぽを向くとか それが効果なしと思えば次に強めのシグナル より相手に働きかけるような フリーズする、身震いする、後ろ向きになる、伏せるとかを示します。
それがだめらな吠える。近づいて吠える、そして唸りに進み、事態が好転しなければ 最終的に咬む、まで。
このように段階を踏んでいるのに、多くの人は段階を知らないから(シグナルの意味を知らないから) 「急に咬んだ」 って。
シーザーミランはなぜ咬まれたのか
犬は必死で訴えているのにね。 ということでもう一度動画を見直してください。 シーザーが咬まれますが、本当に急に咬んだか?人は何もしていなかったか? 理解してあげられることがなかったか?
1分過ぎも伏せたことに気をよくして^^;シーザーごちゃごちゃと話し続けます。 で、1分12秒マズルの上に来た手を威嚇咬みしました。
1分13秒、ここだけを見ればラブちゃん、言い訳できないように咬みついています。
でも相当たまっているフラストレーションが爆発しました。本気だったら骨が砕けるはずです、でもそうではない。 不謹慎かもしれませんが、これは本気咬みではないと思います。
私にとってのカテゴライズですが。
シーザーの咬まれたときの対処はさすが
ただ、犬に咬まれた時の対処ですね、びっくりして手を引かなかったから、穴が開いた、ですんだのです。
多くの方はたとえ甘噛みであっても、手を引いて大きな傷にしてしまいます。
さらに追い詰めているのはいただけない
咬まれたことで引き下がれないシーザー、さらに追い詰めていますが 負けてはいけないと主張する方多いですね? でもね、負けるが勝を犬には教えたいわけです、それがカーミングシグナルの別の意味でもあると私は思っています。
ということで、この動画についての記事はここで終わります。
座学ではカーミングシグナルを学ぶいい教材ですので引き続き一緒に見ながら考えていきましょう。