私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】基本のき

マメタかあちゃんの綴っていらっしゃる日記。 多くの方が読まれて、胸を痛めていらっしゃると思いますが、 柴犬小次郎≒高速回転 http://kmgu47.blog.fc2.com/ このような現実があり、この方法が自分の犬に効いた、と主張する人がいる限り 訴え続けなければいけない内容なんですね。 やってはいけないこと、あってはいけないこと、そういうことが犬だからと許されていいはずがありません。 支配性理論。 数年前私が支配性理論をぶち壊せと記事にした時 「いまどきそんな理論信じている人なんていないわよ」 って豪語する方が、自分がその理論にどっぷりつかっていると、私には思えて その矛盾はどこから来るのか、しばし考えさせられたことがあったのでした。 ・・・ もう遠い目ですね。 中途半端な考察で終わってしまっている方がとても多いような気がします。 「私はそこまでやりたくない」 と。でも命でしょう?命の在り方に自分がどうあるかは、終わりがあるのがおかしいと私は思います。 多くの矛盾や理不尽なことが起こるこの世界、しっかり考えられる人が増えることが、間違いに進ませない力になると思うから。

4月の杉並座学では基本のき。 多くの方の基本のき、というのは ○○した時は○○します、というような細かいルール、マニュアルの提示なのかな?と思います。 私はそういうものがあるから、 自分で考えることを停止したまま、人がこうやるから、自分ができそうだから、人にやってもらった方が楽だから そういう姿勢で犬に向かうことが当然のように存在してしまう現実があると思います。 支配性理論を捨てることが第一歩。 犬は人を支配しようとしません。人の言う言い訳です。 リーダーになるというのは犬が心から信頼し、安心できる優しい強さを持つことです。 犬語を学びます。 犬のスペースを尊重します。 犬の行動を学びます。そして犬にプレッシャーを与えない接し方ができる人になりましょう。 が私の基本。 これらを頭に入れてやはり座学でご紹介しているシーザーミランのこちらの動画をご覧ください。 解説は後日。

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

【ブロマガ】犬にとっての大切な概念(=距離)

攻撃性、吠えと(吠えも攻撃性のカテゴリーに入れられることが多いというか、入っていますが私は分けて考えています)について、その対処法を考える上で最も大切な概念は? お題にも書きましたが 距離、スペースですね。 もう一度この辺りの記事を。 【ブロマガ】犬目線で見る・考えて介入する2014/04/09 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3103.html 【ブロマガ】スペースの色々 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2168.html また、一般公開記事の 犬が怖いものに出会ったとき 2014/05/29 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3167.html そして今日の仙台散トレのFBへの投稿

吠えたら距離を取らせます。 攻撃行動の前兆が見えるや否や、距離を取らせます。 距離を取らせるというのはどういうことか? リード操作でフラストレーションを与えないようにして(パーで緩めた状態で) 犬のヘッドをコントロール=こちらに向かせます。 声かけと飼い主の動きで犬を呼び込みます。そのための名前を呼んでおやつ第3バージョンと オンリードのおいで、の練習があります。 リードを引くことによってのフラストレーションから攻撃行動が出る、座学でよくご紹介する有名な動画ですが こちらに貼り付けてみますね。 上が通常のスピード。下が超スローモーション。

http://youtu.be/WxS27ieAiLI

http://youtu.be/mSRQ9o22KG8 まず、リードつきで犬同士挨拶させるものではないという基本を作ることで 犬が無駄に攻撃行動(多くは自分のスペースを守るという行動で、それが過剰になるわけですけど)を取ることを防ぐことにつながると思います。 犬同士の挨拶をうまくさせるという練習は無理なんですね。 リードの繋がれているフラストレーションから、退路が保たれていないと思った犬が 過剰防衛に至るということは人間側が覚えておかなくてはいけないことだと思います。

【ブロマガ】カーミングシグナル

リード使い、ハンドリングについて、この夏ブロマガと座学でお伝えしていきたいと思います。 Tタッチでもデビー先生がリバースを早く、とおっしゃっていたっけ。 さて、今日はカーミングシグナルについての総論的なお話です。 新しい読者さんは犬の言葉の豊富さにまだ気がつかれていないかもしれません。 気がつくともっともっと犬とのコミュニケーションが深く楽しくなると思います。

カーミングシグナルは犬のボディランゲージの中でも ストレス状態にある犬が、そのストレスの原因である緊張関係を回避したい、緩和したい という目的で発するシグナルとされています。 生得的な本能的な行動なのでしょうね。 まだまだ研究段階、研究が進行中、でしょうから^^;確かではない、けれど、生得的行動というのは種がもともと 持っている行動であるので、生得的であることに間違いがないと私は思います。 だから世界共通語なのだと。 それをもとに習得的な行動が出る=その個体にとって出やすいシグナルがある、のではないかなぁ。 ストレスによる反射的な行動、と言い切ることはできないと思います。 あ、転移行動とかストレスを緩和するための行動(シグナル)もボディランゲージですが、 カーミングシグナルはコミュニケーションツールであるのに対し、ほぼ反射的なシグナルといえるのはこちらでしょう。 カーミングシグナルには27種とか28種あるとか書かれていますね。 じゃあその27種って何?について書かれているものってありますかね?^^; ないような・・・ 思いつくままに挙げてみますが。 2頭の間をさくように横切る 歯をカチカチならす あくびをする そっぽを向く、目線をそらす おすわりをする 鼻を持ち上げる 前足をあげる ふとどこかに行く 静止する(立ち止まる) 歩調がゆっくり歩くに変わった カーブを描きながら歩き始めた 口をパクパクする 口元を引く 体を低い位置に落とす・おじぎ・プレイバウ 転移行動 子犬のようにはしゃぐ おしっこをする 自分の体を相手の体の横にそらす 尻尾を振る(立てる・下げる) 地面の匂いを嗅ぐ 体をぶるぶるする 伏せをする 背中を向ける 鼻や口の周りをなめる 頭を動かす、そっぽを向くような態度 いろいろなサイトを巡って^^;探してきたものですが。他にありますか? 犬の言葉を見る、読むときに大切にしなくてはいけないものは 言葉を単語のように丸暗記しない、ということ。 その犬の癖があるので、どの犬も同じように出すものではないということを覚えておく 流れで見る。ニュアンスを感じる、 その中で、 「ん?今どうして下を向いたのか?相手も同じ行動をしたよね?」 というようにあとで気がつく、というのもありではないでしょうか。 いったんその目で犬たちを見ると、目が離せなくなってきますね。その離せない目で犬を視界にとらえながら 人間同士のおしゃべりをしていただきたいですね。 決して犬を凝視することがないようにお願いいたします。 ワンコさんを呼びました。 頭を少し下げて、時々舌べらを出したりひっこめたり。 「え?私そんなにプレッシャーをかけているのかしら?」 と・・・。シグナルを学んだ方は自分の様子を心配されて、心配の気持ちを表して犬たちにかえって 困惑を与えてしまうときがあるうだろうと思います。 居心地の悪さもあるかもしれませんが、相手に対するへりくだった気持ちの現れが反射的に出る、こともあります。 一概にカーミングシグナルとは言えませんので前後の状況で判断してください。 もちろん、食糞してぷんぷんおこりながら名前を呼んで呼び寄せれば、カーミングシグナルを出しまくるであろうことは想像には難くない^^;と思います。

【ブロマガ】シグナル、意思表示、感情ですから・・・

犬が唸りました。 唸りを強化、弱化と考えること自体が不遜というか、問題を作っているのでは? と、ブロマガ記事を書いてますが、珍しく途中で行き詰まりました。 今日中にはアップしたいです。 煮詰まる前に。(  ̄▽ ̄) 唸りはコミュニケーションだから、言わんとしているところを理解して言い聞かせたり、意思をくめば、唸らなくてすむ、という対応が必要ですね。 そのためには色々学ばないと対応できませんね、ということ。 で、煮詰まらないように。 一旦書き始めるとお話しするように書いて、見直すと、先ほどまでの熱さが、自分自身白々しく^^;なることもあるので 見直しなしで一旦アップしてしまいます。 なので解読不明な文字が並ぶこともあって、とても失礼しました、なのですが。 結構下書きのままの記事ってアップできないままじゃないですか? ということもあり、バーーーン!^^;といつもアップします。 今日の記事は珍しく途中で止まってしまったので上記のFBへの投稿になったのでしたm( )m

どちらも今日の横浜散トレのお写真。 れあパパさんがさっそくアップしてくださったのでお借りしました。 散トレの様子がよく分かるかなぁという写真ですね♪

犬のスペースの概念を理解するということと、 ボディランゲージを読むことと、同時進行でお願いします。 『犬のスペース』

http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2166.html 『スペースの色々』

http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2168.html パーソナルスペースには テリトリーと言われる比較的広い距離から フライトディスタンス クリティカルディスタンス ソシアルディスタンス というように身体接触(ソシアルディスタンス)を伴うものまでいろいろですが、決まりきった距離を保っているわけではなく その環境、状況で広くもなりより狭くもなるものだということです。 なので、 その距離が広くなる=警戒する状況にいる、 ということで、その状況が犬にとって酷なもので変えられるのであれば変える=回避 変えられなければ、安全を保障できるカーミングシグナルを出せるように配慮する または、飼い主の接触(ホールドラッピング)によって安全を保障するまで。 いろいろなアプローチ、対処が考えられると思います。 ここで、私が常々応用行動分析学による行動主義を当てはめることが気持ち悪い^^;と考えるケースについてお話しさせてください。 飼い主さんに守られる形で、また係留されている犬が 近づいてきた人に唸った・・・と仮定します。 当然唸る前にも唸っているときにも、ボディランゲージには あっちへ行け、というシグナルが出ていますが、多くの方はそれがわからないものですから 唸った と誰でもわかる行動に驚いてしまうわけですね。 まあ、そういう状況下でもないのに、唸りやすい、犬はいます。 自分自身何かを守っている(資源を守る)わけですが、多くの矯正法は 唸りをNOで諌める、というもの。 唸ることはけしからん、という気持ちがうかがえると思います。 が、一旦、自分がその唸った犬の立場であったら?を考えると? 唸って警告しているわけですね?近づかないで、と。 お願いかもしれない。犬仕様の。 それを叱られる。またはその行為を、強化弱化で操作される・・・? おこがましくないですかね? という犬目線の考え方は多くの人にとって気持ち悪い^^;と思います。 どうしてそこまで犬にへつらう必要があるのか?という気分だと思います。 その気分、まあ私自身分からなくもない。 分からなくもないけれど、そこに潜む支配、コントロール的な意識に自分自身気がつくことができたら ・・・ 違った角度で命を見ることができ、命からの信用を得られるはずだと思っています。 そこまで考えた時 システマチックに、強化、弱化と。行動主義を当てはめることが如何に的外れか?ということを感じ始めないでしょうか? ということを考えてみていただきたいのです。 にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
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【ブロマガ】カーミングシグナル

秋ヶ瀬お散歩トレーニング終了しました。

秋ヶ瀬散トレのワンシーンです。

ボンボンはララちゃんが気に入った様子で、ただ、その遊びに誘うというのかな、コミュニケーション方法が過激(爆)なので、怒っているの?攻撃しているの?と勘違いされるかなと思います。

まあ、実際その場ではよくわからないこともこうして写真で切り取るとボンボンの耳の間は広く 口元もリラックスしているし、耳も横に広がってでへへ~^^;って感じですから ララちゃんがお気に入りなんだな、と想像できるわけですね。

昨日一般公開記事に書きましたが序盤歩きながら、シグナルの解説をしていました。 ほんの数秒間の出来事だったわけですけど。

 

カーミング シグナル by.テゥーリッド・ルーガス
TURID RUGAAS
エー・ディー・サマーズ

 

頭を高く上げる。 優位性の姿勢、と言われ、自信満々の犬、または思春期の勘違い期^^;に 自分の実力以上のボディランゲージを見せる犬に多くみられる姿勢ですが。

そういう犬でも、いざ犬のそばを通る時は、頭を下げて通ったりします。

私たちが気にしていないだけで、犬たちはそのように居心地の悪さと、そばを通る無礼を和らげるような形で 頭を下げてそばを通ったりします。

広い場所でもあれば、十分距離を確保して犬同士すれ違うこともでき、そうなれば要らぬストレスもかけずに済み カーミングシグナルを出させることもない、という理想論がありますが

そもそも、この社会で生きる、日本で暮らす犬にとっては、日々犬や人との距離が十分保たれていません。

だからこそのカーミングシグナルと、それによって自分が守られる、そして守られることによって自分を保てる と経験する必要があるわけですね。

そういう経験の場所としても、パックウォーク、叱りのない団体行動は必要ではないでしょうか。

カーミングシグナル は争いを避けるためにまたは対立、会話の最初に見られる行動と言われます。

なので、ガウガウ言いあって好戦的に見えるけれど、実は要所要所で相手に対して 下手に出たり、場をなだめるシグナルが出ているものです。

犬にとって切羽詰まった状況でガウガウ好戦的な防御的な行動が出てしまうのは バリアーフラストレーション=障害物による過剰な反応や、 犬にとって必要なスペースが確保されていないことや ホルモン的な興奮状態や周囲の好戦的な匂い、感情の波に影響されるということや いろいろな要因があるので、一概に 「攻撃的な犬」 「シグナルが出せない」 ということはできないと私は思っています。

その状況であったら当然だよね、と。

当然な状況とはどういうものか?について人側が知識として持っていることは 犬をいたずらに悪者扱いしないために必要な基礎です。

 

http://www.youtube.com/watch?v=Lj7BWxC6iVs&list=FLaQ46VSe-8pVe893Z_8AWAw&feature=share&index=6

 

動画も検索するといろいろ出てきますので、

たくさん見て、言葉に依らないコミュニケーションの訓練をしてみてくださいね。 

【ブロマガ】高速回転(  ̄▽ ̄)

ここに来てくださっている方が誰かは? 少数の方以外は知りませんで^^;なかなか変な学校。まあ仕方がないかなとも思いますけど。 本家ブログの方の記事にしようかなぁとも思ったのですが、まずはこちらで。 マメタ母ちゃんのブログはご存知でしょうか? 柴犬小次郎≒高速回転 http://kmgu47.blog.fc2.com/ かの有名な^^;○田流での経験を綴ってくださっています。 どこがどうしてどうなったのか?は今後の記事で明らかにされていくでしょう。 私が気になったのは、 こちらにも足跡がありましたが^^;気にされるかな?ということ。 暴かれて気にするような方たちではないのかな? きっと効果があってうまく行ったという方々が周りについているから、何を書かれようと平気かな? とか。 でも万が一、何かあったら、私は全面的にバックアップしますよ、という気持ちでいます。 目標はここにしました。

自分の活動・・・ 自分のためのものというより『啓蒙』に力を入れていて、なので本当は全国一律の金額で(交通費の負担額なしに) 座学や散トレを開催したいなという思いでいます。 商売と両方ではなかなか厳しい現実があり。消費税もアップしましてね^^;厳しいですよね。 まずは自分の事業としてお店とは分けて4月から業を行い。 NPOの準備も始めたいと思います。 その時必要なのは一番肝心なものは人材で 打たれ弱い人は無理^^; 私は攻撃される側にはいたくない、と弱音を吐く人も無理。 まあ、今私が混乱の中でも途上においても、変わらずついてきてくださる方は本当に信用させていただいています。 末永くお願いいたします。 ということで話が見えなくなってますが(笑) お題のね、高速回転。 マメタ母ちゃんのブログのタイトルにもなってるけど。 高速回転って何ぞや?ですが。この動画をどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=zU90FflwKhQ&list=UUaQ46VSe-8pVe893Z_8AWAw&feature=share&index=3 お市さん、回っとりますね~。 この行動、結構見かけると思うのですけど。 興奮は止めなくっちゃ、病気じゃないの?とか 興奮のさせ過ぎは良くない、とか・・・ きっといろいろなことが言われやすいのかなと思います。 今日FBの方に投稿しましたが

行動だけを抽出してああだこうだと言うなかれ、 すっきりした顔してるもんね、迷惑かけないように広いところで回ればいいじゃんねぇ^^; って私は思います。 病的な尻尾追いとは明らかに表情が違ってきます。 これは第一に、親としての勘、が頼りだと思うのですね。 病的なときは必ず 「ん?何か変?」 と気づくと思うのですよ。 回って喜んで、うっひょ~~~ってなって。すっきりしてあとに残さないのであれば、 それは若さの象徴です。 ただ、初心者飼い主さんや、こういう事例を見ていない人には一抹の不安^^;はあるでしょう。 そこに付け入る専門家 「これはほっとくと大変なことになるよ」 これだけ大変だから今のうちにしゅんとさせないと人間が手玉に取られる、見たいにいう専門家を 反対にしゅんとさせる^^; そういう団体を作っていきたいです。 同じ土俵だと、きっと方法は異にしても、私に敵対する者同士ネットの中で手を組む、っていうことは 有り得る。今までがそうで今もそうだから。 だからNPOなんですね。 まずは一般の方に周知していただくという方向でどうかなと。 いろいろ経過等ご報告しながら進めていきますので、よろしくお願いたします。

【ブロマガ】表情の変化

どこでだったかしら? 何で見たのかな? 犬には表情筋がない、という記述。 検索かけてみます。 ん?探せない、かわりにTOPにこんな記事が出てきました。 http://happylifestyle.com/7791

実は、犬の顔は、人と同じくらいたくさんの表情筋があることが確認されています。 鼻、口周り、頬、おでこなど、かなり人間に近い数の表情筋があるのです。 それに比べて、猫は表情筋が大変少ない。

って。 まあ確かに猫の方が表情の変化は少ないか?いやでもかなり豊かだと私は日々か見ていて思いますけどね。 犬には感情がない、というビックリする考え方が結構最近まで信じられていて 感情がないからその感情をあらわす表情筋がないっていうことなのかなぁとか。 獣医学部や、専門学校ではどのように習うのかな? で、今日は顔の表情についてお話ししますね。 先日の横浜座学の時にご紹介した本はこちらです。

フォックス博士のスーパードッグの育て方―犬の心理学フォックス博士のスーパードッグの育て方―犬の心理学
(2002/07)
マイケル・W. フォックス

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第一版が2002年。 私が手に入れたのが10年くらい前かな。 教科書的に読まれている本はこの↑本と この↓本。

ドッグズ・マインド―最良の犬にする方法・最良の飼主になる方法ドッグズ・マインド―最良の犬にする方法・最良の飼主になる方法
(2005/05)
ブルース フォーグル

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私は飛ばし読みしたことしかないので^^;いつか(爆)通して読みたいと思ってます。^^; では次に表情筋って何? ということでwikiから。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A8%E6%83%85%E7%AD%8B

表情筋(ひょうじょうきん、英:mimic muscles)は、顔面部と頭部、頸部の一部にある、皮筋の総称である。 喜怒哀楽などの表情を作り出すところから、この名前があるが、眼や鼻の開閉、口で飲む・食べる・吹く・しゃべるなどの運動にも関わっている。 意志によって自由に動かせる随意筋(横紋筋)であるが、他の横紋筋が、骨と骨とを結び、関節を動かす働きをしているのに対し、表情筋は皮膚の付着して微妙な動きをするのが特徴である。すべて顔面神経の支配を受けている。

こう見てくると、 犬は物的な考え方から、表情を作ることはない=表情筋はない、みたいな短絡的な考え方が ネットのなかで一人歩き(今だどこに書いてあったのか見つけられませんが^^;)しているのでしょうね。 飲み食いするのも表情筋。 ないわけがない、ですね。 上のスーパードッグの中でもフォックス生がこう書いてます。

犬の顔の表情は実に豊かで変化に富んでいる。しかし、イヌが一度に複数の感情を表現できることに気づいている人はそう多くない。

で、今日はですね。くじら目についてのお話し。 犬が白目を三日月のように出している目のことを言いますが、検索して出てきた画像を2,3ご紹介します。

あっちへ行け、的目ですね。

これは期待感もあり、どうかなぁっって困惑している感じもあり、 100%嫌な感情ということもないような気がするけど・・・。その場で見ていなきゃわからないかもね。

これはよくある表情ですよね? 「近っ!」みたいな。。。

コーギーちゃんって白目出す場面が多い気がするけど^^; これは、守ってますよね。 渡さないよ、みたいな。 *一旦投稿して読み返してみましたが・・・。 これ、守っているのではないと仮定すると。 おもちゃを横に写真撮ろうか、って言われて「めんどくせーなー」みたいな。 そんな顔? このように見ていると、感情豊かな犬たちの表情をひょっとしたら見落としていることの方が多いのかも と思うのです。 うちの子はシグナルが出せない、のではなく 見えていないだけ、なのかもしれませんね。 どの写真もネガティブな感情を表していますね。 写真を撮る時、このような顔を良くするのであれば望遠とか、カメラ目線を強要しないとかも 大切なのかもしれませんね。

【ブロマガ】犬が与えたいもの

カエデさんの素敵な記事。 本家ブログの記事にしようかなとも思いましたが、この話題は ずっとお勉強されている方にもまだ謎^^;なんだな?ということでこちらにしました。

犬と人、双方向のコミュニケーションに向けて http://blog.goo.ne.jp/kaedekko/e/b9f35eede8af298615e009c619676847

その中で紹介してくださっている記事

「犬が与えてくれるものに応える」

http://charliemama.weblog.to/archives/303790.html

これについていかがですか?

みなさんわかりますか?

もやもや~っとしているところ、たぶんもやもやされている方がいいのかな?^^;って思うんですよね。

でも、ちょっとだけ、 えっ!?な~~~んだ!? 的なお話をさせてくださいね。

とっても簡単なことです。

犬のカーミングシグナル。 犬の言葉であるボディランゲージの中でももっとも犬らしい『カーミングシグナル』 これについて理解できてくると(見えるとか読めるとかではなくて、 なぜこの言葉が犬らしいか、ということについてです)

犬が私たちに何を言いたいのか=何を与えたいのか、見えてくると思います。

平和、 穏便、 融和、 ほどほどに・・・^^; と。

まあまあでいいんじゃない?楽しく行こうよ♪ っていうことだと思います。

きっちりしすぎて、細かくスモールステップと、犬を囲いすぎるということとが、 ごちゃごちゃになってしまっている・・・ことが多くないでしょうか?

私たちが守ると、犬を。

ただ、犬はあなたを守ることが仕事だと思っている。

だから守ってもらい、あなたが守ればいい。

あなたは引っ込んでいていいのよ、と言いたいのであればあなたが頼られる人でなければ言葉だけが 一人歩き=犬には通じない。

もっともっと簡単に言うと 日常。

ピンポンと玄関チャイムが鳴った。

お母さんが 「運送屋さんかしら、私が出るから~」 って声をかける。

私が答える 「お願いします~」 と。

会話成立ですね。ところが犬の場合 「ワンワンワン=誰か来たよ~」 それに対し 「NO!ハウス!」 ・・・

会話が全然成立していない。

無視以上に問題は大きいと思います。

お知らせしたい、 その気持ちにNOはないよね?

と思いますがどうでしょうかね?

散歩中の吠えもそう。

何か言っている。その前に何かシグナルで語っている。 そのお知らせに対して私たちは理解を示せないわけですから、犬から与えられるものを無視しているようなものではないでしょうか?

犬は寂しかったり、あてにしなかったり。

自分勝手な行動、に見えるものが実はあてにできない人間に頼らず、自分自身で何とか解決しようと思っているけなげな行動、 だったりしませんかね?

ということです。

だから、犬の言葉であるシグナルの色々が読めるようになってくると、理解できてくると いかに人間が、何もわかっていないくせにあれをしろこれをしてはダメと、横暴にふるまっているんだなということが見えてきて、実はトレーニングすべきは私自身なんだな ということに及んできて・・・ 愕然と^^;するわけです。

愕然とするだけではなくそれを乗り越えて、どうぞもっと深いコミュニケーションが取れるように 日々取り組んでみましょう!

さて今から仙台へ向かいます。

メールカウンセリングやらいろいろな返信が滞ってご迷惑をおかけしています。 認定の返却は大体1か月かけさせていただいています。

その間に、過去記事の検証、次の課題の予習など前向きな取り組みをお願いしますね。 ではでは

 

 

 

【ブロマガ】自分を表現する自由

自分を表現する自由、その自由を保障するもの として人間がわが注意してあげたいのが リードでの過剰な制御 です。 自己紹介時に横につけたり座らせたり、輪に入っていなければいけないとか そういうものを求めないのは 自分を表現する自由を妨げられることによって生まれるフラストレーションが 次に人間がわが受け入れられないアグレッシブな行動に結び付きやすい、からです。 たとえば、 動画の中でルビーちゃんが色々なシグナルを出しているのがわかると思いますが 脚側位置で伏せていられる子だとも思いますが、それを強制することで 場の落ち着かない空気がいたたまれなくなって、あっちへこっちへ、びっくりするくらいはちゃはちゃ動きたくなってしまうかもしれません。 自分もじっとしていられなくなるんですね。 私は犬を連れていませんので、自由に輪の中にいる犬を見渡せますが、 そこで落ち着かないなぁと思う犬と視線が合いますよね。すると瞬きしたり、そっぽを向いたりして カーミングシグナルを出すようにしています。 そのように遠隔でシグナルを犬に出している方、いますか? ルビーちゃんのしていることはそういうことです。

今年の座学は動画を使って行います。小さな会場でしたら、清水の舞台から飛び降りて買ったメモリースティックを使えるでパソコンいらずのプロジェクターが活躍してくれるかなと思っています。 テキストは今年は私の本と、ボディランゲージを読むうえでの基本の考え方をしっかり基礎固めしたいのでヴィべケさんのシリーズのvol.1を使っていきます。ボディランゲージの読み方は一つではない、というのはその読む人の主観が入るからです。主観を種(犬)の正しい理解の上に作り上げてその上で読みます。 犬の支配的、ステータスの考え方は大きく変動しています。 何より犬の群れの中のステータスもその時々でダイナミックに変わります。犬のステータスの主張を人に向けるのは犬が過酷なストレスフルな状況に置かれているからです。私はそう思います。 だからいつもおどけた犬が守る時には瞬時にリーダー的な表情に変わる。そういう静から動、そういうフレキシブルな生き方も、犬から人間は学ぶべきでしょうね。 そこのところの考え方を柔軟にできないと、経験の長い方でも読み違えるんだなぁと、思った次第です。

もう一度こちらを↑ ルビーちゃんの母なるまなざし。 カエデさんとデモするときは仔犬のような、舌ベラが横っちょから出るような^^;うっひょ~! 的なおどけた様子を見せて笑いを誘ってくれます。 が、犬たちの緊張を見るや否や、 舞台を見守るお母さん^^;の気分になるんでしょうね。 「いい、あなたたち、こうやって落ち着くのよ」 みたいな。 この時尻尾が非常にリラックスしているのは、散トレの場自体が叱りのないリラックスした状態であるから この場には危険がないからではないかなと思います。 知らないよその犬が近づけば、一転、尻尾は上がってくるのではないかな。 あ、でもルビーちゃんはあまり尻尾をあげない子かもですね。 FBに投稿したもう一つの文。

ダルメシアンの福ちゃんの尻尾、古くは黒ラブはなちゃんの尻尾。尻尾は雄弁に語るとは言われつつも、その読み取りってどうなのかなぁと、数年前から思っていたのですが。ヴィべケさんセミナーや書籍DVDで学んでいくにつれて、その疑問がだんだん解決されていくのですね。 力の誇示、とされていたものですけど、自分の知識ではどう見てもそうかなと思う形が 『癖』(アスラン君の尻尾) とか、弓なりの尻尾が、攻撃的な心情を示すと考えられているのに 『攻撃するつもりはないんだ』 であったり。 なので、実際、その弓なりの尻尾に触れてみると、柔らかく思ったより力が入っていなかった。しかも触れるとこちらを向いて左右に尾がふれる。 何頭か試したんだけど^^; 今までのボディランゲージの読み方以外のものをもっと広く学ばないと、読み違えているかもということはあるなと。 そんなことを思います。 だから画像で見るのではなく、人間がポリスマンになって介入する意味は読みを間違えないということでもあるし、犬同士の緊張から犬を開放することでもある、と思います。 犬の地位は固定されたものではないし、固定させてしまうから犬に過度なプレッシャーをかけてしまうのだと思います。=ストレスがかかりすぎる。 人間をあてにする犬、そういう犬になってほしい。

尻尾があがっているとどうしても 自信満々 攻撃的な態度 ステータスの主張 という元来の考え方があると思うのですが、ヴィべケさんのお話を聞くと それ以外の見方、読み方があるな、と。というより、そもそも犬が主張する意味を過大に評価するというか 大げさに取り扱わずに、癖とか、気分とか、その時はそう思ったとか ゆる~りと考えてあげることが大切なのかもしれないなぁと。 だからシグナルを読むにしても、いかに人道的に、もっと言うと 犬のフレキシブルさを想像できるかどうかということ、決めつけや思い込みで答えを一つに絞らないことが大切なのだと思います。 犬に聞いてみなくちゃわからないことですしね^^; で、こういうことになります。↓

犬たちの緊張、興奮の高ぶりがちょっとした攻撃性の片りんを見せるとき、人間側がそれを見逃さずにいたずらに矯正をしようとしたり、「この攻撃的な行動は今のうちに何とかしなくては手が付けられなくなる」と、読み違えて。 その時だけ、その過程だけの高ぶりであったのかもしれないのに。 その読み違いから、小さなキャパの攻撃性を表に出す犬(多くは不安や困惑からの攻撃)に愛情遮断的な対処を行うことの愚かさ。 もっと犬を追い詰め、もっと犬から人を遠ざけ、もっと人は攻撃性を恐れるようになる。 我々がいらっとして攻撃的な気持ちや態度をとっても、人を傷つけることなどしない、多くはそうなのに。犬はその「時」を見逃されないのだからかわいそうだな。

こういうシグナルを多発するからこの犬はこういう犬、と。 攻撃的な行動をとりやすい犬は、それに人間からの叱りが加わりどんどん追い詰められます。 その時はそうだった、 だからその時その行動をインターセプトしてあげればいい、ただそれだけなのに 延々犬を苦しめる罰で攻撃的な火種を大きくさせるのは・・・人間なのですね。

【ブロマガ】場をなだめる

秋ヶ瀬散トレ。 さすが!秋ヶ瀬、ということで冷え込みの底^^;のような寒さでしたが 太陽が出て思ったより寒く無くて助かりました。11時からというのもよかったのかな。 26日の横浜座学、攻撃性についての準備。 こちらで攻撃性についていろいろ考えつつ、まとめていきたいと思っています。 が、今日は昨夜FBにも投稿したのですが、ルビーちゃんのなだめのシグナルを動画に収めることができたので 感じたことなどをお話ししますね。 本当は動画の前も延々シグナルを出し続けていまして、 写真は数枚撮りました。 そのあと、そうそう、動画を撮ってみようと^^;思い立ったわけです。 ということで、動画を撮れるチャンスって結構逃がしやすいですよね。

今日の秋ヶ瀬散トレの自己紹介時のルビーちゃん。 さて、この子はいったい何をしているのでしょうか?^^

個別にお返事できなくてごめんなさい。ルビーちゃんは離れたところでカーミングを出しまくっています。落ち着いた犬でなければできないことですね。多くの犬は緊張状態の中では無関係を装うことを選択します=背中を向けて座る。でもこの子はきっと緊張の空気の中を自由自在に動いてポリスマン的な役目をしたいのでしょうね。積極的な叱りではない、場のなだめ方。争いを未然に防ぐ連続したシグナル。ハンドラーから見れば頭が動いていないのでガン見に見えるかもしれませんが、目を細めたり口をぺちゃぺちゃさせたり、瞳を左右に動かしているんですよね。まずは人間がわがそれに気づけるか。また更に大切なことは犬がそういう言葉を発せられるくらい落ち着いた状態を確保させてあげられるかでしょう。これについてはまたオンラインで続きを書きます。

↑と皆さんにいただいたコメントにお返事したのでした。 ので、記事にせねば^^;

FBの投稿へのジーコタ母さんのご質問。こちらで。

この時、カエデさんは、意識してルビーちゃんと距離を取っているのだと思いますが、飼い主や人間、または他の犬と離れていた方がシグナルを出しやすいとか、あるのでしょうか?オンライン楽しみにしています。

私がカエデさんの取り組みで素晴らしいと思うのは 問題がないルビーちゃんについて、威張るとか困っている人に対して上から目線にならないところです。 学び方発信が半端ないので、なんとなく気おくれされる方はいらっしゃるのかも?しれませんが。 まあ、それは個人の感じ方ですから個人で思っていてください。 そして、この子のいいところをもっと引き出してあげたい という取り組みに精を出されていることです。 すると、犬は応えてくれますね。 自分のできること、ルビーちゃんのできることは、母犬的な存在でその場をなだめることです。 そのできることをいかんなく発揮し始めます。 問題がないと取り組まない方が多いので、コミュニケーションがいまいちだなと感じるペアが多い中で 非常に感心するパターンです。 問題がある犬の場合、も同じように、 問題ばかり目を向けないで、良いところを伸ばすようにすると、必ず犬は応えてくれるはずです。 良いところはある、でもそこを伸ばそうとしていない、 という残念なケースは非常に多いかなと思います。 話が逸れちゃった^^;;; この日参加された、バーニーズのいちごちゃんの飼い主児島さんにお話ししたこととかぶってきますが いちごちゃんは輪の中に入りたがらないから、外れていたのですが、と。 もちろんそれでOKです。 後ろ向きに(円の中心に)背を向けて座る子って結構いますよね? 座りなおさせることはもちろんしません。その子の選択した自分なりの対処法ですから。 じゃあ、輪を外れるというのは? 理由は一つではないのですが、視野の関係だと思うのですね。 犬の視野についてはこちら http://ww3.tiki.ne.jp/~nsasax/pet/watch/body-eye.html 両目視野:約130度 【犬の視野】 全体視野:約250~290度 両目視野:約80~110度 どうしても視界から外れてしまう犬がいると思うのです。 ある程度離れないと見渡せないとか。 全体を見ていたい犬も当然いると思いますので、その場にとどまることを強制してはいけません。 *少し分かり難いかなと思いますので追記します。 近づけばいくら視野が広くても、視野から外れる位置にいる犬がいるので気になる、だから 距離を取りたがるということもあるのかな、って思ったのです。 ん~、っと 続きます。

【ブロマガ】すれ違い練からわかること、わかってほしいことなど

秋ヶ瀬のトレーニングで行ったすれ違い練習。 色々な意義があります。 一番は、 飼い主さんがリラックスした状態と普段の散歩での違い、を感じてほしいというところですかね。 オレオママさんが記事に書いていらしたけれど、 スルーする経験もスルーされる経験も大切、と。 これもまさに、ですね。 では、どうすればスマートにスルーしたりされたり、ができるかというと? それぞれのペアが、チームが、お互いの世界を作ること。 コンタクトを取るということ。強制ではなく。 トレーニングの後半戦、良い具合に落ち着いて。 まだまだ落着けない子もいましたけど、それでも馴染んでいましたよね。私はそう思います。 落ち着けない理由の一つは 犬が吠えること、吠えて相手を撃退^^;すること、追い払うことを自分の仕事と考えている からだと思います。 リードでの制御(=NOで行動を制御)をされてくると、 リード装着時での視界に入る犬に、NOとリードの圧とが悪い古典的条件づけをされる だから、あいつさえいなければ、または 飼い主がNOと言割れた時、コンタクトが取れていず、ハーモニックな関係になっていなければ 「大丈夫」 と言われても 「大丈夫って言ってんじゃねぇ!」^^; みたいな。。。犬の我が表に出ますね。 大丈夫、という顔が全然大丈夫でなければ相反する情報を犬に与えますしね(ダブルバインド) 混乱が攻撃的な気持ちに油を注ぐのではないでしょうか。 すれ違うのは犬にはプレッシャーが大きすぎるだろうか? すれ違い ではなく、犬に優しい方法として 犬に過剰反応する→方向転換、回避。 が指導されるまたは飼い主さんが選択するということが多いでしょうか? ここでフライトディスタンスを振り返ってみます。 『犬の安心感』 フライトディスタンス

フライトディスタンス:驚いたときに犬が離れてしまう距離、と言えばわかりやすいでしょうか? 知らない犬同士匂い嗅ぎをして、ちょっとびっくりすると、ダダ~~~っと離れる、という場面ご覧になった方は多いかなと思いますが。 個体によって違います。 小型犬の方がこの距離は大きいですが、リードがたいていの小型犬のものは大型犬に比べてかなり 短めにできていますので、自分で距離を取り難い状況があります。 飼い主目線では短いリードでそばに置いた方が安心、ということもあるでしょう。

フライトディスタンスの距離感は個体差があります。 その距離がすれ違う時に必要な距離になるのでしょうね。 だから、すれ違いにその距離が取れないのは過剰なプレッシャーがかかりすぎるからNGと。 でも・・・ 散トレの後、輪が小さくなりますよね?犬は嫌がっていますか? おやつをもらいたいから近づきますね? 無理やり近づかせてはいません。 この距離は、状況によって広がったり狭まったりします。 だから、日常、距離が取れないことが多いわけですから 距離を気にしない状況を作ってあげればいいのでは?ということができると思います。 そのためにどうするか? はい、インターセプトです。 分かりやすい形としては、犬と犬の間に人が入る形、ですね。 これによって格段と距離感を意識しなくてすみます。 また、 すれ違いはプレッシャーであったら、お互いにカーミングシグナルを出し合う絶好の機会である と言い換えることができます。 どんなにこちらに集中させていても 犬や人のそばを通る際、犬は頭を低くします。 とても礼儀正しいシグナルですね。 というように、頭を下げさせてあげたいのに、飼い主が緊張のあまりリードを持つ手に力が入りすぎると 特に首輪では頭が下がらず ハーネスであれば首が伸びて、かなり理解不能なシグナルを発しているようにしか見えないと思います。 犬同士お互いに、理解しあえない経験があまりにも多く続くと 混乱が生じて、先ほども書きましたが 攻撃的な気持ちがむくむくわいてくる、ということではないでしょうか。

【ブロマガ】犬から目を切らない

新春座学終了しました。 用意した動画すべては使えませんでしたが、お伝えしたいことはほぼお話しできたかなと思っています。 これからさらに、総論、そして細部など ご紹介していきたいと思っています。 今日のお題 犬から目線を切らない 犬と一緒、リードをもったときは、自動車のハンドルを握っているというくらいの感覚でいてほしいです。 目を切らない、というのは視界の隅でとらえておきましょう、ということです。 ただ、慎重な方は方で 小型犬は、目を切るときは自分が不安だから、抱っこしていませんか? それは?犬にとっては自信の芽を摘む行為かなと思います。 オンリードのおいで、は自信をはぐくみます。 3メーターリードの意義は、3メーターの自由度の中、ついてくるという選択をさせることで 犬に自分の行動が嬉しい結果をもたらすことを理解させる取り組みです。 不安だけど、いつもは固まって飼い主さんが近づき抱っこすることですんでいる ・・・ それはやはり自信の芽を摘んでいると思います。 自分で歩く。 自分で近づく。そして飼い主さんのもとに到着してほっと安心を得る。 それを行わせること、じっとこちらは待つこと、で犬に自信と安寧を与えることができます。 飼い主は、待つという不安を辛抱しましょう。 そういう辛抱をせずに抱っこすることで安易に不安を解消していることが 少しずつ犬の自信の芽を摘み、結果離れていることに不安感を抱きすぎるようになるのではないかなぁ。 分離不安の大きな原因ではないかなと思っているのです。 優しさと、囲い過ぎの違いは意識しないと区別できない、そう思います。 飼い主には介入の義務がある。 ということを下の動画でお勉強しました。 漠然と見ていると、何を見ればいいのかわからないものです。 なので、 追いかけられている犬の飼い主であったら自分ならどうするか? 追いかけられているのが自分の犬だったらどうするか? という視点を持つことが『見る』ためには大切なことだと思います。 見て、行動に移すわけですけど。なかなか難しいですね^^; 茶色のテリア、ラットテリアと呼ばれていますがその子が追いかけられているとき ベンチに座る飼い主に何度も視線を向けていますね。 助けを求めています。 その求めに応じて追いかける犬を 「やめなさい」 と制することが必要です。



ハスキーがじわじわ追いつめています。 動画の中ではとても危険な状態であると行っていますが私の見解はちょっと違うのですが それはここでは置いておいて^^; じわ~りと追い詰める動きのハスキーの前に立ち、それは許可できない、向こうに行きなさい と指示するべきです。 さて、私たちはそのように犬に毅然さを示せるでしょうか? 必要なものをその時示せるかな?ということですね。 家庭内の多飼育でも同じことです。 この交通整理、ポリスマン的な動きは、犬の『様子』=気配、気みたいなものを読むことが大切ですけど 経験によって誰にでも取得可能です。 まずは、犬から目を離さない、ということを実践してみてください。 立ち話の時にもね。

シグナルは見ようと思わなければ見えてこない

社会化というのは、何かをさせて正解を与えるものではありません。

そこが危険でない、あれが危険でない それを一つずつ増やしていくことです。

おやつを使って、犬同士が近づいたからと言って、犬のもともと持っている距離、スペースのこだわりがなくなるというような、犬語を失うというようなことは全くありません。

そんなもので犬語が失われるのなら、とっくに犬語はなくなってしまったのではないでしょうか。

むしろ、犬がいても人がいても 知らない場所でも リラックスできるから、ストレスなく過ごせるよね、ということで犬語もより自然に出るということを思うんですよね。

叱られて、犬としての欲求をないがしろにされることで 犬の言葉は失われる、フェアに考えればすぐにわかりそうなことなのに。

 

さて、飼い主の皆さんも、順番にそういう観察ができるような学びを始めましょう。 犬はスルーするのがとてもうまいけど、人はそのシグナルに気がつかずに、 ガウガウしたときや、その後おびえた様子を見て、 この場は危険だと自分の犬には危険な良くない場所だと考えがちで それは犬の成長を妨げます。

スルーしているシグナルを見逃さずそこで「そうそう」と正解を伝えると さらにスルーしますから、ガウガウに発展しにくいのです。

人はそのように介入可能ですから、それを学んでいただきたいのです。

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記事は本当はもっと続いたのでしたが^^; 消えてしまったので、もう同じようには書けません。無理。結構大作だったのになぁ。

上の写真については次回お話しします、で終わったのですけどね。

あ、思い出した。興奮について書いたんだ^^; 興奮させるのが良くないという言い方って 興奮を避けて避けてという心を生みませんかね?

興奮を長続きさせないように飼い主が対処、介入できるようにする と言った方がいいと思うのです。

少しの違いが大きな違い、ということを思いますが、いかがですか? 犬はそのDNAの中に、人との絆がすでに刻まれているという研究がありましたね。

だったら人が学ぶのは当然ですよね。

だって、我々はそのことにも気づけなかったわけですから。 犬は訴えていたんですよね、ずっとずっと。我々をもっとよく知りたいと。

でも我々はお門違いなことを犬に教え込もうとして、犬からの反発を食らう・・・。 でもね、人が学ばなければいけないけれど よ~く言われる

「あんなに吠えさせて」とか「まともに飼えない」

という言葉は失礼極まりないと思います。

こういう言葉を浴びせられると、付き従うタイプの人がいるというのが信じられませんが^^;

犬もガツンと言われると反抗できないタイプとかぶるのかなぁ。

自信の芽を摘んで摘んで、そしてコマンドに従わせる。 実力不足のハンドラーでも従わせられやすいですよね。

本家ブログにも書きましたが 食べ物も、奪って、与えず、その価値を高めるというような方法が、当然のように取られる犬のトレーニングの世界、 なかなか変革も難しいと思います。

叩かれやすいですしね、目立ったことをすると。

書いていてもおぞましいですが^^;・・・

最初と記事が全然違っちゃったなぁ。仕方ないなぁ。 では、もう寝ないと。 明日は宇都宮散トレです。早起きします!

犬を学びましょう

今朝こちら

犬って、何考えてるの!? 犬って、何考えてるの!?
(2004/08/19)
グウェン・ベイリ―

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をぱらぱら~っと。 新春座学に向けていろいろ準備を始めています。動画とかね。 どういう構成にしようかなぁとか。

ただ、きっちり何をどう話すかというところまではいつも決めません^^; 出たとこ勝負(笑)です。 上記の本ですが 服従、リーダー云々の言葉は使われていますが(気にしなければ気にならないけど) 犬の表情・行動と、どういう感情かヲ現す言葉がぴったり合っていて、私的には好きな本の一冊です。

カレンの笑い顔って覚えていますか?^^;

 

 

これです。 犬が笑うって、柔和な顔を想像しますよね~。

柔らかな顔で口を開いて笑っているねって。

カレンのは違います。 思いっきり歯が出ますので(爆) 好きな人にしかしませんけどね。

誰がどうして好きかは・・・謎でしたね。

匂いとかかな?雰囲気とかな?伝わってくるものなのかなぁ。 第6感かな?

この写真よりもっと笑っているのもあったんですけど、探せなくなった^^; 知らない人が見たら、 「怖い!」 って思うでしょうね。

以前コメントをくださった方がいるのですが 「同じフラットで、同じように笑う子で、威嚇するから怖いと保健所に捨てられた子がいる」 って。。。

ん~・・・ その感じで、前後というかその体全体から出るもので、威嚇か従順か(この笑顔をする犬はかなり従順な犬です)わかりそうなものだと思いますけど。

でも、知らない人の方が多いでしょうから、 怖いと思う人の方が多い、ということ。 犬から見て怖いと思う人間の行動も、犬が怖がっていると気がつかないことが多いわけで 「きゃ~~~!かわいい!私は犬が大好きなの!」 って目を見開いて前かがみで手を伸ばす。大きな甲高い声で。

犬は威嚇された、攻撃された、と感じるのです。

犬について、かなり初心者というのかな、 「犬ってどういう動物なのか」 を子供のころから知る機会のなかった方は、一つずつがびっくりの連続なのかなと思います。 犬も人間の社会は同じようにびっくりの連続なのですよね。

だから、 だから犬について学びましょうねと。

まずはそこ。 そのうえで、学習理論。 そして、もう一度帰ってくるところが犬のボディランゲージなどの細かいシグナルを読むというところです。

シグナルを知っていても、 「犬」を知らなければあなたの行動が犬にとっては脅威となることがあります。

かなり痛い話ではないでしょうかね?

流行犬種をおもちゃのようにかわいがる、 そういう飼育の方法では、 「あなたのその過干渉的な視線は犬には重荷です」 というアドバイスも腹立たしいものになるでしょう。 犬はスルーされて安堵を感じる動物です。

だから無視は、無視する行動は犬にとって その行動の持ち主は安全、という判断材料なんですね。 そう判断された人のことを、犬は大好きなんですね。

そういう意味で「犬」を学ぶ著書としては シーザーミランのこちらです。

 

あなたの犬は幸せですか あなたの犬は幸せですか
(2006/11/30)
C. ミラン、メリッサ・J・ペルティエ 他

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一旦、自分の芯がしっかりすれば、 何を読んでも惑うことなく歩けるはずです。 何がどう違和感を感じるのか、わかるということですね。

そうなると、反対意見もしっかり聞いて、冷静に反論できるようになってきます。 だから、シーザーミランの方法が非人道的な道具を使っていたとしても 彼の有益な「犬」への理解、言葉はぜひ知っていただきたいなぁと思っています。

 

違う角度で、いろいろな角度から見る、見るだけではなくて

もう購入されて何度も何度も見ている方と、まだの方といらっしゃるようですね。 ぜひDVDと解説付きで、 犬語の世界と、人がどのよう鵜にかかわるのかのヴィべけ流の方法をご覧いただきたいと思います。

私の犬とのかかわり方も、細かなところでは少しの違いはありますが 見方、ふるまい方などは同じように取り組んでいます。

犬のトレーニングというと、犬に何かを教え込む方が見ると 先ほどもFBで投稿しましたがびっくりされる方は多いと思います。

DVDBOOK 犬はしぐさで会話する(1): ヴィベケ・リーセの犬のボディランゲージ解説
Vibeke Sch.Reese
誠文堂新光社

どれだけの方がヴィべケさんのDVDをご覧になったかなぁ。飼い主がしなければいけない、その役目の多さ、大きさに対する意見はどういうものか知りたいところだなと思います。犬語というと犬と犬同士で人を介在させない方法の方が多いので。 まあ、犬語の読み方捉え方もいろいろですけど、大まかには変わりないと思いますし、 大切なことは 観察する動物ではない、ということ。 見て、こちらからのフィードバックで彼らは彼らのとるべき行動を決めているのです。 たとえ小型犬でも、ママと自分のスペースを守りたいと気丈にも頑張っているかもしれませんね。 その時 うちの子は今こう感じている、 と見ているだけではダメなんですね。 フィードバックを返さないと。 できるだけ正しく返す練習をしないと。

そのために見て、動く練習を取り組んでいただいています。

またまたこのお写真を出してしまいますが 多くの方にとって自信満々で自分の力を誇示しているボディランゲージに取ると思うんです。

 

でも、私が接して、一緒に歩いて、他の犬との関わり方を見て その不器用さは感じても、危険な感じはしないんですよね。 だから、もっともっと学んで、安易に 「危険だ」 「攻撃的だ」 「けしからん」 という視線で犬を見ないでほしい、ということをお願いしたいだけです。 犬を追い詰めるのは、そしてその飼い主を追い詰めるのは何だろう? というところまでしっかり考えて歩いていきたいですね。 暮らしていきたいと思います。

 

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