私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】カーミングシグナル

リード使い、ハンドリングについて、この夏ブロマガと座学でお伝えしていきたいと思います。 Tタッチでもデビー先生がリバースを早く、とおっしゃっていたっけ。 さて、今日はカーミングシグナルについての総論的なお話です。 新しい読者さんは犬の言葉の豊富さにまだ気がつかれていないかもしれません。 気がつくともっともっと犬とのコミュニケーションが深く楽しくなると思います。

カーミングシグナルは犬のボディランゲージの中でも ストレス状態にある犬が、そのストレスの原因である緊張関係を回避したい、緩和したい という目的で発するシグナルとされています。 生得的な本能的な行動なのでしょうね。 まだまだ研究段階、研究が進行中、でしょうから^^;確かではない、けれど、生得的行動というのは種がもともと 持っている行動であるので、生得的であることに間違いがないと私は思います。 だから世界共通語なのだと。 それをもとに習得的な行動が出る=その個体にとって出やすいシグナルがある、のではないかなぁ。 ストレスによる反射的な行動、と言い切ることはできないと思います。 あ、転移行動とかストレスを緩和するための行動(シグナル)もボディランゲージですが、 カーミングシグナルはコミュニケーションツールであるのに対し、ほぼ反射的なシグナルといえるのはこちらでしょう。 カーミングシグナルには27種とか28種あるとか書かれていますね。 じゃあその27種って何?について書かれているものってありますかね?^^; ないような・・・ 思いつくままに挙げてみますが。 2頭の間をさくように横切る 歯をカチカチならす あくびをする そっぽを向く、目線をそらす おすわりをする 鼻を持ち上げる 前足をあげる ふとどこかに行く 静止する(立ち止まる) 歩調がゆっくり歩くに変わった カーブを描きながら歩き始めた 口をパクパクする 口元を引く 体を低い位置に落とす・おじぎ・プレイバウ 転移行動 子犬のようにはしゃぐ おしっこをする 自分の体を相手の体の横にそらす 尻尾を振る(立てる・下げる) 地面の匂いを嗅ぐ 体をぶるぶるする 伏せをする 背中を向ける 鼻や口の周りをなめる 頭を動かす、そっぽを向くような態度 いろいろなサイトを巡って^^;探してきたものですが。他にありますか? 犬の言葉を見る、読むときに大切にしなくてはいけないものは 言葉を単語のように丸暗記しない、ということ。 その犬の癖があるので、どの犬も同じように出すものではないということを覚えておく 流れで見る。ニュアンスを感じる、 その中で、 「ん?今どうして下を向いたのか?相手も同じ行動をしたよね?」 というようにあとで気がつく、というのもありではないでしょうか。 いったんその目で犬たちを見ると、目が離せなくなってきますね。その離せない目で犬を視界にとらえながら 人間同士のおしゃべりをしていただきたいですね。 決して犬を凝視することがないようにお願いいたします。 ワンコさんを呼びました。 頭を少し下げて、時々舌べらを出したりひっこめたり。 「え?私そんなにプレッシャーをかけているのかしら?」 と・・・。シグナルを学んだ方は自分の様子を心配されて、心配の気持ちを表して犬たちにかえって 困惑を与えてしまうときがあるうだろうと思います。 居心地の悪さもあるかもしれませんが、相手に対するへりくだった気持ちの現れが反射的に出る、こともあります。 一概にカーミングシグナルとは言えませんので前後の状況で判断してください。 もちろん、食糞してぷんぷんおこりながら名前を呼んで呼び寄せれば、カーミングシグナルを出しまくるであろうことは想像には難くない^^;と思います。

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