私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】カーミングシグナル

秋ヶ瀬お散歩トレーニング終了しました。

秋ヶ瀬散トレのワンシーンです。

ボンボンはララちゃんが気に入った様子で、ただ、その遊びに誘うというのかな、コミュニケーション方法が過激(爆)なので、怒っているの?攻撃しているの?と勘違いされるかなと思います。

まあ、実際その場ではよくわからないこともこうして写真で切り取るとボンボンの耳の間は広く 口元もリラックスしているし、耳も横に広がってでへへ~^^;って感じですから ララちゃんがお気に入りなんだな、と想像できるわけですね。

昨日一般公開記事に書きましたが序盤歩きながら、シグナルの解説をしていました。 ほんの数秒間の出来事だったわけですけど。

 

カーミング シグナル by.テゥーリッド・ルーガス
TURID RUGAAS
エー・ディー・サマーズ

 

頭を高く上げる。 優位性の姿勢、と言われ、自信満々の犬、または思春期の勘違い期^^;に 自分の実力以上のボディランゲージを見せる犬に多くみられる姿勢ですが。

そういう犬でも、いざ犬のそばを通る時は、頭を下げて通ったりします。

私たちが気にしていないだけで、犬たちはそのように居心地の悪さと、そばを通る無礼を和らげるような形で 頭を下げてそばを通ったりします。

広い場所でもあれば、十分距離を確保して犬同士すれ違うこともでき、そうなれば要らぬストレスもかけずに済み カーミングシグナルを出させることもない、という理想論がありますが

そもそも、この社会で生きる、日本で暮らす犬にとっては、日々犬や人との距離が十分保たれていません。

だからこそのカーミングシグナルと、それによって自分が守られる、そして守られることによって自分を保てる と経験する必要があるわけですね。

そういう経験の場所としても、パックウォーク、叱りのない団体行動は必要ではないでしょうか。

カーミングシグナル は争いを避けるためにまたは対立、会話の最初に見られる行動と言われます。

なので、ガウガウ言いあって好戦的に見えるけれど、実は要所要所で相手に対して 下手に出たり、場をなだめるシグナルが出ているものです。

犬にとって切羽詰まった状況でガウガウ好戦的な防御的な行動が出てしまうのは バリアーフラストレーション=障害物による過剰な反応や、 犬にとって必要なスペースが確保されていないことや ホルモン的な興奮状態や周囲の好戦的な匂い、感情の波に影響されるということや いろいろな要因があるので、一概に 「攻撃的な犬」 「シグナルが出せない」 ということはできないと私は思っています。

その状況であったら当然だよね、と。

当然な状況とはどういうものか?について人側が知識として持っていることは 犬をいたずらに悪者扱いしないために必要な基礎です。

 

http://www.youtube.com/watch?v=Lj7BWxC6iVs&list=FLaQ46VSe-8pVe893Z_8AWAw&feature=share&index=6

 

動画も検索するといろいろ出てきますので、

たくさん見て、言葉に依らないコミュニケーションの訓練をしてみてくださいね。 

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