私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

追い込まないようにすべての人が学ばねば


多くの方が
「犬が目の前に座りました、お利口にしているのでおやつを上げて褒めてもいいですか?」
という・・・
そういう質問をするまたは、
どことなくそういう思いを抱いて犬との暮らしをしている。

犬の訓練と、犬が家庭に馴染むためのしつけ・トレーニング=社会化の一つとが
ごっちゃになっている現状があります。


犬に命令される人
http://charliemama.weblog.to/archives/303168.html

かなり前の記事ですけど、
本当の優しさとはどういうことか、強さとは?
暮らしの中に溶け込む犬との取り組みは、時に自分の
見つめられていると何かをしてあげなくてはいけない気分になる、ということとの葛藤になることがあります。

要求が強くて、または
挑戦しやすい個体がいて、
人間もいろいろな性格があるのが当然のように、犬だって性格が色々です。
冒頭の
「犬が目の前に座りました、お利口にしているのでおやつを上げて褒めてもいいですか?」
に対して、要求が強くて、満たされていないと歯を使いやすいタイプの犬は
おやつがもらえないと癇癪を起して、その転嫁行動として噛みに転じる犬がいる、
ことがあります。
多くはないですよね。
ただしいる、ことはいる。
その多くはない事例について、どうしたらいいのかな?という方法をお話しする私のブログですから
多くの方にとっては必要がないことだと思います。
ただ、
多くはない事例に対して、知らないから
「犬が人間をなめているのだから、厳しく締め上げないと」
くらいの言葉が出やすい、そういう現状があります。
だから、どんな人も、
私がお願いする提唱する方法って、犬に優しいし、人間が知恵を示せる方法ではないかな?
ということで、知っていただきたい方法なんですね。
そうすると、多くの犬と飼い主さんが追い込まれなくても済みます。

噛み、吠え、突進・・・
色々な問題で追い込まれ感を感じている人を支えたいと思います。

追い込まれるほどの犬の問題行動の奥に存在するもの、大きなものは
「恐怖」
だと思います。不安や怒りや怒りからの(イライラからの)欲求不満もあるかと思います。
それに対して怒りや痛みや恐怖で対せば、問題となる根本的なものを抑え込むだけで
解決されていないと、理解できると思うのです。

犬だからと、安易に自分自身の幼稚な情動で対すべきではない、そう思います。

動物が幸せを感じるとき・・・

広島お散歩トレーニング、電車の友に選んだのはこちら

動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド
テンプル・グランディン,キャサリン・ジョンソン
NHK出版



何度読んでも楽しい♪
そして読むたびに発見があります。

「幸せ」を考える。
だって、その個体の幸せが何か?理解できていなければ幸せを与えることは不可能ですもんね。
犬としての幸せ、その○○ちゃんの幸せ。
なかなか奥深くて、一つの答えでは、それぞれの飼主さんを納得させることは難しいのではないでしょうか。

ストレスに対する考え方、今かなりの飼主さん、ストレス、と言われるとなんだかざわっとする
そんな経験ありませんか?

心が傷ついて、一旦苦手なものができて
尻込みする犬たちにとって、喧噪の中につれていくことはかなりストレスフルですね。
でもそれを拡大解釈して、すべての犬に喧噪の中はNGと・・・
短絡的な教え方が多すぎるのではないでしょうか?
読み込めば、繊細な傷ついた個体へはスモールステップでいきなり刺激の中に入れることはNGであると
みなさん、説いているのに。
わが家は大都会ではないですが、すぐそばに自然は一杯ですけど、一旦家を出れば犬にとって人にとっても
刺激であふれている、毎日です。
近所の公園に行く犬連れや、毎週のように行われるイベントでは大音量。
御殿場からの自衛隊の演習音。
救急車は毎日何回も通り。10歳を超えて通院の必要が多くなった。いつも犬や人がいる環境。
隣にも犬がいる。猫がたくさんいる。子どもが毎日大騒ぎしている。
自分ちのお父さんは騒々しい^^;;;

避けられないものがある時、すべて排除しようと思う飼い主さんのそのストレスを心配します。

だからと言って犬にストレスを与えなさい、ということを言いたいのではなくて
ネガティブにとらえない、ということをお願いしたいわけですね。
乗り越えるために、どうすればいいのかという前向きな発想で命を慈しんでいただきたいのです。
そのくらいの力強さがないと、犬たちは安心して眠りにつけないのではないでしょうか。

FBに投稿しました。(下の青い字のところです)
トレーニングがなぜ必要なのか、ということにつながります。
トレーニングというと強制したり、コマンドで犬を動かすこと、と思い込んでいるそのかたくなな発想を何とかしましょうね。
トレーニングは自分が学ばなければいけないことも多いので
「しなくてもいいのよ」
という方が自分にも、面倒なことが嫌いな飼い主さんにも大歓迎な言葉ではないでしょうか。
私は命を全うさせるために甘えは許されないと思うのですね。
甘やかさず、ゆるく、その個体の幸せのために、トレーニングしなくてはいけないと思うのです。
犬が過剰反応するのは、特に犬に対してとか。
自分と自分の外との境界が不明瞭だからなのでしょうね。
Tタッチで自分の境界を知ったり、インターセプトで知らされることで、犬が落ち着くのは
自分があずかり知らなくてもいいことにスルーできるようになるからです。

なかなか難しい理論かもしれませんが、私がこちらと、オンラインでずっとお話ししていることの核です。

「幸せ」って・・・
必ず見えてくるでしょう。

テンプル・グランディンを話題にしつつ、正の強化による探索システムの刺激=トレーニングを否定する意味が私にはわからない。報酬を探索させる。そしてそのモードは恐怖を乗り越えさせる。犬を変に美化してはならないのだ。犬も食を求めて探索する。人間も然り。
より良いもののためにいいとこどりをして、完成を目指すのと、自分の都合のためのいいとこどりとは全然違うと思うんだけどなぁ。学んだ飼い主さんはそこはすぐに見分けるので^^;だから私自身もっと学ぶのですよね。

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眠たいけど必死でこらえてお見送りするチャーリー^^です。
必ず帰ってくる、そう信じて疑わない彼らに応えるために今日も頑張ります。



親であり親友であり


広島お散歩トレーニング終了しました。
今日は、福井お散歩トレーニングを予定していましたが
悪天候のため延期しました。
できるときに、集まって開催しましょうか的な^^;そんな今後の予定です。
日本海側の冬の天気はね・・・。
なかなか第2回目を開催させてもらえませんが、楽しみがさらに募るということで。

すっかり色づいた広域公園。
暖かい一日でした。



広場まで歩いて、ポンポンとテンポよく、基礎トレをしました。
名前を呼んでおやつをマロンちゃんとママにデモしていただきました。

昨日の記事をもう一度復習しますね。

******

犬は飼い主さんから声をかけられることで、興奮した(怯え、闘争心からの攻撃的な感情)気持ちを
ニュートラルに近づけることはできますか?

これが「名前を呼んでおやつ」の目的なんですね。今年はブログでも座学でもずっとお話しして来ました。
自己流になっている方はいませんか?多いと思います。
名前を呼んで呼び寄せておやつ、と思っていませんか?
噛もうとした名前を呼んで次におやつや、嫌がっている犬に名前を呼んでおやつを渡していませんか?

おやつを食べるとき、犬はうれしいでしょう?美味しいでしょう?
名前とおやつを対提示することは、名前を呼ばれたらそういう感情が沸き起こることを期待しての取り組みです。すると名前を呼ぶとどうなるか?興奮した感情が落ち着くわけです。
それをすっ飛ばして、何か犬が困った行動をしているとき、またはこっちに来てほしい
またはこちらを向いてほしい、そういうときにだけ行っていませんか?

名前を呼んでおやつは一日何回行ったらいいでしょう?という質問が出ます・・・
私は、食事を出す時、おやつを与えるとき、なでるとき、抱くとき、見つめるとき、毎日何回も名前を呼んでいい子ね~、とささやいています。
そのようにこちらの働きかけに名前や良いこね、をかぶせていけば、特にトレーニングを意識する必要はないと思います。
何かさせよう、してほしい、とこちらが思っておやつを出すことと、区別していただきたいと思います。

******

区別できていますか?
「え~?そんなこと」
って思いますか?人間はそう思っても犬にはそう思えないから、こちらの意図が伝わらないわけです。
伝えられるように学ぶとうことは、犬がわかりやすい方法を学ぶということです。
常々、犬に何かをさせたがる自分を今一度振り返って、
落ち着かせたい、落ち着かせれば犬は自分でスルーを選択できる動物である。
むしろ人間の色々な働きかけが、犬を混乱させている、例えば声掛けやリード使いです。
そういうことに気が付いていただきたい、と思っています。
だから方法論ではない、古典的条件づけ。
しかし、大切な方法論にも発展させられる古典的条件づけです。

私は種を超えて、犬から『親友』認定されたい!
と、強く強く思った広島お散歩トレーニングです。もっと分かりあいたい、分かってあげたい、伝えたい、邪魔にならない存在で必要とされたい、と。

あなたは犬から親友認定されているでしょうか?

犬ってどういう動物だろう?

犬が犬らしく自然体で暮らせるようにというのが福祉に則った、ということで、ここに抵触するのなら、いくら日本は日本だからといっても、変えていかねばならないわけですね。その理論が通じない方がとても多くてびっくりです。
まあ、原因は自分がその情報を知
らないから、考えたことがないからでしょう。
だから、知らなければならないのです。
知るということは学ぶとい
うことですね。
好きなことを学ぶのは楽しみ以外の何物でもない。
保護センターに行き、お話を聞くということが、とても苦しい方もいらっしゃいます。でも動物はもっと苦しい思いをしていたりしますから、知って、良い方向に進むように自分にまず何ができるか、考えるためにも知る旅に出ましょう。


ということで、保護センターの見学会を予定しました。


犬を飼ってみたら、
「こんなはずじゃなかった」
と・・・
いう気持ちを打ち明けていただけることは多いです。
こんなはずじゃなかった、でも・・・それは犬のせいではなくて
自分の認識不足の面が大きくて、だから学べば、こんなはずと思い込んでいた自分の考えが変えられるのではないか?
という学びをお願いするのが、チャーリードッグスクールです。
学びというのは、情報を得たり、人と話したり、自問自答まで含みます。
勉強嫌いでも、でも犬が好きで犬のためにできる限り自分を整えたいのよ
という飼い主さんは、学んでいる方だと思います。
情報を得ても、それを犬のために還元できなければ学んでいるとは言えない、犬目線で見ればね。

犬の幸せは自分の幸せ。
犬たちは飼い主の幸せは自分の幸せ。
こういう幸せの構図って、笑顔を生みますね♪

私のできる元栓を閉める活動は、
遺棄する気持ちを萎えさせること。
この子をだれにも渡したくないという熱い気持ちを持っていただくための飼い主さんのための
しつけ・トレーニングをお伝えすることです。


これからクリスマス商戦で、ペットのセールがまた凝りもせず催されることでしょう。元栓を閉めるって、簡単にいうけど、いろいろな元栓がありますよね。
自分でしめられる元栓を自分で管理するこ
とと、自分が手伝ってあげられる元栓はしめる手伝いをする。それが愛護の気風で、それを啓蒙することも大切な愛護活動なのです。
誰でも保護センターや里親のお手伝いが
できる環境にいません。
ただし誰でも学ぶことはできる。学んだ先
に、自分のできることを見つけるまで、支え、励まし続けることも、愛護の現場にいる人の大切な役割ではないでしょうか。


犬は愛すべき動物、と・・・
ただしつけられて危険ではない動物になるんだよ、という誤った教えがあります。
疑いなく飼い主さんは信じているかもしれません。
犬がなぜカーミングシグナルを持っているかその意味を考えれば、犬は追い詰めたら危険な行動に出ることもあるけれど、それは命であれば当然の防衛手段で、決して危険だからではない、
ということに気が付くでしょう。
昨年は一年にわたり、犬の欲求、欲についてお話して、ブログでお話しし、散トレで実践し
飼い主さんが欲を満たすことについて考えていただいた一年でした。
そして今年は、犬をさらに落ち着かせることを、古典的条件付けで考えてみました。
そして来年は、犬のボディランゲージと、犬という動物について福祉の面から考えてみたいと思います。

そのために、今年の最後の月に、愛護センターの見学を企画してみました。
もう一度、自分は何のために、伝え続けるかの原点に帰ってみたいと思っています。

ゆるく。

強圧的な精神のまま犬に向かい続けている、
まずは自分を変化させなくてはねと思います。
犬に変化を求める、何かをさせる、折り合いをつけながら。
飼い主さんに対しても正そうという気持ちが強ければ、反発は免れません。
なかなか伝えることって難しいですね。でも伝わった時は嬉しいものです。

いつまでこの仕事を続けるか^^;自分自身だって分からないわけですけど
いつでも基本のところに立ち返れる自分でありたいと思っています。

犬の仕事ですけど、犬の向こうに時に犬よりこちら側に飼い主さんがいます。

一生懸命になっても
ご自分に学ぶ意欲がなければ、空振りに終わり。
・・・

名古屋散トレで一番強く感じたことは、
感謝の気持ち、です。
定期的に参加できない環境ながら、私の発信するものに寄り添っていただいているな
よく読んでくださってるなぁって。
2~3月、食べられなかった~、っていうことまで、twitterで情報を得て覚えてくださっていることに^^;
驚きました。

発信する「もの」(私の心、信念なんですね)を大切に扱ってくださっていることに深く感謝しています。

「犬を変えたいのよ」
という思いが強ければ、私の話は疎ましいのかなと思います。
犬同士集わせたい、飼い主同士の交流が目的、そんな人にも疎ましいのかなと
感じる過去がありました。

犬は感情の動物で、
私の基本はこの本の、

犬の愛に嘘はない (河出文庫)
ジェフリー・M・マッソン
河出書房新社


この部分のような記述が大好きです。(ようやく心の整理がついて、この本について語れる自分になったと思います)


犬にとっての最大の恐怖は孤独と放棄
犬は許してもらうのが大好きだ。彼らは恨みを持ったりしないし、人が悪意を抱いていないと分かれば幸福だ。



だから、犬の心を無視した方法に過剰反応してしまうんですね。
それだけ自分が育ったから、成長したのだと思います。叱らないは厳しくない
ということではありません。
厳しい人が叱らないを本当の意味で自分のものに出来るのではないかなと感じています。

人に厳しくて自分に甘い人がコメントなどで私に
「犬を語るな」
と言いますが、自分に甘すぎますよね。
私は人にも自分にも厳しくあろうと思いますが、犬育ての過程は緩くで良いのではないかなぁと思います。



犬の気持ちを思いやる

シーザーミランについての記事↓
支配性云々を別にして・・・訓練方法(考え方含む)について論じられたり紹介されたり
そういう時って白熱しますよね。

dog actuallyの藤田さんの記事二つ

シーザー・ミランのライブショー、デンマークで講演中止になっていた
http://www.dogactually.net/blog/2012/07/post-252.html

犬のヒーローになれば!(北欧のシーザー・ミラン批判続き)
http://www.dogactually.net/blog/2012/07/post-253.html

facebookのdogactuallyのページでもいろいろコメントが載っています。
http://www.facebook.com/dogactually

シーザーミランが相談に乗る犬というのは、かなり難しいケースなのかなと思いますが
究極の問題は咬み、ですよね。それに対する時に、やはり彼だからできることというのはあると思うのです。
また、咬みについての問題のある犬に対する天才、
といえば私が真っ先に思いつくのがムツゴロウさんなのですけど・・・
あきる野で行われたティーチングインも「咬み犬」についてでした。
ムツゴロウさんだからできること、であると思います。
特殊な能力の特殊な力を犬が察する、というような。

ただ・・・
一般飼い主として考える時に特殊な例を挙げても困ってしまうわけです。
では、何を指針とするか。
手放さなくてはいけないほどの咬みにしてしまった原因と向き合う時
または、そうさせないために、何を指針にしたらいいのかを示すのがトレーナーの役目だと考えています。
だから社会化を勧める。
だから、犬の習性を学んでいただく。
行動の原理を学んでいただく。
わけです。

ムツゴロウさんがシーザーミランについて書いた記事の中の文。

生活に一つの決まりを作るんですね。
そうすると、例えば、犬とのつきあいかたに非常に迷っていて、
自然体でつきあえない人がいたとしますね。
そういう人が一つの決まりを作って、犬に「入っちゃだめ。だめよ。」と声をかけ、
よし、私が入って・・「いいよ。」とこういった命令を出します。
そうすると犬と人間がそこでコミニュケーションをしているんですね。
だから、それでもいいんですよ、ということです。
でも、それを理論化すると、質の悪いものになってしまうんですね。


http://ameblo.jp/mutsugoroanimalkingdom/day-20110324.html
2011.3.24
の記事です。

家にはいる時ドアを通る時に犬が先か人が先か、というケースでの答え。
どちらでもいいんです。
ただそう言われると、迷いの出る人、行動を決められない人がいる
犬との付き合いで問題が出るということは、実はそこに原因があるのかもしれない。
コミュニケーションの取り方が今ひとつわからない、
そういう方も犬を飼っているという事実があるわけです。

でもそれを理論化してはいけない、方法として体系化してはいけないということではないかなと思います。

そして、トレーニング、矯正法は、自分にとってどうか人間にとってどうかよりも
犬はどう感じるのだろうか?(犬も感情があるので)
に焦点を当ててこれからは進んでいくべきではないか、そう思っています。
教育、ですもんね。家族なのですから犬も。

メールの返信、認定の講評の返却少し滞っています。
しばしお待ちくださいね。
今日も応援よろしくお願いいたします!
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どなたか猫を飼いたい方~~~。座学でも必ず声をかけさせていただいていますがスルーです。(笑)
ま、気長に探します。
この子は目がつぶれかかっていたちび太君です。
しかもでべそ^^;(臍ヘルニアなんですね・・・)
でもこうして柵をよじ登ります。^^;



生きたい!という強い望を抱かせること(食べたい、抱かれたい)が生きる原動力ですね。

犬は犬であるだけで愛されなくてはならない

http://charliemama.weblog.to/?p=268

犬は犬であるだけで愛されなくてはならない
http://charliemama.weblog.to/archives/302757.html


私は社会化のドッグトレーナー もう、バカ犬なんて言わせない
夏目 真利子
文芸社


↑の本の中の§4のタイトルでもあります。
犬は犬であるだけで愛されなくてはならない
ですね。

私は・・・ドッグショーが好きではないです。どの犬種が好きというものもあまりないかな。
大きくても小さくても犬は犬。^^;
「犬」が好きです。
犬と何かをするのが好き。
お散歩する、食べる、遊ぶ、寝る・・・傍らに犬がいることが日常になってしまいました。いつの間にか。
ただ・・・
犬が好きだからたくさん欲しい、飼いたい、とも思わない。
(良い悪いを言っているのではありません。その点はお願いしますね。私はそうだということ。
注をつけなくちゃいけないのが面倒だな^^;)
何かをするのが好きだから、何にもしてあげられない犬がいることは不憫です。
そんな犬についてのいろいろを思う時、
思うように育たなかった(しつけとか、見栄えとかーー〆)という飼い主さんの言葉を聞くと
心底がっかりします。

犬はファッションなんですかね・・・ファッションではいけないでしょう。
アクセサリーでもない。あなたの引き立て役でもなければ、自己実現のための道具であるとも思わない。

犬が好き、というのですから
犬って何?を知らなくっちゃ、好きになりようがない。
だんだん知って大好きになることはある。でも、だんだん嫌いになる・・・なんて
あるはずがない、でしょう?

飼い主の口から
「こんな犬」
という言葉が発せられる時・・・こんなふうにしたのは犬だけのせいか?
いや、犬が悪いのか?と、どうしても責める気持ちは生まれてきます。

飼っていい人、良くない人、
飼いつづけられる人、心を変えられる人・・・何だかいろいろ考える春です。


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みんなを思いやる

ある時、 チャーリー単独でのお散歩時に、 反対方向から男性とゴールデンのペアーが歩いてきました。 首にはチョーカーチェーン。ただし装着位置はNGな位置。(のど元までずり下がっているということです) その頃(2歳頃かな)チャーリーはどの犬に対しても好き好きアプローチをする犬でした。 でも、相手の雰囲気を察して、左脚側位置で歩かせる。もちろんリードは短めです。 相手の犬も飼い主さんの左。 なので人と人とが間に入る理想的なすれ違いが出来るはず・・・でしたが。 ゴルちゃん、何を思ってかダッーーーっとこちらに突進してきました。 しかも飼い主さんの前を横切って。 その瞬間、飼い主さんのとび蹴りが炸裂! 「ギャン!」 次いで、チャーリーに向けて八つ当たり的に唸るものだから 蹴りを入れ続ける飼い主さん。 チャーリーは・・・パニックです。 鳴き叫ぶ。 それ以来、他のゴールデンと男性のペアーを見ても、 目をつぶって鳴き叫ぶように条件づけられてしまいました。 申し訳ないのですが、あなたのしつけは、 ひょっとしたら他人の犬をも壊すことがあることを肝に銘じましょう。 (チャーリーは今8歳、いまだ壊れたままです。 ホールドラッピングと名前を呼ぶ、で我に返せることは早くなりました。 恐怖感情は一瞬にして現れるので、なかなか元通りになることは難しいですよね) 参考記事:海馬・・・かいな?       http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-170.html

みんな、この瞳が曇ることのないように願って努力するのですよね? トレーニングの予定はこちらでご確認ください チャーリーしつけトレーニング教室 小田原でのお散歩トレーニング、次回は4月12日(火)です。 プライベートレッスンにつきましては通常通りお受けしています。 出張範囲を広げました。メールください♪


【オンライントレーニングスクール】 チャーリーママのオンライントレーニングスクール メールカウンセリングはこちらから。http://blog.kuruten.jp/charlie/150113 携帯からのポイント購入が出来るようになりました。携帯からご購読の手続きOKです☆

メルマガ3月3日創刊! サンプル号はこちらでご覧になれます。次回の刊行は4月28日です。 http://www.mag2.com/m/0001246210.html

想いは伝わるだろうか

トレーニングやカウンセリング時、 飼い主さんが 「うちの犬は○○でだめなの」 などと言う時に、 私がその犬を見て 「いえ、○○ちゃんは、正しい行動をしていますよ。 人が理解できていなかったり、今その行動が不適切なだけで 何にも間違いじゃないの。良い子ですよね」 とか言う時・・・不思議な行動が現れるのですが・・・どんなことかわかりますか? それはね、 飼い主さんと私のちょうど中間にいる犬が、 私の側にぴったり寄り添うの。 言葉が通じているわけじゃない、私のボディランゲージでもない もちろん指示するわけでもない ・・・ 何だろう? 想いでしょうか。自分が認められた、という想い。 目に見えない何か、私はそういうものはあまり信じないけど 見えないだけで「ない」とは言い切れないもの。 そんなものが犬と人との間にあるとしたら? 犬と人とがこんなにも求め合うことが納得できます。 想いは伝わりますかね。 だから犬は「人を見る」っていうのかなぁ・・・ 私は犬にとって危険感のない人でありたい。 人気ブログランキングのバナーです。励みになりますので良かったらポチッと クリックお願いします。 人気ブログランキングへ


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【10月のトレーニング】 2日(土)・5日(火)・9日(土)・12日(火)・16日(土) 19日(火)・23日(土)・26(火)・30(土) 開始時間時間: 火曜日は午前10時開始            土曜日は午後1時開始

そこにいる犬たちが笑顔で過ごせますように

私は人間としても未熟なゆえに 叱る、ことを自分に許可すると、 些細なことにも叱りで済ませる、そんな自分を想像してしまうのですよね。 叱られてしゅんとする犬を見ちゃうと、 叱らないでいられるように 行動や環境を管理してあげる、その方が人間として賢いよね、 と思うのです。 同じ思いを抱く方が共感して集ってくださる。 共感できない方まで、私の方法がベストだから、などと 引きとめることは私的にはNGです。それぞれでどうぞ。 そこにいる犬たちが、笑顔で過ごせるように 傷ついた心がそこにあれば、癒すことのできるハートが育ちますように お散歩トレーニングの場は、そんな場所かな。 つたない文章ですが、思いを込め、皆さんのところに届きますように。 水曜日のトレーニングです。 パティちゃん、アニキさんとアネキさんが夏休み、ということで 1週間のトレーニング、3回すべてに出席予定です。

パティちゃん幸せだねぇ。 ただ今、思春期真っ盛り。お顔もどことなくきついかな。 もうしばらく、バタバタは続くと思うけど、市ちゃんとの絡みの中で 引くことは引く、シグナルで自分を低く見せることを厭わない、 その部分は健在ですので、心配することはないでしょう。 ただ、この時期好き勝手にさせると、それが当然と思うようになります。 飼い主さんの指示は聞かなくてもよい、と勘違いさせる危険性がありますので 行きたいけど行かせない、は徹底してやって行きましょう。 後は、市ちゃんのような落ち着いた成犬(^^;)との遊びはOKです。 「ヤメ」で止められる、というのも今を逃さない方がいいですよね。 じゅぴ太君茶々丸君

リードの持ち方完璧です!素晴らしい。 チワワ同士。性格は・・・真逆・・・? どちらも良い子ね。 じゅぴ太君は吠え対策、茶々丸君も吠え対策 吠えの種類が・・・真逆です。 それを見極めるためにロングリードを使ってみます。 茶々丸君の場合は、10メーター離れても、吠えることが出来ます。(って変な言い方) で、呼び戻しはできるのでオンリードのオイデで、飼い主さんは茶々丸君からより離れてもらいます。 すると、吠えて戻ってくる時「おれの吠えどうだった?やったよー」 てな顔をして戻ってきます。 吠えれば相手は去っていく、という物語を自分で作ったものと見られます。 なので、戻って来た時、戻ってきたことを褒めないで そのまま反対方向へ歩き続ける、ということをしていただきたいです。 褒めのタイミングで、吠えを強化しないように、動きの中で吠えの興奮を静めていきたいね という取り組みですね。 一方、じゅぴ太君は? 私の想像。ママがいないと吠える元気もない。です。 さてどうだったでしょう?・・・ ビンゴ!(爆) 興奮しているから吠えるのですね。ただ、いつもそばにいるはずのママの気配がないことに気がつきます。 気がついて探しますよね。 ロングリードの先のママを見つける、その時に「行くよ~」と言ってじゅぴ太君とは反対方向へ 歩いていただきます。 じゅぴ太君は? お約束通り、追いかけます。 吠えを減らしていけるはずです。今取り組み中。

続きます。 こちらと 人気ブログランキングへ こちら にほんブログ村 犬 お手数ですがポチポチと2回、「読んだよ~」のクリックお願いいたします。 トレーニングの予定 【7月のトレーニング】 7月3日(土)・6日(火)・10日(土)・13日(火)・14日(水)・17日(土)・21日(水) ・27日(火)・28日(水)・31日(土)

チャーリーに感謝

実は噛む犬にさせてしまった・・・かもしれないタイプの犬 我が家の場合は・・・チャーリー君 この仔に出会わなかったら、犬についてこんなに真剣に考える自分は いなかったかもしれない。 犬の感情を考えた取り組みなどナンセンスと思う自分がいたかもしれない。 犬は支配する、また人に支配されて生きる動物、という言葉を 疑わずに暮らしていたかもしれない。 そう考えると、難しい子だけど感謝できる。 ひょんなことで攻撃的になる 雨の日のお散歩は要注意。(信じられないでしょう?) 後ろからウエストあたりをつかむとから噛み出ますよ。噛むふりだけですけどね。 今まで。 ブラッシングで毛玉に引っかかると、やはりから噛みします。 でもね、こういう仔は本当に本当にナイーブなの。 現れた行動が攻撃的だからと言って、その行動を罰することも その子の心を傷つけることになる。 まあ、めんどくさいと言えば面倒な感じですね。 リードは短く、いつも行動に集中して おやつを取り出せるようにというお散歩。 それが生涯にわたるものだとしても、それはそれで構わない。 それが共に暮らすということ。 携帯しながら歩くとか、サンダル履いて歩こうなんて そういう望みもないですけどね まあ、絶対無理な犬なんですよね。(そもそもその行為がどうかは今は別の話し) 「いつになったら、穏やかに暮らせるのかしら~?」 って・・・ 仰る方も多いですが、 穏やかに暮らせることが目標? 一緒に暮らすことが楽しみでしょう? 私はそうだけど。 生きているからこその問題なんですから。 犬の成長を待つ、 そして伸びしろを信じる。 毎日、祈るように飼育する、そういうケースでも自分に負けない。 負けてたまるか、ですよね。 こちらと 人気ブログランキングへ こちら にほんブログ村 犬 お手数ですがポチポチと2回、「読んだよ~」のクリックお願いいたします。 トレーニングの予定 【7月のトレーニング】 7月3日(土)・6日(火)・10日(土)・13日(火)・14日(水)・17日(土)・20日(火) 24日(土)・27日(火)・28日(水) 時間:火曜日は午前8時から    水曜日は午後4時から    土曜日は午後4時からです

人と犬とは群れを作らない。 ということはどういうことかわかりますか? 力関係、順位づけのヒエラルキーを作らない、ということなのです。 なので、 ご飯をくれくれ、 ソファーをおりたくないんだ、 今はそれはしたくないよ という時の唸りや咬みつきは・・・ 犬が順位を逆転しているとか、人を下に見ているとか そういうことではないんですね。 精神の未熟さ、だと思います。 もう一度、 人と犬とは群れを作りません。 もちろん、犬と猫も群れではない。 だから・・・猫の方が先にご飯をもらっても気にも障らないチャーリーですが カレンが先だと、不服なのです。(爆) どうですか? 意識を変えていかなければいけなくはないですか? 力関係を教える必要はない、ということなんですが。 群れではない、 だから力関係は必要ない、では何が必要か? それは、絆です。 絆を作るために必要なのは? 私は時間かな、と思うんですね。 時々、犬を飼い始めて間もない方で、 「私と犬との間には絆がないんです」 と仰る方がいらっしゃいますが・・・ それは当然でしょう。 そんなに簡単に絆は出来るものではない。 時間と、愛情をかけて家族になっていくのです。それが絆でしょう。 その時に、 犬の言葉、犬の行動についての知識があると、 意思の疎通に便利ですよ、犬が今は何を望んでいるか 知った上で接するほうがお互いにストレスがないですよ、 ということでの、犬のお勉強なんですね。 で、咬みつきの抑制についてお話ししてきましたが、 咬むことは、 人に挑戦しているのでもなければ、順位の主張でもないのです。 もちろんアルファーではない。アルファーはむやみに咬まないでしょう。 そこを、しつけの基本と確立することで、 今の日本の犬のしつけ理論は変えていけるはずだと思っています。 また、一言「絆」、耳触りがいいですが 絆って何だろう?と考えたことはありますか? 私は、今現れている問題(行動や身体的な問題)に関わらず その命が愛しいという気持ちでつながることだと思います。 犬は? 当然その思いを持っているはずですから。 それに応えるのは人間の方なのではないでしょうか。

犬に対する思い

飼育を放棄せざるを得ないほどの問題にお悩みの方々に お話ししている。

これをまず読者様には頭に入れていただいて

生ぬるいとか、そこまでしなくても(お犬様的にしなくても)などと言わないで そういう難しい時期や、ケースもあるのだということを覚えておいていただきたいと思います。

先日お話しました。 これを覚えておいていただくついでに、もう一ついいですか? 公園やカフェなどで 安易に罰を使ったしつけを提案することは慎んでくださいね。

また、 そのうちに落ち着くから、は 特定の犬には通じないこともあることも、知ってほしいと思います。

安易な罰・・・ これはもうお分かりですよね?

良く吠える犬に、 「もっとガツンとやらないと」 とか。 「犬がリーダーになっている」 とか。 「ああ~、飼い主さんがなめられているのね」 とか。

たとえば、それが正しくて、罰を使って大人しくさせたとしましょう。

でもそれは、 犬だから通じる話しではありませんか? それが通じてしまうのが犬、なんです。

そんなに健気な動物っていますか? 人間だったらどうですか? 叱って叩かれて、 それでも「ありがとう」なんていう人っていますか?

少なくとも私にはそんな従順さはないです。 腹の中は煮えたぎっていますね。顔にも出るかもしれません。 ただ、たえることは出来るようになってきましたけど・・・

そう思うと、犬は特別な動物ですよ。 犬嫌いの人がきいたら引いてしまう考えなのかもしれないけれど。 まあ、それも覚悟で(笑)以前の記事をもう一度読んでいただきたくて リンクではなく、 ここに載せますね。

私の思いがあなたの思いと重なりますように。


動物感覚―アニマル・マインドを読み解く 動物感覚―アニマル・マインドを読み解く
(2006/05)
テンプル グランディンキャサリン ジョンソン

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今夢中で読んでいる本です。折に触れて内容をご紹介していこうと思っています。

日頃考えている事が裏づけされたり、新たに気づかせてもらったり・・・ 動物を知るためにはかなりおススメできる本です。

その中で オーストラリア先住民のアボリジニーのことわざが紹介されています。

「犬のおかげで人間になれる」

???

人間が狼を飼いならして犬に変えた、とよく言われていますが、 新しい研究では狼のほうが人間を飼いならしたのかもしれない、 ということらしいです。

原始人は狼と過ごす事によって、狼のように行動して考える事を学んだというのです。 (詳しく知りたいかたはどうぞ本を読んでみてください。)

犬も人間にいろいろ教えてくれた。 犬は人間が子供を残せるほど長生きさせてくれ、(それまでは外敵にやられて 早いうちに命を失ってしまった) また他のすべての霊長類から抜きん出るように発達させるための 友情も犬から学んだというのです。

人間はまだ言葉も持たない頃、関わりの無い他の人と協調して何かを成すことがなかったらしいのです。

犬は協調性のある動物ですので、どうやら人間は それを見て、助け合う事を学んだ、ということです。 (文化や文明は協調性から生まれる、ということで。)

犬によって教えられ、犬に守られて 人間は生き延びてこられた、そして文化を発達させてきたのです。

まさに 「犬のおかげで人間になれる」 その言葉のとおりです。

まだまだ知らないことだらけ・・・

人間はいつから動物でなくなってしまったのでしょうね? いつから支配者になってしまったのでしょうか?

どこで勘違いしてしまったのか・・・

犬を劣ったものと考えるから 生まれる虐待でしょうし、強圧的な訓練も出来てしまうのだと思います。

知らないということは、恥ずかしいことかもしれない・・・



この仔たちの

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真っ直ぐな瞳と

 

 

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一途な思い

 

 

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自然界への案内役?



今よりもっと、心が通じ合えるために出来る事を考えましょう。

そこには体罰も、軽蔑も必要ありません。(あってはならないですね。)



犬は最高の友達。人間が忘れてしまった何かを教えてくれるのは


犬そして動物たちですよね、きっと。



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犬たちが必要とするリーダー

私は・・・ 犬が受けるであろうストレスをことごとくなくす努力をするよりも ストレスによるダメージをいかに少なくするか、 ということに目を向けた方がいいのかな、 って思います。

どちらも同じようなことなのかもしれませんが、 前向きになれるか、 一方は・・・弱気の虫にやられるか。 の違いに結び付くような気がします。

ストレスは一切なくすと命のためには良くないのです。 ある程度のストレスは、体にとって必要だからです。

脳にも。 心にも。

飼い主さんが神経質に、あれもだめこれもいけない って思って、犬と楽しめなくなる・・・ これはストレスを徹底的に排除しようという姿勢ですね?

でも、どんなに頑張っても、 犬にとって必ずストレスはあるのですから、 無理に過酷な環境に置く必要はありませんけど ストレスを受けても動じない身体、脳を作る方に意識を置いた方が 絶対に健全だと思います。

前向きになれる。 犬を育てることは自分を育てること、 自分をよく育てようと思う人は、 犬にも良い飼育を心がけようとしますね?

その「良い」が、過剰に神経質さを持つと、むしろ犬にとってはストレスになる 今の飼育の現状はそんな感じなのかもしれませんね。

日本は、 何となく(私の思いですけど、私も日本人ですけど) 事に対して過敏になりすぎていませんか?

何かが流行るとどど~っとそちらに流れ。 あれがいいよと言われれば、試さないと不安になって。 みんなのしていることが気になって、 行く先も分からない満員電車に無理やり乗る、みたいな。

流行犬の現象を見ていても何となく不安な感じが否めません。 犬と楽しむレジャーについても・・・(私はこれこそ、群集心理に 支配されている姿だと思います)

犬に十分なことをしてあげたい、 その気持ちがご自分にとってのストレスになっていないかどうか、 そのストレスこそ、 犬にとっては危険なストレスなのではないかな~って思います。

リーダー論と言うと、嫌~な気分になる方が多いですが 何がそんなに嫌なのか、 言葉尻が気に入らないだけではないかな? 犬が必要なのは、命の保証でしょう。 不安な場所では、ゆっくり休むことも出来ませんよね?

そういう意味で、安寧を約束するのが人の役目だし、 それは、リーダーの役目ではないかな? 愛のあるリーダーですね。

暴君ではないということ。 インターセプトというのは、リーダーとしてのその強い気持ち、 強い姿勢(堂々とした姿勢)をひっくるめた あなたの存在がポイントです。 命を預かるって、大抵ではないですねぇ。

 

犬の心拍数の変化

何度もご紹介しています、ムツゴロウ動物王国の本です。
この中に、興味深い実験が載っていますのでご紹介します。

昨日の記事で、
>犬の心拍数は瞬時に上がったり下がったりする、そうです。
と書きました。これはこの本からの引用です。
ムツゴロウさんのティーチインでもこの実験については語られていて
また、犬の高ぶった心は、大きな音で鎮まる、
というお話もムツゴロウさんにお聞きしました。

しかし・・・どんなに有効なお話でも、基本ができていないと、
形だけの真似になって、
「こんな方法はうちの子には合わないわ」
ということになるかもしれません。
その結果、もっと自分が取り組みやすく、犬が怯えて悪い行動が減少するような
してはいけないしつけ法を選択することになてしまうかもしれない・・・
ことを危惧します。

ムツゴロウ動物王国・犬がよろこぶしつけの学校 Gakken Mookムツゴロウ畑正憲学研このアイテムの詳細を見る



しつけを行う上での基本中の基本のお約束は、
犬は人間を人間として見ているということを理解する、です。
これはどういうことかというと、
犬と人間の間に、支配する、されるという関係はあり得ないということ。
種が違いますのでね。

また・・・
どんなに好きな飼い主さんであっても、心拍数が上がるほどの興奮は起こさない
ということも覚えておいてほしいです。
(おやつ、おもちゃで相手をすれば上がりますよ)
犬は人の前で、心安らかにいられる。人は犬にとってそういう存在なのです。

根拠は?

ムツゴロウ動物王国での実験結果からです。
犬に心拍計を付けます。それで、心拍数の変化を調べます。
初めての犬同士の場合。
上位の犬と下位の犬の場合。
犬と飼い主の場合。
というように。
結果は?

初対面の犬同士は、どちらも相当な緊張状態で上下関係が決まっていないことや
確認作業中には終わるまでストレスにさらされていることがわかりました。
心拍数は上がりっぱなし。
別れれば瞬時に下がる。

上位の犬との場合は?
下位の犬は上位の犬のプレッシャーによって心拍数はとても高くなります。
上位の犬も上がります。
犬同士の間には犬の心拍数は上がる、ということです。

では・・・犬と飼い主の場合は?


明日に続きます。(へぇ~って思いますよ、きっと)

お散歩トレーニングでの挨拶、確認作業の一こまです。
ボーダーMIXのおんぷちゃんと、トイプードルのソルトちゃんとバジルちゃんの親子です。
両者とも心拍数はとっても高くなっているのでしょう。





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