私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

人と犬とは群れを作らない。 ということはどういうことかわかりますか? 力関係、順位づけのヒエラルキーを作らない、ということなのです。 なので、 ご飯をくれくれ、 ソファーをおりたくないんだ、 今はそれはしたくないよ という時の唸りや咬みつきは・・・ 犬が順位を逆転しているとか、人を下に見ているとか そういうことではないんですね。 精神の未熟さ、だと思います。 もう一度、 人と犬とは群れを作りません。 もちろん、犬と猫も群れではない。 だから・・・猫の方が先にご飯をもらっても気にも障らないチャーリーですが カレンが先だと、不服なのです。(爆) どうですか? 意識を変えていかなければいけなくはないですか? 力関係を教える必要はない、ということなんですが。 群れではない、 だから力関係は必要ない、では何が必要か? それは、絆です。 絆を作るために必要なのは? 私は時間かな、と思うんですね。 時々、犬を飼い始めて間もない方で、 「私と犬との間には絆がないんです」 と仰る方がいらっしゃいますが・・・ それは当然でしょう。 そんなに簡単に絆は出来るものではない。 時間と、愛情をかけて家族になっていくのです。それが絆でしょう。 その時に、 犬の言葉、犬の行動についての知識があると、 意思の疎通に便利ですよ、犬が今は何を望んでいるか 知った上で接するほうがお互いにストレスがないですよ、 ということでの、犬のお勉強なんですね。 で、咬みつきの抑制についてお話ししてきましたが、 咬むことは、 人に挑戦しているのでもなければ、順位の主張でもないのです。 もちろんアルファーではない。アルファーはむやみに咬まないでしょう。 そこを、しつけの基本と確立することで、 今の日本の犬のしつけ理論は変えていけるはずだと思っています。 また、一言「絆」、耳触りがいいですが 絆って何だろう?と考えたことはありますか? 私は、今現れている問題(行動や身体的な問題)に関わらず その命が愛しいという気持ちでつながることだと思います。 犬は? 当然その思いを持っているはずですから。 それに応えるのは人間の方なのではないでしょうか。

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