私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

あけましておめでとうございます♪

皆様にたくさんの幸せが訪れますように。 本年もよろしくお願いいたします。 チャーリーママ 去年の記事の中でも特に思い出の深い記事。 今日は過去記事のご紹介。 咬みの制御に頑張る方、お正月もなかなか気が抜けなかったりしますよね。 大きく深呼吸! まずは咬まれないこと。咬まれる状況の排除から整えていきましょう。 犬たちの咬む、というそのおかれた状況から、救い出せるのは飼い主さんあなたです。 【私が咬まれるのはかまわないのですけど】 トレーニングが進んでくると、 犬が咬むのを躊躇する様子が垣間見えるようになって来ます。 こちらから観察していると、 咬む人を選んでいる?と見えることもあるんですよね。 寝ているところを触ると、 かなりガッツリ咬んでいた犬が、 咬もうとして思いとどまったり、 当ててもちらっとその人を見て、 「な~んだ」 というような顔をして、また眠りにつく。 そのくらいに抑制が効いてくるようになると、 咬みつきに関して手応えが出てきたね、と飼い主さんにお伝えできる段階 そう捉えています。 また、この捉えを確実なものに変えていきたいと思う時期でもある。 認識するから咬まない。 認識するためには抑制のきいた状態でないといけない。 その状態を作るためのトレーニングなんですよね。 ただ・・・ そこで満足していては再び咬みの状態を作ることになりかねないです。 それをお話しますね。 躊躇する。 飼い主さんが叱らないで接してきた効果が出てきた。 さらに頑張る人から、私が聞きたくない言葉は何だと思いますか? びっくりするかなぁ・・・ それは 私が咬まれるのは構わない です。 多くの方にとって他人を咬んでしまうことを恐れると思うのです。 もちろん、取り組みの始めは 飼い主さんが盾になる=咬まれるというスタンスで大丈夫なのですけど。 一歩進んで、 咬む必要がないことを犬に教えたい、 咬むことを我慢できるように、あなたは叱らなかったり、叩かなかったり 人は咬むに値しないよ、と咬む必要がないことを 般化したいわけです。 人への般化はわりと犬は得意かもしれないな、と感じています。 まだ、確信ではないですが・・・ 咬む必要がないことを犬に教えていくと、 しだいにあなたの意識が変わって行くはずです。 咬ませたくない、と。 咬む経験をさせたくない 愛しい存在をそういう状態にしてあげたいと思うようになるんですね。 咬むことは許さない。 犬を守る、ということは文字通り おかれた状況で、犬の行動を制御することに他ならないのです。 ここで必要なのは そうなんですよねぇ・・・気迫ですかね。 犬と人とは群れをつくらない。 犬の群れと人とは、距離があるんですよ。 人は犬にとって、脅威を与える存在であってはいけません。 犬同士は、たとえ挨拶でも、少なからずの脅威を感じているものです。 人は犬にとっての特別な存在となって、 咬むことは許さないと教え続ける。 そこに生まれるのは絆。 そして絆があれば、本当の安寧が生まれる。 経験と時間、そして寛容さ。 性急な私ですが、犬たちの心に応えるために、かなり緩やかになってきたなと感じています。 応援よろしくお願いいたします。

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