私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

親であり親友であり


広島お散歩トレーニング終了しました。
今日は、福井お散歩トレーニングを予定していましたが
悪天候のため延期しました。
できるときに、集まって開催しましょうか的な^^;そんな今後の予定です。
日本海側の冬の天気はね・・・。
なかなか第2回目を開催させてもらえませんが、楽しみがさらに募るということで。

すっかり色づいた広域公園。
暖かい一日でした。



広場まで歩いて、ポンポンとテンポよく、基礎トレをしました。
名前を呼んでおやつをマロンちゃんとママにデモしていただきました。

昨日の記事をもう一度復習しますね。

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犬は飼い主さんから声をかけられることで、興奮した(怯え、闘争心からの攻撃的な感情)気持ちを
ニュートラルに近づけることはできますか?

これが「名前を呼んでおやつ」の目的なんですね。今年はブログでも座学でもずっとお話しして来ました。
自己流になっている方はいませんか?多いと思います。
名前を呼んで呼び寄せておやつ、と思っていませんか?
噛もうとした名前を呼んで次におやつや、嫌がっている犬に名前を呼んでおやつを渡していませんか?

おやつを食べるとき、犬はうれしいでしょう?美味しいでしょう?
名前とおやつを対提示することは、名前を呼ばれたらそういう感情が沸き起こることを期待しての取り組みです。すると名前を呼ぶとどうなるか?興奮した感情が落ち着くわけです。
それをすっ飛ばして、何か犬が困った行動をしているとき、またはこっちに来てほしい
またはこちらを向いてほしい、そういうときにだけ行っていませんか?

名前を呼んでおやつは一日何回行ったらいいでしょう?という質問が出ます・・・
私は、食事を出す時、おやつを与えるとき、なでるとき、抱くとき、見つめるとき、毎日何回も名前を呼んでいい子ね~、とささやいています。
そのようにこちらの働きかけに名前や良いこね、をかぶせていけば、特にトレーニングを意識する必要はないと思います。
何かさせよう、してほしい、とこちらが思っておやつを出すことと、区別していただきたいと思います。

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区別できていますか?
「え~?そんなこと」
って思いますか?人間はそう思っても犬にはそう思えないから、こちらの意図が伝わらないわけです。
伝えられるように学ぶとうことは、犬がわかりやすい方法を学ぶということです。
常々、犬に何かをさせたがる自分を今一度振り返って、
落ち着かせたい、落ち着かせれば犬は自分でスルーを選択できる動物である。
むしろ人間の色々な働きかけが、犬を混乱させている、例えば声掛けやリード使いです。
そういうことに気が付いていただきたい、と思っています。
だから方法論ではない、古典的条件づけ。
しかし、大切な方法論にも発展させられる古典的条件づけです。

私は種を超えて、犬から『親友』認定されたい!
と、強く強く思った広島お散歩トレーニングです。もっと分かりあいたい、分かってあげたい、伝えたい、邪魔にならない存在で必要とされたい、と。

あなたは犬から親友認定されているでしょうか?

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