私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールと犬の森の足跡

動物が幸せを感じるとき・・・

広島お散歩トレーニング、電車の友に選んだのはこちら

動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド
テンプル・グランディン,キャサリン・ジョンソン
NHK出版



何度読んでも楽しい♪
そして読むたびに発見があります。

「幸せ」を考える。
だって、その個体の幸せが何か?理解できていなければ幸せを与えることは不可能ですもんね。
犬としての幸せ、その○○ちゃんの幸せ。
なかなか奥深くて、一つの答えでは、それぞれの飼主さんを納得させることは難しいのではないでしょうか。

ストレスに対する考え方、今かなりの飼主さん、ストレス、と言われるとなんだかざわっとする
そんな経験ありませんか?

心が傷ついて、一旦苦手なものができて
尻込みする犬たちにとって、喧噪の中につれていくことはかなりストレスフルですね。
でもそれを拡大解釈して、すべての犬に喧噪の中はNGと・・・
短絡的な教え方が多すぎるのではないでしょうか?
読み込めば、繊細な傷ついた個体へはスモールステップでいきなり刺激の中に入れることはNGであると
みなさん、説いているのに。
わが家は大都会ではないですが、すぐそばに自然は一杯ですけど、一旦家を出れば犬にとって人にとっても
刺激であふれている、毎日です。
近所の公園に行く犬連れや、毎週のように行われるイベントでは大音量。
御殿場からの自衛隊の演習音。
救急車は毎日何回も通り。10歳を超えて通院の必要が多くなった。いつも犬や人がいる環境。
隣にも犬がいる。猫がたくさんいる。子どもが毎日大騒ぎしている。
自分ちのお父さんは騒々しい^^;;;

避けられないものがある時、すべて排除しようと思う飼い主さんのそのストレスを心配します。

だからと言って犬にストレスを与えなさい、ということを言いたいのではなくて
ネガティブにとらえない、ということをお願いしたいわけですね。
乗り越えるために、どうすればいいのかという前向きな発想で命を慈しんでいただきたいのです。
そのくらいの力強さがないと、犬たちは安心して眠りにつけないのではないでしょうか。

FBに投稿しました。(下の青い字のところです)
トレーニングがなぜ必要なのか、ということにつながります。
トレーニングというと強制したり、コマンドで犬を動かすこと、と思い込んでいるそのかたくなな発想を何とかしましょうね。
トレーニングは自分が学ばなければいけないことも多いので
「しなくてもいいのよ」
という方が自分にも、面倒なことが嫌いな飼い主さんにも大歓迎な言葉ではないでしょうか。
私は命を全うさせるために甘えは許されないと思うのですね。
甘やかさず、ゆるく、その個体の幸せのために、トレーニングしなくてはいけないと思うのです。
犬が過剰反応するのは、特に犬に対してとか。
自分と自分の外との境界が不明瞭だからなのでしょうね。
Tタッチで自分の境界を知ったり、インターセプトで知らされることで、犬が落ち着くのは
自分があずかり知らなくてもいいことにスルーできるようになるからです。

なかなか難しい理論かもしれませんが、私がこちらと、オンラインでずっとお話ししていることの核です。

「幸せ」って・・・
必ず見えてくるでしょう。

テンプル・グランディンを話題にしつつ、正の強化による探索システムの刺激=トレーニングを否定する意味が私にはわからない。報酬を探索させる。そしてそのモードは恐怖を乗り越えさせる。犬を変に美化してはならないのだ。犬も食を求めて探索する。人間も然り。
より良いもののためにいいとこどりをして、完成を目指すのと、自分の都合のためのいいとこどりとは全然違うと思うんだけどなぁ。学んだ飼い主さんはそこはすぐに見分けるので^^;だから私自身もっと学ぶのですよね。

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眠たいけど必死でこらえてお見送りするチャーリー^^です。
必ず帰ってくる、そう信じて疑わない彼らに応えるために今日も頑張ります。



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