私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬の言葉(犬語・ボディランゲージ)は静かで雄弁です。小さな言葉を拾える人でありますように

小田原お散歩トレーニング終了しました。

今日で3月も終わり。 緊急事態宣言下も変わらず開催させていただきました。

ますます犬語の経験値を現場で重ねています。

犬と人間は、感情的な手がかりや表現の読み方が異なるそうです。

アイトラッキングデータで人間と犬の見方を調べると、犬は体に注意を向けるのに対し、人間は頭と顔に注意を向けることを明らかにしています。

と書かれてます。

ちなみに、私の見方は、犬的です。 しかも同時に何頭も一緒に見ます。

これはここ2~3年で養った技術です。

蓄えてきた知識と目の前の動きが一致して、 そこに、犬を信用するという究極の犬オタクぶりが相まって

犬の言わんとすることが手に取るように理解できてきているこの頃です。

なので、人間仕様の技を使って無理やり犬を訓練している様子を見ると 犬の悲鳴や諦めが伝わってきて心萎えます。 でも、見えない人、見ようと思えない人には見えないことなので

まず見たい=知りたい=犬の声が聞きたいと思える人を探していきたいです。 育てて行きたいです。

なぜリードワークにこだわるのかというと、なぜロングリードをお勧めするのかというと 犬が自然な言葉を話すからです。 短いリードでしかもリードを人が引っ張ると、犬はお話をやめちゃうんです。 それは? 犬にとっても人にとっても幸せじゃあないと思いませんか?

 

犬の攻撃性への介入方法は今や世界的にポジティブドッグトレーニングが効果的であり人道的であると分かってきているにもかかわらず、 なぜその方法を選択できない人がいるのか?を、人側の要因で研究したものです。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/risa.13336

分かっていてもできる気がしない、できない、サポートしてもらえる機会がない、ことは大きな要因でしょう。 お散歩トレーニングはそれ(ポジティブトレーニングで介入し、見てもらいやってもらう)を行う数少ない場であると考えています。

お散歩トレーニングはワークショップの極みだと思ってます。 まずはやってみる 意外と上手く行きます。 ひとつでもいいので上手く行ったお土産をお持ち帰りいただきたいです。 そして出来れば、エンリッチメント重視な取り組みに興味を持って取り組み続けてください。 犬の世界を変えて行きましょう。

あなたの愛犬との幸せな歩みが犬の世界を変えて行きます。

どうぞ犬の小さな声を拾える人でありますように!

 

【ボディランゲージから気持ちを察する練習】さてさて、テルモ君はどんな気分でしょう?

ボディランゲージから気持ちを察する練習

>ドッグラバーズ各位 今日、ちょっと写真整理していたら見つけました。 どう思います?このbody language? この立て看板の根元にどんな匂いあったんだろう~(^^;) 能瀬 まなみさんの投稿 2021年2月25日木曜日

尻尾の向きによって感情が推し量れるという情報もあります。

ポジティブな感情を抱いているときは脳の左側が活性化し尻尾が右向きに 反対に ネガティブな感情を抱いているときは脳の右側が活性化し尻尾が左向きに

これは

感情価モデルと言われる現象なのだそうです。

子犬のへやのこのページの下の方-に載ってます。

https://www.koinuno-heya.com/myth/laterality.html

 

冒頭のテルモ君の尻尾は左。尻尾以外にも、ただならぬものを嗅いじゃったぜ^^;;;的な そんな表情ですよね?

静かなコミュニケーション 吠えられてそっぽを向いて、地面の匂いを嗅いで

犬たちの静かな会話を人はキャッチして邪魔せずに

さいたまお散歩トレーニング終了しました。昨日は強風でコンディション的に良くない中 みんな飼い主さんとリードで手と手をつなぐように、楽しそうに歩いてました。 素敵だなぁって、ほっこりさせてもらいました。

富士山がくっきり見えましたが、写真に撮ったらうすらぼんやりしか見えない^^;;;

緑色がなくてほんと寒々しい写真ですが、私の心はぽかぽかです。

自己紹介時は、まだ初めまして同士は 「あんただれ!?」 な気持ちが強い時間帯で、ワンワン吠える子は吠えます。

お散歩トレーニングは吠える子大歓迎で、 吠える子だからこそ 吠えずにいられる時間ができてくる様子を飼い主さんも私も参加者さんも 目の当たりにできます。

2時間内で相当の結果を出していきます。

吠えはうつるから、相手の子に迷惑だから

なんてことは考えなくても結構です。 その場でどうやったら吠えの軽減ができるかレクチャーするし、 どういう意味合いを持っている吠えなのかの観察結果をお伝えします。

飼い主さんには、どうぞ、まずは自分の思いとか言葉を発することを控えて

犬のことばを目で聞いてください。

犬同士吠えて、吠えられて 人間目線では 強気で吠える、吠えられてそばに居るとうちの子に悪い影響が などなど、とかく吠える犬には風当たりが強いですが、 吠えも言葉でして・・・。 ただ、犬も成長とともに吠えは封印されて行きませんか?

もっと確実な言葉を使い始めるからです。

吠えました、相手は? そっぽを向くカーミングシグナルで反応を返します。 すると?リードが緩んでいないとなかなか出ないのですが、 吠えた犬は地面の匂いを嗅ぎます。 犬語でのコミュニケーションが完結する瞬間ですねー。

それを喜び、もうほとんど賞賛と言っていいほど称えると 犬は、分かってくれたというかのように、ぴったりとその体を寄せて来てくれます。

犬からそんな風に言われたいじゃないですか?

だから犬を学んで犬を信用し、そっと見守る時は見守りましょう。

さいたまは次回4月は7日を予定しています。 ぜひぜひ、ご参加ください!お問い合わせも大歓迎です。

ご参加の皆様お疲れさまでした!またお会いしましょう!

こちらは、なかなか参考になるkindle本です。 ただストレスの項目はちょっとやりすぎ、心配しすぎな気もします。 犬はもっとたくましいです。ただ心は傷つきやすいと思ってます。

犬を咬ませてしまうもの、状況、コミュニケーションの齟齬

犬のシグナル・ボディランゲージは雄弁です

 

犬の森というオンラインドッグスクールサロンは くる天ブログからFC2ブロマガそしてシナプスオンラインサロン DMMオンラインサロン、CAMPFIREのサロンを経て今は会費ペイというシステムを使って 運用しています。

基本、毎日私の投稿を読んでもらうというものですが、 オンライン上の座学のようなものです。 座学は今後開催する予定はないので、ぜひぜひ犬の森で学んでみませんか?

twitterでシェアした2014年の連載記事は 杉並座学を受けてシーザーミランの有名な動画を解説したものです。

それはそれは多くの人が 犬を飼ってカッコイイ自分にあこがれていることはドッググッズショップをやっている頃に 痛いほど知りました。 だからシーザーミランは熱狂的に受け入れられたんですよね。

でも、犬には迷惑なことが多々あるな、とTV放映していた頃 視聴してて思いました。良いところもいっぱいあるけれど。

https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2064

http://youtu.be/9ihXq_WwiWM

学んだ先には盲目に真似ることはなくなり、冷静に 良いところダメなところを分析できるようになってくるはずです。

カリスマは要らないと思います。

飼い主がそれぞれ自分の犬のプロになる、そういう気概で犬と暮らせますように。

charliemama3.hatenablog.jp

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犬のささやき フリッキングや口舐め カーミングシグナルを学んで犬の気持ちを知ろう

カーミングシグナルは全27種類に分類されています。

1.相手の犬にゆっくりと歩いて近づく 2.体を横にそらす 3.カーブを描きながら近づく 4.見知らぬ犬に体の横を見せてお尻から近づく 5.尻尾を振る 6.座る 7.初対面の犬と出会った後、どこかへ行く 8.前脚を上げる 9.鼻を持ち上げる 10.2頭の犬の間を割って入る 11.あくびをする 12.体を振る 13.体を低い位置にして飛び掛ろうとしている遊びの体勢 14.尻尾を振って体を低くする 15.子犬のようにじゃれる 16.そっぽを向く 17.犬同士が顔を見合い口元を後ろへ引く 18.歯をカチカチと鳴らす 19.口と鼻の周りを舐める 20.口をパクパクさせる 21.背中を向ける 22.おしっこをする 23.その場所にいないように振舞う 24.固まる 25.地面の臭いを嗅ぐ 26.伏せる 27.しようと思ってできなかった行動を別の行動に転移する

フリッキング 口と鼻の周りを舐める

タンタンパパさんのツイートのこの動画でも出てますよ。

19.口と鼻の周りを舐める

カーミングシグナルのひとつである、口と鼻の周りを舐めるというシグナルは (舌べらを素早く出し入れするような舌の使い方は特にフリッキングと言われる) 見逃しやすい小さな、 言い換えると犬のささやきと言っても良いものだと思います。

https://www.koinuno-heya.com/calming/lickinglips.html

参考記事の中にもあるように 大きな声で叱られたとき 自分と相手を落ち着かせたい、という場面で出たりします。

また、 カメラは目にも見えるのでしょうか、ずっと撮り続けていると不快感からか 舌ベラペロッと出やすいですね。

また人がじっと見つめたり 犬の頭上に覆いかぶさるような姿勢を取ったり 素早く近づいたり 犬のそばで大きな声で話し続けたり。 ストレスがかかっているときに、文字通りカームダウン希望!

なシグナルと受け止めてあげたいですね。

犬の嫌だな、のサインに気づく

犬の小さな声(カーミングシグナル)に気がついて、その時自分がとっている行動をしばしやめてみる。 そんな工夫ができることが犬の信頼を勝ち取ることにつながると思います。

ボディランゲージ・シグナルは犬のことば。 犬のことばの優秀な翻訳者になれると良いなと思ってます。

カーミングシグナル(犬語)やボディランゲージを知って犬の気持ちを理解する 

カーミングシグナル

カーミングシグナルは「Calming=落ち着かせる/Signal=信号」 という文字の通り、自分や相手(人間も含まれる)に対して「落ち着いて」の意味を持つ しぐさだと言われています。

カーミングシグナルを体系づけたノルウエーのドッグトレーナーであるトゥーリッド・ルーガスさんは ペット・ドッグ・トレーナーズ・オブ・ヨーロッパの創設メンバーであり代表者で その協会は犬に優しさと尊敬を持って接することを広めることに尽力している、ということです。

このカーミングシグナルの本はもともとは1996年に執筆、その後ビデオ化されたそうです。

 

https://youtu.be/Lj7BWxC6iVs

カーミングシグナルの学問的研究

イタリアのピサ大学獣医科学科の研究チームにより、『犬同士における視覚コミュニケーションの分析~カーミングシグナルについての予備的研究』

調査結果には、

これらのCS(カーミングシグナル)が実際に社会的促進とさらなる攻撃的な行動の防止に役割を果たしている可能性があることを示唆している

と書かれてます。 今後も引き続き研究されると良いですね。

カーミングシグナルにはどのようなものがあるか

トゥーリッド・ルーガスさんたちとその仲間が、多くの犬を研究する中で

「犬の行動やしぐさには意味があり、それらは犬自身及び他者を落ち着かせるためのものである」

と提唱し、全27種類に分類されています。

1.相手の犬にゆっくりと歩いて近づく 2.体を横にそらす 3.カーブを描きながら近づく 4.見知らぬ犬に体の横を見せてお尻から近づく 5.尻尾を振る 6.座る 7.初対面の犬と出会った後、どこかへ行く 8.前脚を上げる 9.鼻を持ち上げる 10.2頭の犬の間を割って入る 11.あくびをする 12.体を振る 13.体を低い位置にして飛び掛ろうとしている遊びの体勢 14.尻尾を振って体を低くする 15.子犬のようにじゃれる 16.そっぽを向く 17.犬同士が顔を見合い口元を後ろへ引く 18.歯をカチカチと鳴らす 19.口と鼻の周りを舐める 20.口をパクパクさせる 21.背中を向ける 22.おしっこをする 23.その場所にいないように振舞う 24.固まる 25.地面の臭いを嗅ぐ 26.伏せる 27.しようと思ってできなかった行動を別の行動に転移する

カーミングシグナルを邪魔するもの

犬同士なかなか出会う機会も遊ぶ機会もない、ということは往々にしてあります。

なので、時々出会う犬とすれ違いざまにガウガウして もう少し穏便にすれ違いできないものかと 犬にアイコンタクトをさせて通り過ぎる練習を頑張る方もいるかな、と思います。

が、その練習は 犬的なカーミングシグナルとは真反対な行動ですから 相手にも本犬にも、フラストレーションがかかるであろうことは想像に難くないです。

リードをぎゅっと握りしめるのをやめるだけで、

犬本来の行動が出せて、スムーズに通り過ぎることができる、かも? しれませんよ。

なのでそういうこともリードワークではお伝えしています。

さあ、カーミングシグナルをいくつ見つけられるかな?

うちの犬は犬語が出せなくて

なぜかそういう飼い主さんがいます。 自分の犬がガウガウするからかな?

じゃあ、あなた犬語が見えてますか?

っていうことなんです。犬は出しているけど、人が見えていない、気づいていない あ!?これか! の気づきが得られていないだけ。

だったりします。

マニアックに犬を学んでみませんか? もっともっと犬のことを理解すれば、犬からの信用度が上がってくるはず。 そうすればきっともっとコミュニケーションが楽しくなってくるはずです。

犬の高速回転(ズーミーズ)

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穏やかな日になりました。 昨日は一日突風が吹き荒れてました。いろんなものがあっちこっちに飛ばされて 後片づけ大変でした。

今日のタイトルは犬の高速回転。 まあ犬飼いであれば知っている「犬の行動」ですかね。

犬を飼ってない人にもいろいろ「犬のこと」知ってもらいたいです。 いつか迎えるその日のためにも♪

ズーミーズ

実はこの行動、今では

ズーミーズ

という行動であることが分かるわけです。 タンタンパパさんのブログ記事です。

次の動画の頃はそういう情報がなくて でも、見ていれば、深刻なものであるはずはない と確信しました。 が、下に掲載するような動画をあげたりブログ記事で 散歩後のズーミーズを心配する飼い主さんに

 

お散歩から帰って無事の帰宅を祝うみたいな祝祭でしょうね。

なんて書こうものなら お叱りコメントを頂戴したものです。

犬はストレスがかかっているのだからもっとストレスをなくすようにしたらどうですか?

というような。

 

こちらの記事もどうぞ。(日本語が変ですが、お前が言うなって感じ( ̄▽ ̄))

情報がないときでも、目の前の犬を見れば 困っているのか、それとも楽しいのか、困っている状態から自力で何とか頑張っているのか くらいわかりそうなのにねーって、思うわ。

高速で回るズーミーズ中の柴犬(お市さん)

https://youtu.be/zU90FflwKhQ

https://youtu.be/zU90FflwKhQ

なぜズーミーズが発生するのか?

 

年配の犬よりも子犬や若い犬にでやすい。 たまったエネルギーの発散(優れた方法)
非常に興奮した後
別の犬が元気に走り回っているのを見た後
シャンプーの後
トレーニング中に与えられた課題が難しくて混乱した時
叱られた後

と言ったところのようです。

 

走り回らせない方が良いの?これはストレスなの?

 

ストレスをなくさないと犬が興奮してかわいそう

と言われてまたは

病気では?

と考えて

なんとかした方が良いのではないか?と不安に思う方が多いようです。

が、ガス抜き的な優れた発散方法であるとしたら 記事にもあるように、犬がけがをしないような配慮をして、犬の様子をにこやかに見守ってあげれば良いと思います。

 

犬のボディランゲージを読む

7月に予定していた座学二本、無事終了しました。ひとつはボディランゲージについて。 もう一つはリードワークについて。リードワークの副題は

穏やかな負の強化のために

とつけたので、そもそも負の強化とは何ぞや?のところの理解がないと

「何言ってもやっぱり強制チックね」 と誤解される方がいるかも…と、若干心配します。とは言っても、座学では負の強化とは?から始めるので、

「ああ!」

と分かってくださった・・・はず。

ボディランゲージとリードワークはまだまだ定着しにくい、犬を尊重(=動物福祉に根差した)するしつけトレーニングの基礎になる学びです。

なぜいうことを聞かないのか? それは人が何を言ってるか分からないから。

なぜ唸ったり咬んだりするのか? それは危険だと思ったり逃げられないと思ったり自分を守りたいから。

そのように考える人ってとっても少ないのが現状なのです。

犬のボディランゲージってなんだ?

身体言語であり、情報を伝えるためのものです。 我々の話し言葉と同じもの、と考えると共感しやすいでしょうか。

座学のパワーポイントの一枚です↓

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ブルースフォーグルの本の中の犬とは?のところを探すと・・・?

コミュニケーションの項に記載されています。 コミュニケーションのツールだからですね。

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犬のコミュニケーションには鳴き声、臭い、ボディランゲージの三つがあります。

犬同士、ボディランゲージを見せ合いながら、平穏にやり過ごせるようになるように、 大人の犬へと、だんだん成長していきます。

が、人間が繁殖の過程でボディランゲージを読みにくい姿かたちの犬を作りだしていることで、犬同士も混乱が生じたりすることもあるでしょう。 また、適時犬語を発揮できる暮らしがなければ、犬としての正しい発達が遅れる危険性もあることでしょう。

 

例えばプレイバウ

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ガウガウ喧嘩しているのか?と見える犬同士の行動の前に意外にこんな風にプレイバウから始まっていたりします。

動画で見直すとよくわかりますよ。

遊びだよ、分かってる?

擬人化するとこんな感じでしょうか。

しかし、人にはとっさになかなか理解できずに、 慌ててリードを引くことで、転嫁攻撃行動が生じて、せっかくの遊びが遊びでなくなることは多いものです。 まずは知識を仕入れておくことが大事ですね。

カーミングシグナル

という概念があります。

犬の小さな交渉のための言語(ボディランゲージ)と言ってもいいと思います。 最近ちびっこ柴犬くんの動画を見させてもらうことがあって、出てる出てる。ちびっこだってガンガン伝えてるんですよね。

人にはなかなか伝わらない

だから犬との間にコミュニケーションが生まれないのです。

犬の小さな言葉をどうぞ大切に!

尻尾の向きによる犬の感情

最近の知見では、尻尾に注目した犬の感情の研究結果があります。

右はポジティブ

左はネガティブ

と言われています。

この情報の良いところは誰でも一目瞭然なところ。 こういう簡単に見分けられるものが結果、犬を擬人化せずに彼らの本当の「気持ち」を知ることになるのでしょう。

ぜひ、注目してみてくださいね。

あ、でもね、犬ってじっと見つめられるのが苦手だからそういう時はちょっと左向きになっちゃうかもしれませんね。

 

教えるんじゃない、犬に学ぶの

 

昨日の続き~。

イケないことをしたらNOと厳しく叱る、と言われて頑張ってる飼い主さんにお伝えしたいこと。

叱らない方がうまく行きますよ。

長年犬に関わってきて犬から見て「できる」人が叱ると犬が怯むのであって、

一般飼い主さんが叱ると、どんどん道具などの大きな嫌悪刺激が必要になります。

 

↓ NOの無反応=叱らない

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YESの無反応↓ =褒め

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こんなテルモ君ですが、リードワークの時ホワイトゴールデンの若い♂ピーク君には

大きな唸りを伴った声をあげていました。

が、基本、無反応で対応しているな、と感じます。

 

しつけやトレーニング、犬に教える前に犬に教わり犬を真似する姿勢って大事ではないかしら?

もっと犬が知りたくなってもっと愛おしさが募ると思います。

 

 

 

 

犬語を理解し彼らと仲良くなれるようにしましょう

 

認定インストラクターさんがまた一人誕生しました。

これからのご活躍を楽しみにしています!

 

家庭犬が家庭人といかに楽しく暮らして行けるか?を一番大切に犬との暮らし方接し方をお伝えする学校です。

犬語を理解しすぐに彼らと仲良くなり、彼らにその言葉を話させ

その上で、

○○してね、○○しないでね

は伝わりやすくなるのではないでしょうか?そして様々なトレーニングに向き合えるのだと思います。

基礎のところがすっぽり抜け落ちたままトレーニングするから、トレーニングは要らないと一部の方が思うくらい、トレーニングジャンキーになってしまう犬が多いし、

常に人の動向をうかがって落ち着けない状態になってしまうのではないかな?と見てて思います。

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新横浜公園にいた猫さん。近所の子かな?だったらいいのだけれど。

迷子猫じゃなければ良いけれど・・・。

猫の鳴きまねが得意で( ̄▽ ̄)私が鳴くと、野良猫たちはきょろきょろ猫を探します(笑)

昨日も鳴き声でこの子を呼び寄せました(笑)

犬だったらまばたきして半身になると近づいてくれやすいですよね。

 

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イエローラブのテルモ君と、黒ラブのヴァルト君。

テルモ君の犬語は私の超好みの犬語で。時におどけて他の犬にマウンティングを仕掛け( ̄▽ ̄)しかも頭に( ̄▽ ̄)

そういうおどけた犬が、いざという時には写真の様に穏やかに

「君の犬語は正解」

を伝えます。

犬に教育してもらいたいという言葉を時々耳にしますが、叱ってもらうを意味していますよね。

そもそもトレーニングやしつけを叱ることと思ってる人が多い現状が

犬的には×だと思ってて。

だって犬同士叱らないで会話してるもんね。

楽しい認定試験でした。

オンラインドッグスクールは基礎から「犬」について学べる場です。

 

いかがですか?ぜひ!



 

最初に出会う情報で真逆な犬との暮らしになりやすい、それをたくさん見てきているので、ぜひ最初に

犬っていいやつ

という情報に染まっていただきたいです。

 応援よろしくお願いいたします!

 

 

犬の言葉・・・わかります。か?

 先日の記事の中でもご紹介した

dogsintheus.blogspot.jp

 

について。

宗教的という一部の揶揄も聞こえてくるカーミングシグナルですが、学問的な検証が始まっている情報は、ドッグフレンドリーな取り組みの希望になるな~、と思いました。

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たくさんの犬を同時に見る経験を積んでくると、今どうしてお互いに地面の匂いを嗅いだのか、明後日の方向を見るのはどうしてか?

弧を描くようになぜ遠回りして近づくの?

などなど見えてきて不思議に感じる・・・不思議に思っていた行動が、トゥーリッドルーガスさんのカーミングシグナルを学ぶことで、文法が理解できた、それによってより犬の気持ちが理解できた、それが2008年頃でしたでしょうか。

夢中で調べたものです。

多くのドッグトレーニングがこの犬の発するシグナルを無視していますが、無視するのはもったいないなぁと思ってます。

猫も同じように喧嘩を回避するシグナルって確かにあるし、気持ちが知りたいのならまずはそういうシグナルの勉強からしてほしいです。

 

放浪して我が家にたどり着いたのか、茶トラ君。

 

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シャーシャー言うけど仲良くしたいんだと尻尾が立ってきました。こういうところから気持ちを知るんですね。

皆さんもっと擬人化した気持ちを知りたがるでしょう?

たとえば、きみはどこから来たのかとか?犬や猫の考えていることが分かるのなら、私に教えてほしいな~・・・、って。

この子を見ながら思ってました。

暑い一日でしたね。湿度が多くてだるいですね・・・。

今日も一日ありがとうございました。

あ、

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こちら完売しました。お支払い済みの方には発送済みですのでよろしくお願いいたします。

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人間目線と犬目線

おはようございます。

今日は応用行動分析学のお勉強。ムツゴロウさんの2月の講演会会場の控室をお借りできました。

犬チーム(笑)頑張ります。

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さて、待ち伏せ威嚇って聞いたことありますか?

なぜかその言葉、特に和犬さんの間で何となく広がり流れているような気がします。

たとえば、犬連れ同士すれ違いたいとき、うれしかったりスペースを取りたかったり

社会化不足で攻撃的な行動をとりやすかったりする犬は、相手に向かって飛びつきやすいです。

そうなるとリードさばきも大変だから、あっちこっちしててリードが外れるとか犬の足を絡めて犬の身体が大変なことになるとか・・・。防ぎたいからそこでじっとして相手に通り過ぎてもらいたい、ことってありますよね?

動きやすい方が通り過ぎてあげれば良いけれど、どちらも大変だったら、さあ困ったぞと言うことになるのかなと思います。

仕方がないから止まっていると、犬は伏せることもあります。

この体勢を待ち伏せ、と呼び、次飛びかかるから伏せも威嚇のシグナルであろうという見解なのかなぁと想像しますが、ムツゴロウさんはそうではなくて

「良い犬ですね~」

と、ある飼い主さんの相談に対して仰ってました。

 

カーミングシグナルの中に伏せるという行動があります。私はそういう場合が多いと思います。

ムツゴロウさんは伏せるそれを、経験と犬への深い洞察力で「良い」とお感じになるわけです。

犬はそんなにバカじゃない。

犬同士はきっと理解していると思いますね。

遊びでガウガウ喧嘩ごっこすることもあります。人の叱りの介入がごっこ出来ずに本気モードにしやすい・・・これも全部が全部ではないですけど、多くの場合は深刻ではないはずです。

一旦、人間目線で考えることをやめて、犬になり切って犬のように見て、考えるところからですかね。

知識もそこから導かれる考え方も常に更新して行かなくてはいけないと思います。

では今日もよろしくお願いいたします!

 

 

犬の言葉を学ぶ、真似る

おはようございます。

今日は茶話会。FBにグループを作りましてそのメンバーが参加できるという形にしました。

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かつおくんの小さい時↑可愛いな。フロントライン後にココのお洋服を着させた写真。

遊び疲れて眠ってます。

 

28日(日)も予定していますが、こちらはスクールに新しく参加してくれそうな方もお呼びしたいので、スクール主催にしようかなと思ってるところです。

決まりましたらこちらでもお知らせします。

 

なぜグループという条件を付けるかと言うと、このブログで何度もお話ししているように、多くの飼い主さんは公園で、しつけ教室で、インターネットで、いろいろな情報に傷ついていることが多いので、茶話会のような場でさらに傷つくことは避けたいという思いからです。

それでも人間は色々な考え方や感じ方があり、衝突は避けられないものですけどね。

なのでグループ等形を作ることで、合わなければ交わらなければ良い、という分かりやすい境界を示します。

 

犬たちはもっともっと早めに、交わらないを選択します。がそこに人間が入るから衝突が起きやすいですね。散歩やドッグランや。

ということで犬の言葉を人間が真似たらもっともっと暮らしやすくなるでしょう、という考えからカーミングシグナルの本をお勧めしています。

 

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 アドバイザーコース、インストラクターコースの課題図書でもあります。

インストラクター目指して勉強中のてりままさんのブログ記事。

 

 

素敵な記事ですのでぜひぜひお読みくださいね。

 

 

犬の回避行動

犬のシグナル、その中でもカーミングシグナルの中の

弧を描いて近づく、距離を取る、という様子を見たことがありますか?

お散歩トレーニングのようにリードを緩ませた状態で犬が集まる時、気がつくボディランゲージですよね。

ただ見ようとしないと(=知識として知っていないと)見過ごしてしまうし、見るポイントを知らないと気がつかないのでそこを教わる機会が欲しいなといつも思ってます。

犬の回避行動と言っても良いかもしれないカーミングシグナルの弧を描く行動。(私は本能行動ではないかなと考えています)

リードが長くても短くてもハンドラーがしっかり握りしめてお互い綱引き状態になっていると、その行動を出せないです。

出せないとどうなるかと言うと、フラストレーションからの攻撃行動(吠えも含まれます)が出やすくなります。

なのでまずは、行動を置き換える対処ではなく、行動を出させない対処を優先しましょう、そのために学びましょう、ということをお願いしたいです。

charliemama3.hatenablog.jp

 

過去記事です。参考にしてください。

これらを実践するためのリードワーク、ということになりますね。

 

 

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