私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

拾い食いの対処法

パピーの砂利食べや拾い食いから成犬の拾い食いまで

拾い食いについてはなかなかお悩みが多いです。

まあ、犬にとって、食べれそうなものが落ちているのを食べる、のは

当然と言えば当然。生きて行くために当然の行動だから

でしょうか。

ただ、そうは言っても

食べてほしくない

という飼い主さんの気持ちも尊重して

拾い食いをやめてね

というコミュニケーションを作りあげなくてはいけないでしょう。

 

「それは食べないでね」

「はい、了解しました」

これができなければ家族ではない、でしょう?

コミュニケーションだからリードを引っ張ったり怒鳴ったりしたら?

コミュニケーションは成立しませんよね?

日々

やめてね

了解しました

その繰り返し。繰り返しこそが絆を太くするための基本です。

 

そしてその上で

むしろ拾い食わせる

ためのばらまきノーズワークをお勧めします。これが拾い食いの対処法の一番の目玉です。

 

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飼い主さんがバラまいて

「探して」

で探す、食べる。

代替を用意するからこそ、日々の

やめてね

を聞き入れてくれるのかなと思います。

 

だからこそ、日々、あれこれ犬のためのエンリッチメントを工夫してあげたいです。

このような考え方で犬に向き合うと、きっと犬からの了解しました!をもらえるはず。

家の中でも戸外でも、バラまきノーズワークをぜひ!

 

お散歩デビュー前に

玄関で、玄関を出たところで、家のそばの道路で

バラまきノーズワーク。

お散歩がスムーズに行くはずです。

 

ランキングに復活してます。
骨太の犬に優しい接し方を広げたい。
犬の森マインドを広げたいのでご協力をお願いします。
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     ↓

食糞(食ふん)

自分の犬が糞を食べるのはなかなかショッキングだったりしますね

 

九州地方の大雨が心配です。

毎日じめじめで低気圧が停滞しているので
どんより心身不調気味のワンちゃんも飼い主さんも多いみたい。

どうぞご自愛くださいね。

7日に迫った座学、今回はボディランゲージの読み方講座なのですが、
準備の大詰めな感じです。

また、

こんな企てもしています。

みんなで停滞する犬のしつけの都市伝説を何とかして行きましょう。

では今日はお困りごとの中でも結構ご相談の多い

食糞(しょくふん)

についてです。

犬の食糞症

文字通り、糞(ふん・うんち)を食べる行動です。

頻度が高い、飼い主が嫌悪する等、その家庭で問題だ!という相談があって「症」と言われる診断が下る、というもので、

犬が糞を食べるのは異常なことではないと思いますし、

犬の問題行動診療ガイドブックにも記載されています。

食糞(食ふん)には種類がある

糞を食べることには変わりありませんが、食べる糞の持ち主^^;で食糞の種類や対策があります。

自分の糞を食べる

同居犬の糞を食べる

どっちも食べる

同居猫の糞を食べる

全部食べる

散歩で他の犬の糞を食べる

散歩で他の猫の糞を食べる

 

食糞の原因

として考えられるものを挙げると

  • 食糞をすると飼い主が大慌てでやってくるので強化された
  • 長時間ケージやサークルの中にいるので退屈しのぎ
  • 美味しいと感じた
  • 糞をして叱られたことにより隠そうとして食べる

という感じでしょうか。

一番多いのはペットショップで寝床とトイレが近すぎて、
ついついウンチで遊んでいて食べちゃって癖になってる。

ことですかねぇ。お家に迎えた時から食べるというケースが多いです。

猫糞は犬には人気があるので、単純においしいと感じている犬も多いと思います。

しつけQ&Aで、意外にいいアドバイスをしている人が

 

自分達が、犬に対してどう接しているか、よく考えてみて下さい。

犬の責任ではない事を・・・。

と、書いているのを見て、がっかりしたりしますが、犬の責任でも飼い主の責任でもなく、ただ食べてしまうという現象がそこにあるだけです。
真面目な飼い主さんは自分を責めすぎる傾向が強いのでご注意くださいね。

また

食糞は犬の順位付けの行動で生後8~1か月過ぎくらいが多く「自分のもの、取られるくらいなら食べてしまえ」という所有欲から食べる、と書かれていたりします。なのでその時のしつけ法は、自分より上位の飼い主には取られても仕方がないと犬に分からせる。

ということが断言的に書かれてて、およよ?と思いました。

順位など関係なく自分のものは自分のもの。

ただし
出した糞などほしくもない、普通そういうように成長していくもので、子犬の頃取った取られた騒動でこじらせることのないようにしましょう。

自分の物
に執着する犬は、様々な経験から自分のものを奪われ過ぎた、ということがあるのではないかなと、
犬たちの様子を見ていて感じるところです。

食糞の対処法

徹底して糞の管理が一番最初に来ます。

時々、

リードを常につけておき食べそうになったらリードを引いて食べることがNGだと言うことを学習させる、食べなかったら褒める、という方法もありますよー。

というアドバイスが書いてあることがありますが、一切聞く耳持たない方が
人も犬も幸せです。

とにかくすぐに片づける、ウンチが出たことを褒める。
自分がされて嫌でないようにウンチが食べられないように管理する。

と言うことが大事です。

食餌に混ぜて糞の味を悪くさせるというサプリ(唐辛子エキスですかね)や、糞に振りかけるシロップ?みたいなものもあり。

それで運よく一回で食べなくなった、というケースもあります。

が、振りかけるものはウンチはそのまま置いておかなくてはならないので、ちょっと嫌ですよね。

やはり素早く片づける、目の前から消すと言うことが大事です。
排泄をほめて片づけてフード(またはもっと美味しいものを渡す)
これを根気よく行う=これがしつけトレーニングです。

ただ、物を守って唸って咬むワンちゃんがたまにいまして、このケースは食糞とは別な対処が必要になるので、問題行動を適切に扱える専門家にご相談ください。

食糞の背後に見えてくるもっと大きな問題

があります。

飼い主さんが延々食べて困るんだ、というお話しの中に、

散歩

という言葉が見えて来なかったりします。5か月6か月になっていても。

散歩で糞を食べる場合は拾い食いの対処の項に譲る問題になりますが、家でサークル内で自分の糞を毎回食べるときに

「まだお散歩行っていませんか?」

を聞かなくてはならない様子が多かったりします。

時間がなくて、とか。外を怖がってとか。首輪が付けられないとか。

本当にいろいろ。いつウンチをするのかについてもずっと暮らし続けていても把握できていないケースがあります。
関わり合いが希薄な感じ・・・。

ワンちゃんはウンチで遊んで食べる、それしか楽しみがない、そういう状況が垣間見えて、糞を食べることくらい大したことないよ、って思っても言えない、言葉を飲み込まなくてはならないケースがいっぱいあります。

また、犬は家の中は自由に行けるようにサークルを外してあげてほしいのですが、その練習をしないまま成犬になり、やはり退屈から食糞をするケースもあります。

食糞症の対処法の基本

犬の行動を直す前に、犬が快適に過ごせる環境を整えることが必要ですよ、ということを理解していただくことが、食糞症の対処法の基本です。

お母さんが見ているところでウンチしたい

と犬が思ったら大成功です。

犬が成長していくとウンチの回数も減ってきますから、通常はお散歩の時するようになります。

万が一、何かの都合でお散歩に行けなかったり長時間家で犬が留守番するとき、我慢できなかったら、とりあえずどこでしてもOKなように、どこでもトイレな状態にしておいてあげてもいいと思います。
どこでしてもOKというのはどこでしても成功です。

排泄の問題は意外にナイーブですので、叱ったりびっくりさせたりすると、隠れてするとか見ているところでは我慢するとか、やがて訪れる介護などのときにとっても不便です。

飼い主は犬の一生を見据えて賢い方法を選択しましょう。

紙のシーツを食べてしまうとかビリビリにしてしまうという場合は洗えるシーツもお勧めです。

 
 

 食糞について参考になる記事

最新の知見を取り入れて、心を穏やかに取り組んでくださいね。

狩りごっこ

雨ですね。

梅雨入り間近、関東地方秒読みか?またはすでに今朝発表されたとか?

TVつけてない…

こんな日は、ノーズワークを家の中で、って感じでしょうか?

せっかくの日曜日ですけどね。

 ノーズワークもいろいろありますが、家で気負わずできるのは・・・

こんな感じでフリースにおやつを仕込んで

 

 

 鼻を使って探す遊び。

または狩りごっこ

charliemama3.hatenablog.jp

 

記事がいろいろ出てきましたが

この辺りはどうでしょう?

charliemama3.hatenablog.jp

 

嗅覚の分野は一番研究が遅れているそうですが、感情に最も影響を与える五感の部分なのかなと思います。

腐ったものは本能的に避ける=危険を感じる

みたいに。

脳のなかの匂い地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)

脳のなかの匂い地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)

 

 犬は大大得意な分野ですね。ココも、目で探しているときはスンスン音がしないです。

鼻にチェンジした途端に大音量。

見つけて食べて…。リラックスに導かれます。犬の自信も育めるかなと思います。

 

皆さんも是非どうぞ。

 

犬が苦手な犬に座って犬をやり過ごさせる・・・?

 おはようございます。

動取の更新がすみました。

待ち時間にぶらぶら畑を見ながら散歩して。麦がこんなに色づいてました。

 

2016-01-18 正の強化は「嬉しい」も強化していますか? 犬との暮らしの基本 編集 昨日Facebookで以前のdogactuallyの記事が出てきて(お友だちがいいねしたのかな) もう一度読み返してみました。

正の強化は「嬉しい」も強化していますか? - 私は社会化のドッグトレーナー

 

1月の記事↑

 

タイトルにしたもの、散歩時に、犬を見ると突進吠えする犬の対処でよくあるものではないでしょうか。

オスワリさせてやり過ごさせましょう、って・・・。

チャーリードッグスクールでは、

それもあり。とお話ししています。

ひとつではないですね対処法は。

それがよさそうならばそれで。でもわが家のココの場合はむしろ犬に近づかれることが多いので、リードの長さを変えずに持つ手を緩めて相手の犬から逃げられるように(その時私自身もココの進路になるべくつきあいます。自動車が来る時にはココをきっちり横に着けて相手の犬からガードします。UFOキャッチャーの様に傍から見ると見えるかもしれませんが^^;吊り上げているわけではないです。車が危険だから。相手の犬は大抵制御されいないから)しています。

チャーリーの場合は吠えが出るのでまずはオスワリで落ち着かせる練習を日々行い公道ではなるべくオスワリで過ごさせるようにしていました。晩年はスルー力がついたのでその限りではなかったです。ココと同じ対処でOKになりました。

何が言いたいのかと言うと、昨日お話しした

 

charliemama3.hatenablog.jp

 ということです。

形を作るとしても共同作業で。どの犬ももともと持っているスルー力を発揮できます。

できないとあきらめたらいつまでもできるようにならないです。

ひとつの形だけで良し、と思っていると犬の成長を台無しにしてしまいます。

こんなめんどくさいと感じることも心意気高く取り組める犬との暮らしを応援しています!

 

 

サロンはこちらからご入会手続きができます。

Synapse(シナプス) - チャーリーオンラインドッグスクール

 

 

おやつで釣る・・・?

おはようございます。

羽衣ジャスミンが開きだして玄関あけるとむせかえるような良い香りにこれからなってきます。

春真っ盛り。

色々な辛い出来事が起きますがしっかり頑張ろうと思います。

 

さて・・・

食べ物を使わないで取り組めることが強い信頼関係がある状態

という妄想が多くの方にあると思います。

カッコイイ、とか。

一段上のしつけとか。

犬を飼って自己実現に向かいやすい傾向が取り組みを難しくします。

子どもでも無理なく行えて取り組むことで思いやりが生まれる方法が良いと思います。

簡単な学習理論のからくりを知れば、犬にも人にも楽しい取り組みが保障されると思います。

charliemama3.hatenablog.jp

 

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地震に備える訓練

おはようございます。
ブログ、座学でもご紹介しているご本の先生の投稿です。
何かあってからでは当然遅いし、何かが起きているのを見て慌てて不安そうに始めるのもよくないです。
ここに記載されていることを毎日「遊び」として行ってあげるといいですね。楽しく優しく。

 

 私も不安はありますが最善を尽くしたいからできるように今日も「遊び」たいです。

トレーニングと言うよりこういう内容は「遊び」と捉えるとリラックスしてできますよね。
触られるのがストレスとか、犬はそうされることを望んでいるのかって、どうも犬の場合(猫もそうでしょうけど)尊重主義が変な方に行ってるような気もします。
一緒におやつを食べながら「大丈夫」を作れば、その大丈夫が犬も人も守ってくれるのではないでしょうか。
青木先生、シェアさせていただきます。

 

 

 

↑は地震に備える訓練を始める前の前。基本のきの心構え的なことです。

訓練を行う人がいざという時(=例えば犬が吠える時)叩いたり叱ったりすれば、上記の訓練は行えません。

そこをしっかり考えれば、おやつを上手に使うことは必須、食べ物はNGということにはなりません。

日常であったら、洋服を着る、身体を拭く、投薬、爪切りとか

いざという時はいくつもあります。それをおやつを使って上手に取り組めれば、いざという時犬も人も助けてくれると思います。

では今日もよろしくお願いいたします。

 

良いもの、良い人が揃って受け手(犬)に一歩階段を上らせることができる

おはようございます。

埼玉定例座学終了しました。

これですべて終了、ということになります。

長い間お付き合いいただきましてありがとうございました。

座学はサロンに引き続きたいと思います。

 

昨日の

 

これについては、私は例外なく○です。それを飼い主さんにもお願いしています。

ただし、飼い主さん自身雷が怖いとか、怯える犬を見て動転しているとかそういう場合はなだめられませんよね?

だから飼い主さん自身、不安を克服していただいています。

そういう取り組みはきついので、人には優しくない方法だと感じる方がいることは承知しています。

でも、昨日ご紹介した動画

命の終わりを看取ることは辛く耐えがたいものがあります。

生きているときにより良いものを与えたいと願うのなら、自分がより良いものになる努力を惜しんではいけません。

それが、遺棄を防止する本質的な唯一の取り組みだと思います。

 

では今日もよろしくお願いいたします。

素敵な一日を!

 

 

狩りごっこ

カテゴリーがいっぱい。

犬を育て暮らしていく時に大切なお話になります。

 

犬の成長過程

charliemama3.hatenablog.jp

 

犬としての成長は人間にとっては嬉しいものばかりではない。

もし犬が野山で野犬として暮らす時には必要な小動物を狩って食べるという行動も母犬に教わって初めて完成する行動。または狩ることで生き延びるために獲得する行動。

多くの犬は家庭で飼育されることによってその必要はないので食べることはしない、ですよね?成長のすえ獲得できるものであっても。

私の仕事は飼育している犬と如何にうまく暮らすかという相談に答えるということなので、同居している動物を殺めてしまったというお悩みも時々入ります。またはその恐れがありそうだと、いうこととか。

この問題はとても慎重に人が芽を摘んで行くことが大切で、だから遊びで本能を満たすことをしているわけです。

なのに、犬が楽しそうだから、欲が本能がと、本物の昆虫や小動物を狩らせることを良しとする人がいっぱいいるんだ、と衝撃を受けた昨日です。

私はあまり危険だから、その犬は危険とは言いませんが、衝動が執着になり飼いきれなくなったケースを見ているので、命にロックオンし狩る行動が出そうな仔犬の飼育にはそれはそれは慎重に丁寧に繰り返し人間社会で生きることを教えこみます。

タイトルの狩りごっこですが・・・動いているものを追い追いかけ追いつき食べる。

これをおやつを使って行います。投げて追わせて食べる、ただそれだけの遊びです。

食べることに消極的な犬も、食べられないくらいプレッシャーに負けそうなときも

これはとても助かる遊びです。

こういう遊びで満足させれば、本能的な行動が次第に影を潜めて人間社会に馴染む5~6歳を穏やかに迎えることができると私は感じてそのように飼い主さんにお願いをしています。

この考え方は赤ちゃんを迎える、異種の動物を迎える時にとても大切になってきますしうまくできていますので参考にしてほしいです。

遺棄される命が一頭でも少なくなりますように。

 

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噛みの予防の重要なポイントも・・・

おはようございます。

朝から気温がぐんぐん上がってきています。GW頃の気温になるとか。

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暖かいのは嬉しいけれどあまり暖かいと、夏を想像してゲッ!ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

ってなりますね。

 

 

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昨日twitterでつぶやいた件。

これは名前を呼んでおやつの一つの使い方なので試してください、っていうか

お手入れなど家庭犬に必要な

「○○されることをじっとして受け入れる」

という協力を求めるあれやこれやの基本になります。

何かをさせる系のトレーニングでは補えない、制止系、静止系のトレーニングです。

どうぶつのくに.net

【ハズバンダリートレーニング】を日本語に適切に表現する言葉はないそうで、簡単に受信動作などと表現される事もあります。もう少し言えば【動物を健康管理するためのトレーニングで、動物自身が自主的に健康診断に協力するようになる】ものです。このトレーニングによって動物を押さえつけたり、麻酔をすることなく、体温測定・体重測定・口腔内検査・採血など様々な健康診断を実施する事ができます。動物に負担をかけないので、スタッフも安全に接する事が出来ます。

 

↑引用してみました。

犬で言ったら、首輪をつける、ハーネスをつける、身体を拭く、歯を磨く

目薬や投薬、洋服をつける、

もっと展開してみると

散歩中リードを張らないで歩く、吠えずにいられる、飛びつかない

なども入れてもいいと思います。

さらに発展させて

家の中で静かにしている、クレートやサークルに囲われなくても落ち着ける

とかまで。

そう、家庭犬は大変なのです^^;

これらはすべて犬の受動系の取り組みなので、ウキウキさせるというよりリラックスを目的にするので、やはり大切なことは?

名前を呼んでおやつ。

おやつを食べながらうっとりするとかね。リラックスに導けることろからかな~、って思います。

咬みの予防の重要ポイントでもありますね。

応用力を養いましょう。

 

では今日もよろしくお願いいたします。

 

 

インターセプト

おはようございます。

今日はリードワークワークショップです。ご参加の皆様どうぞよろしくお願いいたします。(①については、3月5日にも予定していますが開催できるかは微妙です。4月の予定をお待ちください)

良い天気になりました。下り坂だそうですが・・・。

小田原は風もないし、横浜はどうでしょうかね。

 

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さてお題のインターセプト

カットオフシグナルを犬対人間で行う時の呼び方として作りました。

形だけのものではなく、声や身体で介入することをすべて含みます。

なので大切なことは、サロンの方でおおやまさんが仰ってくださったのですが

私のメソッドの大きな柱って。

ワンコさんから了解を得る

ということ。

大きすぎる不安や(愛情遮断法など)恐れや(リードショックなどの痛み天罰法のようなどこから現れるかもわからない音)などではない、犬が気づく方法です。

charliemama3.hatenablog.jp

 

 

インターセプトの達人

インターセプトの達人 - 私は社会化のドッグトレーナー

 

この辺りは定例座学でみっちり1年学んで初めて「そうだよね!」と飼い主さんからの了解を得たのかな?としみじみ思っています。

犬のことですが命についての学びなので、ここまでやったら理解できる、というものでもないと思います。

むしろわかってしまったら面白くはない、そんな旅なのかなと思います。

皆さんとは旅は道連れ、そんなところでしょうか。

では今日もよろしくお願いいたします。素敵な週末を~。

 

 

芸事じゃないけど・・・

 

棒で殴ったり鎖を引っ張ったり、ね。

華麗な芸の裏には酷い仕打ちがあった、っていう動画と記事が上がってきてそれについてつぶやいたの。

立ち上がって芸をすれば酷いことされない。負の強化。

それの反省から正の強化って言われるけど、今日はそれはまあ置いといて。

4本足の動物が二足歩行を強要されたら体が痛むよね。

ジャンプばかりさせたらやっぱり痛むよね。

アイコンタクトで頭を上げていたら首が痛くなるよね。

 

でも、鼻先をこちらに向けたい時ってありますよね。頬をこちらにそっと向けさせても良いけど、もっとスマートにできたら、ということでマグネットトレーニングがあります。ルアートレーニングのことですね。

charliemama3.hatenablog.jp

おやつを持った手にまるでマグネット磁石のようにくっついて、っていう。

ただし、私がお願いしている方法は、マズルを上向きにしないというもの。

結構忠実に実践されているアンココかーちゃんの写真を紹介します。

ダックスなのでかなり体をかがめないといけないでしょう?

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これです。良い感じですよね~。

トレーニングのあるある都市伝説に^^;ハンドラーは姿勢よく動くのは犬

犬から見させるって聞いたことないですか?

それからすると上の方法は、犬になめられる方法です。

犬を動かさなければ人を動かす支配性が生まれるって、ことだそうなので・・・。

私がお願いしたいのは、犬の自然な姿勢、歩様を大切にしましょう、と。

身体の健康を願ったら当然でしょう?

教える側も「何のための」「誰のための」を何度も何度も問い直して。

私はそうやっていまがあるのかな。そういう人がいても良いよね、なんて思ってます。

極めて少数派ですけどね。

では今日もよろしくお願いいたします。素敵な一日を~!

 

 

 

 

物を守る

3月も残すところ一日になりました・・・。半日か・・・。

4月からのお散歩トレーニングの変更事項などHPを訂正して、明日始まる第二期アドバイザーコースの準備をして といったところです。 2日には横浜定例座学ですね。 4月からはテキストを使った(アドバイザーコースのテキストとほぼ同じものです)座学を展開していきます。

内容は参加者や会場ごとに変更有ですが、項目ごとのお話になっていきます。 開催していない地域でも開催検討しますのでよろしくお願いいたします。

ここまでして^^;なぜお話ししていきたいのかと言うと。 犬との暮らしの基礎のき、ですね。 そこのところに思い至れるかどうか?でつまずいているそのつまずきについて、考えてみる教育というのかな 教えって・・・

ありますか?教わっていないじゃないですか?

なので基礎のないところに様々なトレーニングが成り立って、基礎を教えられない人がトレーニングを語れば 当然基礎の理解のない人が増えて行く=重要視されない。 で、問題が起きた時、基礎の部分をやり直すことではなく、犬を服従させる方向に行くから問題がこじれる そんなところではないかなぁと・・・。思っています。

だから基礎をお話しする人が、し続ける人が一人くらい^^;いてもいいかなぁと。 ということで基礎は社会化。基礎は古典的条件づけ。犬はそのまま。犬は受動的。犬が満たされて安心できて そしてさまざまなトレーニングが展開される。

私は社会化のドッグトレーナー、犬とのコミュニケーション重視のそれが基礎だと考えるトレーナー。 と・・・。

そう言う位置づけでこれからもやって行きたいと思っています。

信頼関係がないから問題が起きる。信頼関係は服従訓練で築ける、というのが巷のセオリーかと思います。

私は信頼関係って何もしないお互い受け身の時に安寧を感じあえることだと思うのです。

そこのニュアンス大事だと思うのですがいかがでしょうか。 お題の物を守る。くる天オンラインの過去記事ですが転載して追記しようと思います。

2013年3月30日 の記事でした。

物を守る

相談ケースでは結構な割合を占める問題です。 食器だけではなく、スペースを守る、おもちゃを守るなど色々ですね。

拾い喰いのカテゴリーは http://blog.kuruten.jp/charlie/C21注)

今は表示されていません。 物を守らせない・拾い喰いになっています。 拾い喰いの矯正が物を守るようにさせるケースもあります。傾向が強化されることもあり、です。 そんないろいろに、人側の矯正という名の焦り行動が犬をさらに追い込む、ということが悪化の原因でしょう。 犬がまだ小さい頃ペットショップのケースの中から、守りの物語が作られているとしたら、それはかなり問題だと思います。 犬は言葉を話しませんので、誰に何をされたから今自分はこうなったんだと・・・教えてくれませんしね。 犬の性格と行動パターンとをよく見て、どのように対処したらいいのかな?ということをじっくり考えていかなければいけないと思います。 やはり・・・無理やり口をこじ開けるのは、慎みたい行動ですよね。 たまにそうされている犬を見ると、 「私が犬だったら、出さずに飲み込むな」^^; って思いますもんね。チャーリーの松ぼっくりも、結局「お利口さん♪」と笑顔の対提示(取り出そうとする行動との対提示です。咥えている行動との対提示ではなくて)でぽろっと出してくれるようになったのは・・・一年後ですもんね。

「あーーーー!!!」 という声と、怒った顔でこじ開けようとしたら、出してくれるものも出してくれないでしょう。自分の気持や行動を整えるということはなかなか難しいですがそれは犬を子ども扱いしないということですもんね。 何でも自分の思い通りにはならない、と言う対象として犬を見ていかなければね、と思います。 対提示はキーワードです。こちらの行動に対する対提示。 抱っこして唸った場合の対提示は? 唸ったことへ「お利口さん」ではないんですね~。 唸ってしまう状況=抱っこに対する対提示です。 意識するのとしないのとではずいぶん結果は違ってくるはずです。気をつけたいですね。 さて、明日は座学。上記の内容についてもお話ししたいですね。

 

 

 

攻撃性について興味深いリンク先をご紹介しますね。 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsu/archive/resume025.html

やはり興奮しやすい、攻撃的になりやすいのは遺伝子レベルの問題だということはわかる。 ただし、今目の前にいる犬が興奮しやすく攻撃性を表しやすい犬、そういう遺伝子を持った犬だったらどうするのか? というところが飼い主にとって重要なことなのですね。 これもまたまた誤解されやすい言葉ですが 「こういう子だと思ってあきらめましょう」^^; と・・・。

あきらめるというのは、こういう子の部分を変えることをあきらめましょう、ということです。 こういう子と認めるというか、こういう子だからどう取り組めば良いのか、予防はどうすれば?という考え方をするということ。 こういう考え方をしていけば、遺棄する、ということには至らないのではないかなぁと思います。 強化の理論からすると 唸って相手を退けられたから行動が強化されると・・・。 ただね、唸って守るのはその犬の権利だということ。欲しいものを守りたい。自分のものを主張したい。 守るものが本当に大切なのか?守る行為が大切なのか? 取られたくない、という感情からの反射的な行動が人の行動によって意識的に現れる行動になったのではないか。 いろいろ、本当にいろいろ考えられると思います。答は一つではない。 センシティブな犬に、まずは大丈夫を教える。 大丈夫なように触る。唸っても噛んでも怒ったりしない。怯んでもイケない。 柔和に「あらあら~」と何事もなかったかのように接して、それをどんどん続けて毎日少しずつできることを。 口の中に手を突っ込んで、いざという時も大丈夫なように突っ込んだ状態であなたがリラックスして 「いいこね~」 と言えるか?言えなければいざという時大丈夫は伝わらないですね。

犬の守りのスイッチを入れるものは「ヤバい」と感じる感情ではないでしょうか。 一日で築けるものではありません。毎日毎日忍の一字^^;ということもあるでしょう。

でもね、どんな凶暴な^^;態度を見せる犬も(猫も)大丈夫の壺に大丈夫感が満タンになったとき、びっくりするほど協力的になると私は思ってます。 だからずっとこんな感じで心を育てるように犬や猫育てをしていこうと思ってます。 3月もありがとうございました。 また来月もどうぞよろしくお願いいたします。

マグネット

つくばお散歩トレーニング終了しました。

 

くうちゃんとララちゃん、同時にカーミングシグナル♪

水元の写真アルバムはこちら。

 

つくばはこちら。

 

 

そして今日はマグネットのお話を。 タンタンパパさんが撮ってくださった動画の中のワンシーンと、今日のつくば散トレでの写真を題材にして トリーツの持ち方、脚側について少しお話しさせてください。

何度かお話ししていますが 犬がアイコンタクトしながら(首を持ち上げながら)歩くのは不自然な体勢です。 少しこうべを垂れながら歩くのが自然な形かなと思います。 ということでマグネットを行う時、その自然な形を取れるように、こちらがトリーツの持ち方を考えて 自然な歩行を手助けする、という意味でのマグネットをお勧めしています。 この形で歩かせることで後ろ足に負担を感じさせないことができると思いますのでパテラの犬さんにも無理なくできると思います。

むしろストレッチになると思います。 首を上げさせて小さな円を描く(スピンさせる)から足に負担があると思いますので。

 

 

たまさんにエアでいろいろデモをお願いしました面白かった

でマグネットの時の脚側位置での手の形が素晴らしかったので撮らせていただきました。 対面ではこんな形

 

 

犬ありの脚側

 

 

こんな形がよろしいと思います。

https://youtu.be/-mAchYDBSO0

 

動画の中では32秒ですね。大型犬は楽ですよね。

落ち着いた状態に持っていき自分で考えてもらう

犬の観察力は人間より断然すぐれています。だから気づかれないようにしたってすぐに気づかれてしまうこと多くないですか? だから・・・犬が吠えかかったときの慌てっぷりは、隠しようがないので^^;さて、それはどんな情報を犬に与えているでしょうか? 犬は本能的に警戒心から吠えたり距離を取ったり攻撃的になったりいろいろですね? 飼い主さんが慌てれば警戒するのは当然です。もちろん、飼い主さんを警戒するのではなく^^;相手をです。 だから・・・一生懸命にNOを、吠えることはNOを伝えたくても、それはきっと伝わっていないと思うのです。 そして・・・抑制には快刺激をとお話ししましたよね? だから警戒するものを見た時にすることは?心地よい刺激、犬にとって好ましいものを与え続けることです。

 

こんな所をお話ししました。 前回の記事の続きです。 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3551.html

一個目の動画と二つ目の動画 お父さんが第1バージョン、お母さんが第二バージョン、大型新人らしく^^積極的にデモしてくださって 素晴らしい限りだと思います。 動画を見返していて確信したというか、気づいたのですが 福ちゃん、おやつならオスワリでしょ? それが違うなら猫を探すよ・・・って感じました。 最初は違ったと思うのです。でも猫を見て興奮して、それを何とかしたいと思うこちらの取り組みが 犬にとって真意が理解できなければ? 自分がその時しやすい行動をとるはずだと思います。犬は健気なので。 だから家に帰って考えていたのですが、散歩での猫には興奮するけれど、トリミングショップの猫には反応しないと。 外の猫に反応する。 その時何が起きるか徹底的に検証することが必要になってきます。 それが名前を呼んでおやつのデモの時に垣間見られた、と思うのですね。 今までは猫の気配を感じた時に、社会化の継続として「名前を呼んでおやつを行うことという二次強化子」を猫に対提示する形をお願いして来ました。 そのタイミング、矢継ぎ早に行う速さがないと突進を許してしまう。 で、飼い主さん的に余裕が出てきたら次に、インターセプトで突進はNGであることを教えて行きます。

いつインターセプトの移るのか?は・・・ 一番下の動画のように、突進しそうなときにむしろリードを伸ばしてこちらの介入を行わないと 福ちゃんが反応しないな。 を徹底的に経験して、こちらの介入がミスリードを招いていたのかも?という感覚が持てたら 「行かないよ」 を教えて行く段階なのかなと思います。 行かないよという強い気持ちはミスリードを認められるところから生まれる。行かないよが心地よい抑制のための刺激にするためには、罰する気持ちを罰しているようで嫌だ、という気持ちをなくさないといけないと思います。 このあたりが、優しいけれど強い気持ちでやって良いこと悪いことを教えるために必要な心構えではないでしょうか。 そのように順序立てて飼い主さんの犬扱い力を上げて行けば、必ず呼んだら一目散に飼い主さんの元に行くと思います。 犬は強くて優しいそして楽しくて一緒にいるとリラックスできる人のそばにいたいはず。だからそういう人になるように 頑張って行きましょう。 落ち着いた状態に持っていき自分で考えてもらう 落ち着くために(抑制)好ましい刺激=快刺激を対提示して本能に(辺縁系に)支配されないように持っていき どうすべきか前頭葉で判断できるように、ということですね。

 

 

http://youtu.be/xY14KhXLTzA

 

http://youtu.be/1UxV02LPvtA

 

http://youtu.be/CMnFht7o2Hk

 

そして・・・抑制には快刺激をとお話ししましたよね? だから警戒するものを見た時にすることは?心地よい刺激、犬にとって好ましいものを与え続けることです。

 

ここのあたり、横浜座学でお話しして、次回(4月)も続きをお話ししていきたいと思ってます。 インターセプトの様なプレッシャーをかけるものも、他人(信用できない人)にされれば恐怖ですが、信用できる飼い主さんにされれば恐怖を感じるはずがない、と私は思います。 4月からの座学は、アドバイザーコーステキストを少し編集したものを購入いただき(アドバイザーコースを受講の方はご自分のテキストをお持ちください)それについて学んでいきたいと思います。

 

 

ミスリード

さてさて、昨日の記事の続きです。

吠えのお悩み、これでこじれるというか、トレーナーに相談してと考えるもの、またそのきっかけの吠えと 家での要求吠えとは別物である、 って理解できるでしょうか?

吠えもひとくくりで考えてはいけないと思います。

要求吠え・・・。

人間に要求するということは吠えることで人間の注目を引くことができた、それによって人間に自分の欲求を押し通せる経験ができた、だから吠えるよ。 という行動の強化が働いた、わけです。

吠えやすいこと吠えにくい子がいますね。 また年を取れば、要求吠えもどんどん減っていくはずです。

そう、むしろ要求吠えに取り組むと悪化するケースがあって 減っていくはずのものを維持させるのはトレーニングであったりする・・・。皮肉ですけど。

無視と無反応の違い。 無視していると要求吠えは延々続くはずです。

「聞こえてないの?」 って・・・。

それでも無視すればいずれ吠えなくなるか?それはどの犬もそうか?吠えなくなるか?ということはわからないですね。検証し続けていないから。

犬の要求することなど、たわいもないことですよね。

でも、今吠えてほしくないんだということを理解してもらいたいわけです。要求は叶えてあげたい、でも今じゃなくて。 そのためには無反応を返す。

「今は聞けません、吠えないでね」 という無反応を返しますよ的な合図の言葉を言ったら、もう一切の反応も返さないようにすれば、犬はあきらめて静かにしているはずです。

そのようにリードできるはずです。

その時こちらがちらちら様子をうかがったりするから犬は吠えてまた要求する。

こちらが様子を見ることが合図(=キュー)になっている=ミスリード、が起きるのだと思います。

このように、思わぬところで絶妙の^^;犬とのコミュニケーションをしていてはた目から犬にコントロールされているように見える、のではないかなぁ。

吠えやすい子が最初何かを言った(=吠えた)、飼い主さんはびっくりして反応を返した。 犬は反応を返されること=吠えなさいの合図と思いこんだ・・・ということはないだろうか?

犬の観察力は人間より断然すぐれています。だから気づかれないようにしたってすぐに気づかれてしまうこと多くないですか? だから・・・犬が吠えかかったときの慌てっぷりは、隠しようがないので^^;さて、それはどんな情報を犬に与えているでしょうか?

犬は本能的に警戒心から吠えたり距離を取ったり攻撃的になったりいろいろですね? 飼い主さんが慌てれば警戒するのは当然です。

もちろん、飼い主さんを警戒するのではなく^^;相手をです。

だから・・・一生懸命にNOを、吠えることはNOを伝えたくても、それはきっと伝わっていないと思うのです。

そして・・・抑制には快刺激をとお話ししましたよね? だから警戒するものを見た時にすることは?心地よい刺激、犬にとって好ましいものを与え続けることです。

その時・・・ 食べ物が食べられる犬には与えるのも結構ですが、イライラしながら恐怖に耐えながら相手を好ましく思わない状態で食べれば・・・?

闘犬の作り方で以前お話ししましたが 食べているときに殴る、器に熱湯を注ぐ、と。食べ物を見ると唸る食べながら唸るようになります。

陽性強化法で攻撃行動が悪化する理由は、食べ物を「これでも食ってろ」^^;と 口にほおりこむやり方がネガティブな感情を強化するのだと思います。

そしてそれは? おやつを使うとダメ、という根拠になっていないでしょうか?

ということで、続きます。

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