私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

落ち着いた状態に持っていき自分で考えてもらう

犬の観察力は人間より断然すぐれています。だから気づかれないようにしたってすぐに気づかれてしまうこと多くないですか? だから・・・犬が吠えかかったときの慌てっぷりは、隠しようがないので^^;さて、それはどんな情報を犬に与えているでしょうか? 犬は本能的に警戒心から吠えたり距離を取ったり攻撃的になったりいろいろですね? 飼い主さんが慌てれば警戒するのは当然です。もちろん、飼い主さんを警戒するのではなく^^;相手をです。 だから・・・一生懸命にNOを、吠えることはNOを伝えたくても、それはきっと伝わっていないと思うのです。 そして・・・抑制には快刺激をとお話ししましたよね? だから警戒するものを見た時にすることは?心地よい刺激、犬にとって好ましいものを与え続けることです。

 

こんな所をお話ししました。 前回の記事の続きです。 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3551.html

一個目の動画と二つ目の動画 お父さんが第1バージョン、お母さんが第二バージョン、大型新人らしく^^積極的にデモしてくださって 素晴らしい限りだと思います。 動画を見返していて確信したというか、気づいたのですが 福ちゃん、おやつならオスワリでしょ? それが違うなら猫を探すよ・・・って感じました。 最初は違ったと思うのです。でも猫を見て興奮して、それを何とかしたいと思うこちらの取り組みが 犬にとって真意が理解できなければ? 自分がその時しやすい行動をとるはずだと思います。犬は健気なので。 だから家に帰って考えていたのですが、散歩での猫には興奮するけれど、トリミングショップの猫には反応しないと。 外の猫に反応する。 その時何が起きるか徹底的に検証することが必要になってきます。 それが名前を呼んでおやつのデモの時に垣間見られた、と思うのですね。 今までは猫の気配を感じた時に、社会化の継続として「名前を呼んでおやつを行うことという二次強化子」を猫に対提示する形をお願いして来ました。 そのタイミング、矢継ぎ早に行う速さがないと突進を許してしまう。 で、飼い主さん的に余裕が出てきたら次に、インターセプトで突進はNGであることを教えて行きます。

いつインターセプトの移るのか?は・・・ 一番下の動画のように、突進しそうなときにむしろリードを伸ばしてこちらの介入を行わないと 福ちゃんが反応しないな。 を徹底的に経験して、こちらの介入がミスリードを招いていたのかも?という感覚が持てたら 「行かないよ」 を教えて行く段階なのかなと思います。 行かないよという強い気持ちはミスリードを認められるところから生まれる。行かないよが心地よい抑制のための刺激にするためには、罰する気持ちを罰しているようで嫌だ、という気持ちをなくさないといけないと思います。 このあたりが、優しいけれど強い気持ちでやって良いこと悪いことを教えるために必要な心構えではないでしょうか。 そのように順序立てて飼い主さんの犬扱い力を上げて行けば、必ず呼んだら一目散に飼い主さんの元に行くと思います。 犬は強くて優しいそして楽しくて一緒にいるとリラックスできる人のそばにいたいはず。だからそういう人になるように 頑張って行きましょう。 落ち着いた状態に持っていき自分で考えてもらう 落ち着くために(抑制)好ましい刺激=快刺激を対提示して本能に(辺縁系に)支配されないように持っていき どうすべきか前頭葉で判断できるように、ということですね。

 

 

http://youtu.be/xY14KhXLTzA

 

http://youtu.be/1UxV02LPvtA

 

http://youtu.be/CMnFht7o2Hk

 

そして・・・抑制には快刺激をとお話ししましたよね? だから警戒するものを見た時にすることは?心地よい刺激、犬にとって好ましいものを与え続けることです。

 

ここのあたり、横浜座学でお話しして、次回(4月)も続きをお話ししていきたいと思ってます。 インターセプトの様なプレッシャーをかけるものも、他人(信用できない人)にされれば恐怖ですが、信用できる飼い主さんにされれば恐怖を感じるはずがない、と私は思います。 4月からの座学は、アドバイザーコーステキストを少し編集したものを購入いただき(アドバイザーコースを受講の方はご自分のテキストをお持ちください)それについて学んでいきたいと思います。

 

 

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