私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】行動を置き換えるからうまく行かない、行動を置き換えつつ自信を育むのならOK

行動に対して降ろす、というよりも 嫌がっていることに対して降ろす選択をします。 行動分析学的に言うと、循環論になると言われる解決法でしょうけれど、嫌がっているものは嫌なんですよね^^; 共感の部分で、感情を整えるということは 行動の前に原因のあるレスポンデント行動かどうかを見極めて、対処してあげるのが良いと思います。

の続きは、福井座学が終わってからしっかりお話しさせていただきます。 犬のパニック。 恐怖や不安からのパニックに、行動を問題にしないで(=行動を置き換えたり罰したりしないで) 行動の奥の情動に働きかける(=古典的条件づけで作った二次強化子をぶつける、ぶつける=対提示)という 方法論についてのお話です。 うまく犬と付き合い、家庭動物と付き合える人が、誰にも教わらずに成し遂げることができている部分 トレーニングしなきゃと急き立てられて、飼い主が忘れてしまっている部分、だと私が思っていることについての話。 もっと素直に、シンプルに考えて行動したらよかったのに、専門家のいうことだから 今はもっと情報が進んでいるからその方が正しいだろうし、 へぇ、今は犬のしつけってそうやらなければ取り残されそうなのよね、 ・・・ だから、なんとなくうまく行かない、全然うまく行かない、むしろひどくなる。 のではないでしょうか? 確かに行動には理由があって、犬も行動の原理原則に沿って生きる。 ただし・・・ したくてしているんじゃないんだよ! とう心の叫びが、私には聞こえてしまう・・・ような気がするんですよね。 ムツゴロウさんの本。

犬はどこから…そしてここへ犬はどこから…そしてここへ
(2007/01)
畑 正憲

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この中に、黒ラブちゃんの飛びつきについての文があります。 私このワンコさんのお話しTVチャンピオンで見たことあります。 子どもにも飛びついて、みんな怖々。 そこでトレーナー(誰だったか忘れました)が、飛びついたらくるりと背を向けてかわして 前足がついたら、おやつでお座りさせてご褒美。 これ・・・皆さんセオリー的に行っているかと思いますが、これこそ咬み犬を作る元、とムツゴロウさんは仰っているのですね。 おやつを使うと悪化する。 褒めるしつけはだからダメ、と言われるところではないかなと思っています。 ただ、こういう指導を私はします。 犬が切羽詰まった状況になったとき、食べさせながら、かじらせながら 「いい子、本当に良い子」 と言い続けてそれで満たされたとき、犬はその状況を乗り越えることができる。 それは行動の置き換えではなく行動をしつつなだめられることによる情動の安定だから、ではないでしょうか。 なぜ、吠えている犬に 「大丈夫」 の好子の提示で行動が減るか? なぜ飛びつく犬を、行動の置き換えではダメなのか? ムツゴロウさん曰く、 餌ではぐらかす。 もやもやが不完全燃焼、ということではないかなと思います。 8月いっぱいで、ここのお話をしっかりして、9月はまた最初に戻って一から考えていきましょう。 トイレとか、甘噛みとか、引っ張りとか、吠えとか、咬みつきとか お散歩トレーニングとか、です。

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