私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】行動の前段階の感情に働きかける

今日はつくば座学です。 ご参加の皆様どうぞよろしくお願いいたします。 怒涛の1週間が始まります^^; 9月に入ったら、本格的にドッグコミュニケーションアドバイザーの講座の立ち上げに入らねば、です。 今まであったドッグコミュニケーションインストラクターと何が違うか? アドバイザーの方は業としない方もしくはすでに業をされていて私のお伝えする方法を学んでみたい、 という方向けです。 アドバイザーの方はお散歩会はできますが、お散歩トレーニングはできません。 すでにトレーナー業をされている方はアドバイザー取得により地域でお散歩トレーニングをぜひぜひ開催してほしいです。 インストラクターは業としてお散歩トレーニングや飼い主さんへのアドバイスを希望される方で 動物取扱業資格要件も同時に取得に励む方向けです。(関東圏で散トレ、座学に出ていないと なかなかレポートをまとめることが難しいかもしれません) 9月初旬には改めてお知らせできるように準備していますので、どうぞ皆さんどんどん取り組んでいただきたいと思います。

私は猫の勉強頑張ってます。

抱いている犬が唸り始めた。 「降ろしても良いですか?」 「今降ろすと、唸れば降ろしてもらえると思い唸りを強化しませんか?」 と、飼い主さんが仰ることがあります。 では質問です。 抱いている犬が唸った

とこんな感じで考えていただきました。 小型犬が多くの場合抱かれることによって距離の主張をする守り行動の唸り、吠えについては 私は抱っこしているのをやめて下に降ろします。 たいてい唸れない、吠えられないことが大きいです。 ただし、下に降ろしても唸ったり吠えたりしやすい犬の場合は、飼い主がそこから移動します。 犬についてこさせます。 負の弱化ということですね。 飼い主の存在が唸りや吠えの原因であればこれでその行動は減ると思います。 ただ、質問はこういうことではないのですね。 強化しますか?どうですか? 負の強化につながるかどうか? 今降ろすと唸りを強化しませんか? という発想が生まれる飼い主さんの犬のとらえ方を見直す必要があります。 ただ・・・ やはりこのことは、質問とはずれているんですね。 それをお聞きしたいわけではないです。 猫の温罨マッサージを今習っているのですが、そのテキストの中に 愛撫誘発性攻撃行動が載っているんですね、それは文字通り愛撫が攻撃を誘発するということなんですけど・・・。 人が我慢の限界を超えて触ってしまうのが原因なんですね。もうやめて、と思うとほぼ反射的に咬みついてくる。 突然に見えても「やめて」のボディランゲージは出しているんだよ、と。 で、そのやめてのサインをいかに見極められるかが大切になってきますが、嫌がっているのに触り続ければ 触ること=嫌なこと になるし、もっとひどい時は 飼い主の手=嫌なこと になる恐れがありますよね。 嫌がって咬む、唸る、という行動に着目するのではなく 嫌がっているシグナルに早く気がつくということは、行動の前段階の感情をキャッチするということです。 そうやって考えれば、 抱っこが限界、なでられるのが限界を言う唸りのサインを受け入れてあげてそれ以上嫌なことにしないために すぐに降ろせばいい、と考えられませんか? まずはこれを基本にして、次に上記の 距離の主張だったりした場合はむしろ降ろす、とか。応用できると良いのではないでしょうか。 行動に対して降ろす、というよりも 嫌がっていることに対して降ろす選択をします。 行動分析学的に言うと、循環論になると言われる解決法でしょうけれど、嫌がっているものは嫌なんですよね^^; 共感の部分で、感情を整えるということは 行動の前に原因のあるレスポンデント行動かどうかを見極めて、対処してあげるのが良いと思います。

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