私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

優しい顔

今日は柴犬市ちゃんの表情の変化をお話ししましょう。
「和犬は表情がない」
とか言われて、涼しい顔がきつい顔と受け取られ、
自分の犬を近づけたくない、そう思う飼い主さんも多いようですね!?
しかし、
ここ数回で、ご紹介した市ちゃんのシグナルからでも、
柴犬の豊かな会話が分かってもらえると思います。

また、柴犬の子犬は、動きが激しい仔が多いので、
敬遠されやすいのかもしれませんね・・・
2本足で立ち上がる、そのままくねくねダンスをする、口を開けたまま遊びに誘う、
ぴょんぴょん飛び跳ねる、唸る、鼻にしわを寄せる・・・とかね。
(チワワもそうですが・・・やはり先入観はありますねぇ)

オーバーアクションですが・・・わかりやすいですよね。
悪気はないんですからね。(≡^∇^≡)






こちら、3枚はマーリンさんの撮影です。

下の2枚ははなのおかぁちゃんからお借りしたものです。

はなちゃんの優しさがあふれるような写真でしょ?

ぜひ、注目していただきたいのは、一番上の写真。
ルナちゃんと市ちゃんが、はなちゃんに挨拶する初参加のまるリンちゃんを凝視していますね?
事の成り行きを見守っています。
はなちゃんを守る体勢と言ってもいいかもしれません。ルナちゃんの尻尾も、巻き尾の市ちゃんの尻尾も
ピンと上に上がっていますね?
初めての仔には少し警戒しています。

市ちゃんも確認作業中。立派なもんです。







はなちゃん、好き好きアタックを終えた市ちゃん。
優しい顔をしているでしょ?

最初に参加した時の写真をご覧ください。
              ダウン



きつい顔つきですよね?
そういう写真だからではないと思います。
犬が自分の居場所を見つけられない状況で暮らしている時、
また、過剰なストレスがかかっている時(思春期や発情期などもそうです)は
こういう厳しい顔になっていると思います。
チャーリーとココの思春期の写真覚えていますか?

  

怖い~でしょ~!?
信用ならない、って顔していますよね。
頭の中の配線が一度バラバラになって、またつながる思春期の頃の顔です。
ただ・・・
その家で、居場所を見つけ安心感を得た時には、
上の市ちゃんのような柔和な顔にみんなそれぞれなって行くはずです。
きつい顔をしている時は、その仔なりのイキイキした犬生が送れていないのかな?
そう考えてあげる余裕も必要ですね。パー

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