さあ、今日はお散歩トレーニングの写真をもとに、
カーミングシグナルや、犬同士のかけ引きみたいな事をお話ししますね。
市ちゃんは今7か月。
柴犬は社会化期が短い?と感じる部分もあって、
思春期と自立期が微妙にかぶっているかのようにも感じます。
だから、飼育に関して難しさもあるのかもしれませんし、
でも、犬は犬。
基本的なカーミングシグナルはすべて同じですよ。
どんな犬種にも通じますしね。
ただ・・・
柴だからと、甘噛みが酷い時期からすでに強圧的な指導をしてしまうと
豊かなシグナルが台無しにされてしまうのではないか、そうも感じます。
上の写真をご覧ください。
ルナちゃんは市ちゃんよりも2か月お姉さんです。
非常に堂々としたラブラドールのパピーですね。
市ちゃんはそのルナちゃんにこの日、事あるごとにチャレンジしました。
この写真もその一例です。
「ほら、ほら、わたしはここにいるわよ。」
みたいにルナちゃんの気を引こうとしていました。
この後、ルナちゃんはどうしたと思いますか?
・・・
何事もないかのように、市ちゃんの方をちらっとも見ずに前に進みます。
市ちゃんは相手にされませんでしたねぇ~。
この時市ちゃんはチャレンジするのにちょっとドッキドキなんです。
けれど、肩透かしをくらったことで、(人間だったら怒りだしそうですが、)
瞬時に抑制を働かせていました。
人間が介在して、
「さあ、遊びなさい」
とリードを引いて犬同士を近づけたら、こうはいかなかったでしょう。
犬は犬同士、このように静かに会話し、また成長します。
これは先日の1月7日のことでした。
では次の写真。(これは前々回の参加時です。去年ですね)
ルナママさんにルナちゃんとヨーキーのアスパシアちゃんと一緒におやつをもらっているところです。
(右よこの微妙な角度の足の持ち主は・・・
たぶんあのお方でしょうけど、何気にスルーしましょう!)
この前の回では(最初の参加時には)人からおやつをもらって食べることが出来なかったのですから
すごい進歩ですよね。
ただ・・・
市ちゃんは、自分が抑えきれず、自分の番でもないのに
「ガウッ」って他の仔を威嚇してしまう癖があります。
この写真の少しあと、やはりガウッが出ました。
アスパシアちゃんは触らぬ神に祟りなし、そろそろ~っと退散。(良い選択ですね^^)
しか~し!
ルナママさん、とルナちゃんは何事もなかったかのように
おやつをあげる人、食べる犬・・・
微動だにしませんでした。(恐るべし!)
この時も、市ちゃんの行動を叱る必要はないと思います。
自分の威嚇が空振りに終わったことを、自分で納得しましたから。
このことから・・・飼い主さんと犬との間で何が大切かを一つ学べますがなんだと思いますか?
ちょっと意地悪して・・・
明日に続きます。