私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

柴ワンコ(思い込みを捨てる)


       この柴ちゃんはご近所の福ちゃん。お友達と会えて嬉しいので
       お耳がピタっとくっついてますね。不安な時も耳は後ろに倒れますが、倒し方が違います。
       観察しましょう。チャーリーがアンモナイトのようになっているのは
       深いい意味はありません。(爆)痒いだけです。


え~っと・・・
「やはり柴はやめておけばよかった」
と、散々に言われた柴犬ですが・・・

かなり、言われますね。
飼い主さんにも、周りの人からも。
ブリーダーも訓練士も、み~んな「柴だから」
って・・・

これもね、犬種の気質だけの問題ではなくて、
繁殖、流通、外飼いではなく、室内飼いになったことの過干渉とか、
飼い主側の知識不足もあるでしょうし・・・
柴だから、素敵!ということの方が多いのだけど。
飼い主が犬に何を求めるかで、柴だから○○の、○○に
否定的な言葉が入るか、賛辞が入るか・・・いろいろでしょうね。

しかし、いずれにしても!犬が悪いということではないのですよね。

ここをもう一度しっかり認識してくださいね。

でないと
「だから柴はやめればよかった」
「柴だからしょうがない」
等々、散々なことを言い続けることになるでしょうから。
また・・・
たまたま落ち着いた成犬を見て、その犬種はおとなしいとか、お利口だとか
そんな理解で犬を飼うことはやめたほうがいいですよぉ~。
苦労しますよぉ~。
苦労したい人が犬を飼うんですから。苦労が楽しい人が犬が好き、と言える人なのですからね。
また、次第に苦労も楽しめるようになれば、それはそれでOKです!

さて、昨日も写真でご紹介しましたが、
市ちゃん。2008年6月8日生まれの女の子です。
思春期真っ盛り、という時期ですね。



お散歩トレーニングに参加して、この間で3回目だったかな?
最初は、かなりガウってましたね。
もっと驚いたことは、人からおやつをもらって食べることが出来なかったのです。
2回目の参加の時、私の持っていたクリームチーズを食べたのが初めてでした。
この間は、もう、誰が食べられなかったの?
信じられないくらい、食べて食べて食べまくってましたよ。
しかも、オスワリの技を覚えて、スチャッと座っていましたね。

その、オスワリの技とは・・・?
おやつを持って犬の前に立ちます。
大抵皆さんは、座らない犬に
「おすわり!」
それでも座らなければ、さらに大きな声で
「すわれ!」
と言いますね?
止めましょうね~。
犬が座るまで、待ってください。おやつを持って木になったつもりで
犬にどうすればもらえるかを考えさせるのです。
これが脳のトレーニングです。
人に指示を出されてしぶしぶ従うよりも、行動が犬の中で確実なものになるはずです。
市ちゃん、一日のお散歩トレーニングで、オスワリの達人達犬になってましたよ。

また、はなちゃん、ルナちゃんとの触れ合いで、
犬の中で自分を抑えることと、好きだと表現すること、
強いものにチャレンジすること、
とても活発に、一生懸命、楽しそうに取り組んでいました。
小さなワンコ達だと、柴の子犬の活発な動きには引き気味になりますが、
ラブラドールのパピーにとってはちょろいもんですから!
鍛えられますね。

明日はそんな柴犬、市ちゃんとルナちゃんの、豊かなカーミングシグナルをご紹介します。

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