「(動物とつきあう時)かつて私は強く出た。特に群れを作る動物が相手の場合には、自分がボスであることを認めようとした。うまく行ったり失敗したりした。振り返ると、かなり失敗があった気がする。年をとり、経験を重ねるにつれ、上に立つより、下につ...
Posted by 夏目 真利子 on 2015年11月14日
上より下の方がうまく行く,易しいでも多くの方にとって受け入れられないのは
どうしても犬を変えたいというか、変えるべき、という気持ちが大きいのではないかなと思います。
犬の学校というタイトルですが、学校で学ぶのは人です。
これがすとんと落とし込めないうちは、
刺激が犬にとって大きすぎるとか、自分以外のことに原因を求めがちだと思います。
一緒にいる人が犬にとってどういう存在か、その状況でどうか?に目を向けられると一気に関係が向上すると思います。
それを目指せるかどうか?でしょう。
だから犬より下になって犬を持ち上げ、どういう状況でも自分が慌てない、アタフタしない様子を見せられれば、犬も落ち着けるんですね。そして次に攻撃的になる必要はない、なってはダメだ、を教えられる、と思います。
お父さんとならできて自分とはダメ、そんな時に犬に下に見られるからうまく行かないわけではなく、下になりつつ道を示せないからうまく行かないのだと思ってるんですね。
毅然とした態度というのは柔和であるということ、心も体も。
上に立とう、コマンドで聞かせよう、そう力む限り犬は本当の姿を見せてくれることはないと思うんですねぇ。
たくさんの犬を見てきてそう思います。だから飼い主さんも、自分の犬だけではなくたくさんの犬と飼い主さんの頑張りを応援してほしいです。
そういう意味でも視野を広く保ちましょう。