今日は、ガウってなるときの対処法を考えてみましょう。
その前に、
もともと強い気質の仔と、臆病さゆえに過剰に自己防衛してしまう仔がいることを
わかってあげてください。
もともと強い気質の子は
パピーの頃から「ガウガウ」言ったり歯をむき出したり
自分の強さの誇示をすることが多いです。
こういう子は、母犬も根気よく面倒を見ます。教育します。
沢山の犬の中で、社会性を学ばせるのにはよい犬だと思います。
でも・・・
気をつけていただきたい犬がいます。
臆病な犬、神経過敏な犬です。
こういう犬は、人間が追い詰めたと思わない叱りも、勝手に追い詰められたと感じる
弱さがあるので、
叱りなどで、歯をむき唸る事が現れる犬です。
で、表れた時に、犬は犬同士と犬に任せていると
どんどん自己防衛的に唸ったり噛み付いたりするようになります。
そうなればもう、「攻撃的な犬」の烙印です。
ですが・・・
攻撃ですがそういう子達にとっては防御なんです。
いっぱいいっぱいの状況。
だから、きつい訓練も,犬同士の社会化も、やめてください。
この子達にとって必要な事は、安心感なんですね。
飼い主さんの元、優しいリード使いと、決して叱られない安心感の中で
色々な経験を積んでいくことが理想的だと思います。
その時、食べ物(おやつ)を積極的に使ってほしいと思います。
脱感作、逆制止についてもう一度復習してください。
この写真を使ってガウってなるときの対処を学びます。
左はハナオンマさん(ブログ*HANALOG ~ヨーキーとの暮らし~)とハナちゃん。
右はichimamaさんと市ちゃんです。
ハナオンマさんの右手に注目。
この時はまだ市ちゃんはガウってなっていた時です。
それに備えてリードを後ろに引こうとしていますね。
ichimamaさんも右手を首輪近くに添えて、備えています。
できれば、もっとリードをたるませた方が犬は緊張しませんが、難しいですので
これでOKでしょう。
ちょっと長くなりましたので続きますね。(前置きが長いねぇ・・・)