私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬との暮らし方教室 犬の森

ガウりの対象から注意を逸らすために



この写真を使ってガウってなるときの対処を学びます。
ハナオンマさんの右手に注目。
この時はまだ市ちゃんはガウってなっていた時です。
それに備えてリードを後ろに引こうとしていますね。
ichimamaさんも右手を首輪近くに添えて、備えています。
できれば、もっとリードをたるませた方が犬は緊張しませんが、難しいですので
これでOKでしょう。


ここまでが昨日の記事でしたね。

この写真の時は、市ちゃんはまだそばに他の仔(犬)がいることがプレッシャーになって
つい「ガウッ」
って声が漏れてしまったんですよね・・・
取られたくない、という焦りでしょう。
当然の心理ですよね。
でも、それがなくなればもっと良いわけなので、
「ガウッも個性よ」
とは言わないでほしいです。
慣れれば、我慢できたり、譲ったりできるようになるんですから。

さて、ハナオンマさんの手にはクリームチーズが塗ってあります。
お外で人からおやつをもらっても食べなかった市ちゃんです。
「支配性が強いから、自分より目下と思う人間から物をもらって食べない」
などと、馬鹿げた発想はナンセンスです。
食べたことがないから、慣れないだけです。
他に犬がいるプレッシャーも手伝っているのでしょう。

この写真のような場面にみなさんも出会うと思います。
対処法をお話ししましょう。
まず、手に塗ったチーズなめさせる時は左方向に市ちゃんの顔を向けるようになめさせましょう。
ヨーキーのハナちゃんから顔を遠ざける形になりますね。
市ちゃんのママが右手でリードをつかんでいますね?
市ちゃんの耳がハナちゃんの方向へ動いたり、あるいは頭を下げたりしたら
唸りの前兆ですので、
右手で地面と平行にリードを引きます。
というか、市ちゃんがハナちゃんの方へ一歩出るでしょうから、
右手をその位置でぐっと力を入れれば、自然に首にちょっとした圧力がかかります。



これはジャックラッセルのひよちゃんです。
リードを持つのは私です。これはまた、登場させて、他のお話でも使いますが
今日は、右手の使い方に注目してください。

みなさん、ショックをかけるというと
とんでもない勢いでリードを引くことを想像されていませんか?
また実際にかなり激しく引いてますね?
もっと優しいリード使いを心がけましょう。

動画をご覧になっていかがですか?
右手はほとんど動いていませんよ。「くっ」っと指に力を加えるくらいです。
体は力を抜いていることに注目です。
一瞬力を加えたいので、脱力は絶対事項です。
多くの方は、緊張して体に力を入れ過ぎです。だから咄嗟の場合にタイミングがずれるのです。

で、市ちゃんへの対応はこのようにします。


では、ガウッてされる側の仔は?
このハナオンマさんのように、犬を相手から遠ざけるようにリードを引きます。
相手の犬が険悪な感じになったな~と感じた時は
無理しておやつをあげずに、ハナちゃんを後ろに引きながらハナオンマさんは右足で
ハナちゃんの頭を遮るように方向転換します。
はなちゃんと市ちゃんの間に分け入る形になりますので、
相手の興奮をなだめることができます。

方向転換の形はこちらの動画を参考にしてください。
この時は左足でチャーリーの頭を遮るように方向転換しています。




注意していただきたいのは、
明らかに攻撃的な態度の仔に、おやつをあげようとしないということです。
相手の犬がガウガウ言ってしまったら、興奮が冷めるまで
その場でじっとしていてあげてください。
「じゃあまた~」
何て去っていくと、ガウれば相手を追い払えると犬に思い込ませてしまうのでよくありません。
まあ、これも相手の協力がなければなかなか難しいことですけれど・・・

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