支配性理論
を信じている方は手を挙げてください。
次の質問。
「あなたの犬が、あなたの制止を聞かずに、向こうからきた犬に吠えかかりました。
あなたは犬に見下されていると思いますか?」
またこちらはどうでしょうか?
「群れのリーダーだと思い込んでいる犬は、お散歩時にリードを引っ張って歩く」
ここに来てくださる方はすかさず、「ノー」と言い切れるはずですが・・・
どちらかいまだに考えてしまう方の方が、多いと睨んでいます。
家族の中で、犬がリーダーになっているから、問題行動が現れる。
この呪縛から逃れられない人がかなりの数、いると睨んでいますよ。
でも・・・
犬が可愛いし、寝顔を見ていたら
「リーダーなんて思っていないよね。思っていても私は構わない。
私を守ってね」
・・・・・
(こういう考えも私的には受け入れがたいのです。
守るのは飼い主の仕事です、現在の社会情勢では。)
という方も少なくないのではないでしょうか・・・?
犬はリーダーになろうと企むようなことはしないでしょう。
そこまでの知能があるのなら、もっともっと物覚えがいいはずです。
物事を繰り返し教えなければ覚えない犬たちは
日々、自分の要求が通るために、自分が手に入れたいものが手に入るように
チャレンジしているだけだと思います。
そのチャレンジを、良い方向に導くことがトレーニングの目的であるので
飼い主さんが、犬の思考方法と、学習理論を学ぶことが必須になるわけです。
ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ/ジーン ドナルドソン
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何度もご紹介していますが、このカルチャークラッシュは
トレーニングと、犬の学習理論を学ぶのにとても役に立ちます。
少々難解なので、何度も読み返す、時には紙に書き写す、等の勉強が必要になって来ます。
最初に良い理論をしっかり身につけていると
公園などで交わされる、怪しい飼育理論に惑わされることはなくなると思いますよ。