私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

人が動く方が簡単で手っ取り早いの(1)

大阪座学、5月の部終了しました。 基本的なお話をざ~っとさせていただいた感じで、抜け落ちているところがいっぱい。 ただ次につなげさせていただきますね。 8月3日(日)会場は同じく、金剛学園です。 犬のボディランゲージを理解するため、または犬が安心してというか、もともと持っているものを 発現できるためには、それぞれの距離が保たれているということが必要なんです。 自分で距離を取れる、ことが保障されていないと無理なんですね。 だからこそ、サークルでの飼育はNGなんです。 長時間のクレート管理がNGであるのは福祉に反するということもあり、何故反するというかの中には 犬としての当然の権利、欲求が満たされないそのために、その個、個性が台無しになる ことにつながると私は感じています。 すべてリンクしますので、 シグナルを学ぶものが犬の福祉、欲求への理解をまずは基本とすることが、正しい理解や取り組みの礎になるはずです。 ここがないがしろにされているから、いろいろな方法が乱立して、それを良しとされている むちゃくちゃな現状があるのだと思います。

 

では、今日は昨日もご紹介した ジーナちゃんの成長の様子と、ママさんのハンドリングの成長っぷりを 動画でご紹介しながら歩行の説明をしていきたいと思います。

 

 

さて、では動画を。 一つ目は、ジーナちゃん初参加の時の私のハンドリングです。 動くものにパニック的に、条件反射的に吠えかかっているので、実際にリードを持つとどんな感じなのかな? という思いでリードを預かろうとしましたが、ママさんなかなか手渡してくれなかったですね(笑) で、受け取ってすぐ。 14秒でリードのテンションを緩めています。 すると?地面の匂い嗅ぎをジーナちゃん始めています。自分で自分を落ち着かせているシグナル(行動)だと思います。 緩める意味はこのように自発的に落ち着ける助け、なんですね。 そして16秒。これでいいの?とアイコンタクトをしてきているのでそう、いいよ~。 と答えています。 目を切ってしまうとこのアイコンタクトにも気づかない、ということになります。 必ず視界の隅で犬を見ていてあげて欲しいのは、このようなシグナルに応えてあげたいからです。 それ以降、リードは短めで、でも細かくグッパー。リードを撫で上げるように柔らかくグッパーで 落ち着きなさいね、を伝えていきます。 28秒右横のフィオナちゃんが気になります。 フィオナちゃんママさん、ナイスなインターセプトですね。 私はリードを真上に立てて、右に行けないように制御し、それだけではなく足でブロックしています。 これもインターセプトですね。 体で押すような感じ。 行かせない、ってできないんです~、という声をよく聞きます。 吠えがとめられないんです、とか。 このように体で教えられていないからです。教えなければ、今までしていた行動は変えられるはずがありません。

人側の行動不足かなと思います。

 

http://youtu.be/OMEoaQVUunM

厳しい意見を残してつづき、です。

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