私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

食べるふりの練習(食べてもOKよ~)

アミシアンボンディングの中の食べるふり

フードアグレッシブの仔に、または突発的に攻撃的になる、 少々攻撃的に吠える そういう仔にお勧めしている方法の一つです。

登場回数は多くないかな。皆さんドン引きします、なぜか・・・。

たぶん・・・この方法が支配性を構築する方法と受け取られるから、 なのかなぁ~。 以前にもお話したことがあります。

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何度かご紹介している本ですね。

問題を抱えている犬には、有効な指針が詰まっていると感じます。

アミシアンボンディング、としてすべき行動が書かれています。

この中に食べるふり、っていうのが出てきます。

チャーリーには非常に効果がありました。

去年の記事「食べる振り?」

を書いた頃は、叱りに関しては 時には必要という考えが抜けきっていませんでした。 しかし・・・叱る必要がないことのヒントになったのが、ジャンフェネルのこの本です。

犬たちの行動様式を観察して、犬がどのように拒絶するのかを人が真似すれば 何がいけないのかを教えることが出来るのではないかな? ということうを考えたからです。

食べるふりについてはその記事に書いてありますのでリンク先に飛んで読んでみてください。

要するに、興奮して吠えまくる犬に何をすればいいのか、 それが分かればいろいろな場面で対処できる、と思うのです。

それは? 興奮を鎮めること

興奮させっぱなしはNGですよ、ということです。

吠えていなくても、興奮しているのは分かりますよね? たとえ「スワレ」や「フセ」をさせても、興奮が持続している状態では 行動に対してのご褒美は 興奮を続けさせるご褒美になってしまうと思うのです。

だから・・・ テーブルのものが欲しいとか、ご飯が早く食べたいとか そわそわしている犬を無理やり「マテ」で待たせるそして、 座っているから、待っていたからご褒美を上げる、というのは? 興奮状態にOKを出しているようなもの、だと私は思います。

食べ物はご主人が先、 これをマニュアル化するのは危険ですが、 普段の生活は 人が食べているときは犬たちは大人しく待っていてもらいたいわけですので かわいそうとか、見ていると食べた気がしないとか そういう自分の感情を鎮めて、 犬の興奮を鎮めるために、まず自分が冷静に食べる。

それが犬を落ち着かせる方法であると、淡々と実行されるといいと思います。

慌てて食べたり、慌てて用意したり、 犬はますます不安になりますので、淡々と。

犬は模倣します。 怒りっッぽい人のもとでは怒りっぽいし、大きな声で怒鳴られ続ければ 大騒ぎは直らないし、反対に委縮してしまう犬もいますよね。

バタバタ慌てれば、犬も落ち着きませんね。 まさに石像になって、犬の興奮をかわすことが犬を落ち着かせるコツ そんな気がします。 ワンワン騒々しく吠えたてる犬に、ムキになって叱り続けるのではなく 犬たちのシグナルである「そっぽを向く」を見習って、 淡々とまずは自分の動揺を抑えることが、落ち着いた犬を育てるポイントなのでしょう。

馬鹿馬鹿しい? 試してみますか?

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