私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

褒めることは肯定すること



カテゴリー、トレーニングに対するひとりごとシリーズ(?)続きます。

つぶやきですかね。
ぼやきかな???

今日は褒めることについて。

褒めることについても相当認識にずれがあるようです。

トレーニングの褒め、日常の褒め・・・

犬にとっての最高の褒めは何だと思いますか

私は肯定すること
だと思います。

日常的には、「あなたがそこにいること」
でしょうし、
トレーニングでは、
「そうそう、その行動でOKだよ」
の合図ですね。

褒めは慰めや、可愛がりとは違うかな?と感じてます。

犬にとっての褒めを、犬にとってわかりやすく与える。
(正しい行動に肯定の言葉を重ねる)
犬の安らぎとはこれでしょう!
と思うのですね。

犬の安心感、というのは人間のそれとは違うようです。
脳の構造がそもそも違うので、
飼い主さんが頼りになるからといって、
ただそれだけで、日々をのんびりと暮らせるかというと疑問です。

これはこういう合図だから次はこうなる、とか
ママが機嫌よさそうだからきょうのお散歩は楽しいだろうな、
とか・・・
昨日は最悪だったな、ママにとっても叱られて。今日はご機嫌どうかな?
などと、
犬は、未来も過去も、連想して関連付けることが苦手です。
だから!
犬は今を生きるのですから!
今の行動、今の状態に、飼い主さんは肯定や、禁止の合図を出して
今、わかるように、
今、どうすべきかを教えてあげないといけません。

いけないことをしたとき、
叩いたり、引きずったり罰を与えるとしましょう。
いけない行動と罰とを関係づけることができるでしょうか?
できないと思います。
で、罰は嫌だと、犬はショックを受けます。罰の効果は犬にショックを与えるだけです。
その後に、いくら慰めても、ショックは消えません。
次は罰を与えないでね、と必死に取り入るだけでしょう。
いけないといわれる行動は発想の余地もない。結び付けられない。

褒めることは肯定すること。
肯定するために、正しい行動をとらせる
ことに集中してください。
目的を正しい行動をとらせること、に置くより
褒めることに置くと、犬は素直に従うものです。


例えば、チャーリー。
知らない犬に吠えかかります。その場合、座らせても興奮がMAXに達すると
飛びかかり、吠え始めます。パニック的に。
なので、私がチャーリーの前に立つように、立ちはだかるように
視線を遮ることをします。方向転換させるのもOK。
上手くすれば我に帰ります。
吠えても拘束技で辛抱すればやがて我に帰ります。
その時にかける言葉は?
あなただったら?

考えておいてくださいね。



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