私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬との暮らし方教室 犬の森

過ぎた行動は忘れて



さてさて、
我に帰ったチャーリー。
あなたなら何を言いますか?
「吠えたらだめよ。」
ですか?
「もう大丈夫、吠えないよ」
ですか?
「怖くないのよ、よしよし」
ですか?

私のトレーニングでは、褒めていただきます。

「いいこだね」

一言。

我に返ったことを、肯定します。
その状態がOKなのですから、褒めるしかないでしょう。

このとき、聞く耳を持ったからと言って、ここぞとばかり
叱り始める方がいます。
そうすると、その対応が続くとどうなると思いますか?
我に帰っても、あなたを見ることをしなくなります。
または、我にかえることができなくなる。

何故でしょうか?

犬は、前の行動と今を関連付けられなかったからです。
吠えたことは犬には過ぎたこと。
パニック的になっていたのなら、なおのことわからないはずです。
なので、それを後から叱っても意味がない。
さらに、行動と行動を結びつけることが苦手なので、
とくに興奮状態では、行動の最中に首輪を引っ張るなどしても
行動がいけないとは認識できません。

(我に帰ったとき、肯定してくれる人がいたら、
しだいに、我を忘れることがなくなるのではないだろうか・・・
これが私のトレーニングの希望です。)

吠えなど、興奮状態の脳に最も効果的なものは
体の動きを止めることかな?と考えます。

だから・・・
犬を静止状態におけるようにするのがトレーニングです。
静止状態にさせる方法はいろいろある、ということですね。

できれば、
興奮の手前で落ち着かせられればいいのですが・・・
そのトレーニングが一般におこなわれるしつけ教室のお勉強。

問題を抱えた犬、というのは
興奮を、飼い主さんも犬も抑えられないから問題なので、
・・・
興奮しちゃったら・・・どうしましょう?
ということになるんですね。
で、この答えは一つではないので、犬それぞれ違うでしょうし・・・
でも、基本は
動きを止める
動き続けている限り、興奮は持続するようです。
飼い主さんがその時大声で叱るのも、興奮に拍車をかけてしまいます。

ご自分の犬の興奮を鎮める方法を見つけ出す。
このことが大切です。
この方法は飼い主さんには難しいことが多いので、
犬に苦痛を与えない指導をする専門家に相談されることをおすすめします。


毎週水曜日にお散歩トレーニングをしています。
それぞれの犬たちに合った興奮の止め方はいろいろであることを痛感します。
でも、飼い主さんが興奮させない、
具体的には声をかけすぎるとか・・・今までの対応を見直していただくことから
始めないといけないですね。
  


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