私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

インターセプト・オンラインから(1)

こんばんは~。 潮風公園お散歩トレーニングも終了しました。

風が強くて、どうしましょ?^^;という感じでしたが、途中でやんで、温かく過ごせました。 みなさんお疲れ様でした。

さて、犬語つながりで、次はくる天オンラインのカテゴリーを一部こちらに持ってきました。 あちらは順次公開設定していますが、中にはこうしてまとめて購読していただく記事にまとめていきたいと思います。

サイレントコミュニケーションの中にスプリング・アップが出てきます。

犬同士がお互いを助けるときに用いる方法で犬と対象物の間を落ち着いて歩くこと と書かれていますね。

私はその方法を、犬の視界を遮るだけではなく、注意も遮ることができるのではないか 人間には、と考えて、その方法をいろいろに応用したかったのですが、ある方からそれは曲解だと言われたので じゃあ、私はそういう人間が犬注視を遮断することひっくるめて インターセプトにしよう、と考えたわけです。

犬のように対象物との間を行ったり来たりすることも 声をかけて注視を遮断することも リードで「もうそこまで」を教えることも すべてインターセプトで。

その時犬に伝わりやすい方法をチョイスできたらいいのではないかなと思って考えてみました。 犬同士にはない方法かもしれませんが人間ならではの方法、 またコミュニケーションがとれていなければ成り立たない方法であり、 インターセプトそのものがコミュニケーションかなと思っています。

過去記事三つ、追記などをしながらこちらにアップします。

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犬より前に出る 一人旅させない インターセプトはそういう気持ちを行動で示したものです。

一昨日の茶々丸ママさんの動画いかがでしたか? これね、出来る方なかなかいないんですよ。見ただけで簡単そう・・・って 思うでしょう?

 

難しいんだから。^^

まず、必死になってでも止めようと思う様な犬の行動がないと、取り組もうという意識が生まれない。

行動があっても、何となく、犬の前で・・・罰的に見える、とか。

小さな犬だから出来る、というわけではないです。 大きな犬の方が楽です。これはいつもトレーニングの時にお話ししていることですが。

ただ大型犬の突進を止めるには、手っ取り早くリードショックが効果的すぎて^^; それに頼るか、飼い主さんが後ろからリードを引いて制御する・・・ 犬の方が力が勝れば・・・人が転ぶ・・・みたいな。^^;

インターセプトは基本、力ではないです。

リード操作でもない。

お家の中でリードで繋がれていないのに、インターセプトできるのに お外で出来ない、 その理由は何かな? 犬が一人旅しちゃっているんですね。

飼い主さんはほったらかしになっているの。 犬が聞く耳を持たない状態、ですかね。 普段からそれが当たり前のことになっているから、まさかお外で 飼い主さんに制御されるという発想がない・・・のかもしれませんね。

トレーニングをしているわけですから、 犬に聞く耳を持たせる努力をしなくてはいけません。 どんなにリードさばきが上手くなっても、犬がきく耳持たずでは あなたの後ろに下がっていることはないでしょう。

この位置に。つけられますかね?

 

(途中、はなちゃんが何度も伏せるのは、突進と表裏一体の行動です。 どちらもその行動によって何か自分の思い通りになった、だから強化されてしまうのですね。)

これはテクニックではなく、力でもなく、犬の前に出ることで 人をターゲットにすることを教えます。

そのターゲットを提示できるかどうか、なんですね。

前に行きたい、理由もなく行きたい、理由がないから自分でどんどん興奮する その行動への要求を断ち切ります。 今求められているのは、飼い主さんをターゲットに歩くことで、 自分の欲求を満たすことは別の機会ですよ、を教える。

度々、犬の前に出る歩行をお願いしますね、と言い続けていますが さて、どれだけの方が実践されているでしょう? 歩く最中が難しければ、犬が匂い嗅ぎしている時、進路方向に立つ、とか。 座らせる時は、飼い主さんが一歩前に出て犬は後ろの位置で座らせるとか。

犬たちが聞く耳を持ってくれる練習になりますから! 犬がね前を歩いてもいいんですよ。ただね それがいつもである時、あなたが盾になれますか? 盾になる、文字通りでないと、ひょっとしたら犬が持ち前の忠誠心で あなたを守る行動をとる、かもしれないですね。

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インターセプト時のおすわりを教える

インターセプトで犬の前に立ちはだかる それによって犬が座る、座りながら飼い主さんの顔を見る これができると、一つの行動として 色々な場面で、してほしくない行動とすり替えることができます。

うーん・・・すり替えるというよりストップがかけられる、かな。 たとえば、 犬に吠える犬の吠えの代わりに。 いたずらをする・モノをかじっている犬のいたずらや・かじる行為の代わりに 興味のあるものへの突進の代わりに。 その行動が出たら、前に立って座らせる

まあ、やめさせる行動ですね、やはり。

はっきり言って。 ただし、罰ではない。 罰にならないように、 インターセプトでおすわり(をしてアテンション) を、条件性の道具にしたてましょう!(正しくは弱化子、ですね、犬の行動が減るわけですから。アテンションを高める、という視点からですと強化子か。。。)

では、練習をしましょう。

タンタンマーク♪の準備はOKですか? 準備、ということは?正解のマーク音として犬が理解出来ていますか~?ということ。

方法は簡単! そう座ったらタンタンマーク♪でおやつなどのご褒美を与える、 ただそれだけです。 また、タンタンならすタイミングに集中していただければ タンタンな鳴らしておやつ、がなくても タンタンで「いい子ね」と褒めるのも、何でもアリでOKですよ。

大丈夫ですよ、ということはお伝えしたいですね。 火曜日のトレーニングで、犬の前に立ってお座りをさせる、ということをやってみました。

今まで「おちょうだい」OKですよ、とお願いしてきた犬たちも 社会化(人への社会化)が十分であろう、と飼い主さんが思うことができたら 今度は人の前では座る、とか立って待てるとかに移行させたいですね、という目的です。

ただ・・・ インターセプトができていると、人が立つ、という前では座る行為の方が 犬の中では出来上がっているはずです。 反対に言うと、人が前に立っても犬が全然落ち着かずに飛びつくということは 人の思いが伝わっていない、伝えていないということなのかもしれません。

トレーニング日には、 犬が座る行動にかぶせる形で前に立つ飼い主さんが腕組みする、というのをご紹介しました。

これを覚えることで 「スワレ」 と指示を出す代わりに、腕組みすれば座るようになる。 腕組みがスワレのコマンド・キューになるということですね。

*キュー:何をしたらご褒美をもらえるかを犬に伝えるもの、動作を開始する合図。 強制訓練の命令(チェック)と何が違うか・・・ 命令(チェック)は、これをしないと矯正されるぞという(ショックを与えるぞ)の合図なんですね。 また、キューと命令(チェック)の違いは、キューは犬が行動を覚えてから合図を教えていく=かぶせていくということです。

次回は、 「まだスワレを理解していない時」 スワレをどう教えていくかを考えてみます。

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犬の心をざわつかせない

本家ブログに書きましたこちら。 色々な芸ができる、というように 社会化のトレーニングでは 興奮を一瞬で断ち切る ということを目指します。(かなり高度だと思います^^;) もちろん、私のご提案は罰を使いません。

ここは分かりますか?

アジリティやクリッカートレーニング、ドッグダンスと 日々の問題行動の対処をトレーニングによって好ましい行動にする も、犬にとっては同じなんじゃないか?何かを習得するということでは同じなんじゃないかなって思って私は取り組んでいるんですね。

それが社会化トレーニング、と思っているのですが 大好きな人が来ても飛びつかないことをマスターする 診察台の上で立ってまてる 犬具装着時にはじっとできる 耳の掃除の時は掃除しやすいように顔を傾けるとか・・・ 足を拭かせやすいように一本ずつ上げられる、な~んてことも社会化のトレーニングですかね。

それをスムーズに運ぶために、犬にとって分かりやすい方法を取りましょうよ、 犬にとって無理のない方法を選択しましょうよ、ということ。 ですかね。^^

グッパーのお話しの前に、稲毛のランチ時のお話をしましょう。 ぶん太君はランチの時間になると結構悲痛な鳴き方をします^^;

吠えるんじゃないのね、もう、鳴いているのよ。 最初はどうしてかなぁと観察していたけど・・・理由はどうであれ 止めて行かなくっちゃいけないわけだ、とやはり思ったわけで。

ただ、その犬とのコネクションができないうちはインタ-セプトが使えないことが多く・・・ ここのところ、私の呼びかけにぶん太君は他人色^^;がないように感じましたので ちょっとインターセプトをしてみました。

もちろん、 「こういう時はどうしたらいいの?」 というSOS^^;があったから。

この日、小麦君はかなりいい調子でした。が私が見かけた2回の怪獣化^^;には かなり早めのインターセプトで、怪獣化を防げたように思います。

ランチ時もそうでしたけど。 小麦君の場合は チュチュチュ、っていう口から出す音に反応させてじっと目を見て 見返してきたときに「そうだ、そうだよ」と肯定します。

早めにできればまず、辺縁系に支配されないとは思いますが・・・ これもすべてそうかと言えばそれは定かではないでしょう。私はこの日は成功した、ということ。 では、ぶん太君には? ぶん太君が吠えている方向にかなり直線的に歩み寄りました。

触れるか触れないか くらいまで。 そうするとプレッシャーで吠えが止まりますから、褒めることができる。 (罰的に感じる間柄ではできません)

「そう、すごいね」 じっと見てきたら瞬きしてあげました。 また吠えだしたら、名前を呼ぶか先ほどの音でアテンションを求めます。 また止まったら褒めてまばたき。

何を求められているのか彼は3回ほどで気がつきました。 伏せたり…寝そべった。 誰かが通るのに反応して立ち上がったけど吠えなかった。 すかさず褒めます。 これで確実に 吠えないことが求められているということが分かる。 伝わらなければ意味がないんですね。 伝えるためには心を鎮めないといけません。 吠えに使う石像インターセプトのカテゴリーです。 無反応を返す場合は・・・攻撃性がある犬への場合が多いです。 吠えの場合は褒めと気を引く音を使った方が上手くいくかな。(要求吠えにはNGです) で、以下のTwitterのつぶやき。 青がぶん太ははさんね。

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今日も大変お世話になりました!何からお礼を述べてよいやら…いろいろありすぎて(*^_^*)ランチでは「満たされたら自然と伏せることができる」ぶん太を見て「あぁ、できるじゃないか!」と。できない、どうせできない…と芽を摘まずに。そして自分も成長ですね!

お疲れ様でした!ありがとうございました。「満たされたら自然と伏せることができる」あれがインターセプトによる意識の遮断による落着きです。吠えとか引っ張り(歩行)咬み、私自身おやつをあまり使わないのはインターセプトメインだからです。

また記事にしたいです

おはようございます♪満たされたら自然と伏せる→「あれがインターセプトによる意識の遮断による落ち着き」…チャーリーママさんの「声」のインターセプト?それとも隣のテーブルからぶん太の側へ来た、この「行動自体」がインターセプト⁇インターセプトを洗い直さねば‼ 石像インターセプト。 遅くなりましたが…あれは「石像インターセプト」だったんですね‼頭を金づちで打たれたような…って大げさかもしれませんが、ママさんが無表情、無反応でぶん太の前に立っていた?とは気づきませんでした。そしてぶん太は「満たされて」→「伏せた」…インターセプト深し 吠えないんだよ、を教えたい。

その場所での正解は落ち着いていること、を教えたい。声掛けは二度三度しました。吠えをやめた時に「そうだね、えらいね」あとはしら~っと。緊張してそわそわしている時にああだこうだされたら大騒ぎしちゃうよね、僕は。ぶん太君はそういう仔ですからね。人をしっかり見れる柴犬さんなので(父母の愛情ゆえです)、人の行動も模倣してくれます。

「模倣したい人」になりたいですね!

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例えば ランチメニュー・・・ あれも食べたいこれも食べたい。 皆はどんどん決めていく。早く決めなくっちゃ。 という時・・・焦ると周りの声もうざくないですか?^^; (そんなに短気じゃないか^^;皆さんは) メニューをめくる手ももどかしいし、目は中を泳ぐ^^; そんな時は これとこれ、どっちにする? とか 私はこれ、あなたもそうすれば? という選択が救いになったりしませんかね? 犬たちの心は結構ざわざわしていて、落ち着かせてあげなくっちゃあいけないわけですよね。 落着けられない対処は、どんなに犬にとって優しいものでもNGではないでしょうか。 たとえおやつでも。 食べたらまたざわざわしますもんね。

気持、気みたいなものをこちらに向ける、そして辺縁系に支配される前に すべきことを思い出させる、考えさせる。 こういう取り組みが大切ではないでしょうか。

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