私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

オンリードのおいで

ちょっとわかりにくいオンリードのおいでですが、 こちらのp78にも書いておきました。

 

私は社会化のドッグトレーナー もう、バカ犬なんて言わせない
夏目 真利子
文芸社

今日はそこからの引用です。

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オンリードおいでリードをつけた状態での「コイ」のトレーニング。 リードショックは使わず、リードはたるませる、が特徴です。 犬から去るという動作で犬を足元に呼び込みます。 名前を呼ばれるということに好印象があれば、犬は自然についてくると思います。またそれを目指すわけですね。 どんなに小さな犬でも基本は同じです。 抱き寄せれば、「おいで」をさせなくても済むかもしれないですが、やはり、「おいで」で近くに来てもらう関係作りは必要でしょう。 これはちょっと小型犬の飼主さんは気をつけたいところですかね。お散歩の最中に、犬は飼い主さんの生きたい方向ではない方向へ進みリードを引っ張る・・・ 「そっちじゃないよ、こっちにおいで~」 と飼い主さんは犬を見ながら、膝を叩いたりしゃがんだりして、必死に来させようとする。 来ないのならばと飼い主さんが近づけば、犬はもともと行きたい方向があるので、さらに止まりません。リードがついていても、そういう現象が現れたりします。そんな場合「オンリードのおいで」で十分トレーニングを積んでおくと、犬を動かしやすくなります。 「オンリードのおいで」をするときは、犬を見つめないで、動きの流れで犬を誘うように動かします。 犬の方からついてこさせます。 犬から離れる。これがポイントです。離れるときにリードを緩めます。行きたい方向に人がついリードを引っ張ってしまうのが、犬がついてこない原因です。緩めながら犬と離れる、犬がこちらを気にしたら、すかさず、 「そうそう」 と、さらに正解へと導く合図の言葉をかけてあげてください。犬の動きを励ますことこちにもなります。またその合図によって、戻ってくることに良い印象を与えましょう。それによって犬の中に反射的な動きを作ります。 「オンリードのおいで」、さらに理想を言いますと、犬が立ち止ったときに、リードをスルスル~っと伸ばします。犬との距離をさらに取るのですね。で、歩行トレーニングを順序良く行っていれば離れた飼い主さんを追ってくるはずです。もっと言うと、追ってくるほど犬との関係が魅力的になってくるといいですよね。 何をすればそうなるのか、というようなマニュアルはありません。それらは、日々の、犬との触れ合いで築かれるものではないでしょうか? 犬が前を歩いていてもいいのです。横についてと言えば、つけるようであればいい。あなたのそばが心地よいと思ってくれれば、必ず脚側についてくれると思います。

と、長くなりましたが引用してみました。

要するに、リードがついているという条件を、こちらの都合で乱用しないということです。 取り組みをせずに、呼んでも来ないからと言いつつ、リードを引いて犬の動きを拘束しないでほしいと思います。 そういう日常が続けば、いざという時のこちらの言い分に、耳を傾けない犬に育つのは当然すぎると思います。

 

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