飼主さんがお出かけした後の不安を少なくさせる方法について ご紹介しますね。
結構お馴染だと思いますけど・・・ ひとつは、ラジオを使う方法です。
ただ、使い方が違っているかもしれませんので、確認の意味でも ご一読ください。
飼い主さんが席を離れる時に、ラジオをつけます。
その理由は?
どういうことかわかりますか?
気が紛れるから? う~~~ん、紛れないかも。
答えは、 飼い主さんがすぐに帰ってくる合図にする です。
最初に徹底的にそれを条件づけます。 トイレに行く時も家事をする時も、 いなくなる前にラジオをつけます。 すぐに帰って行けますよね? それによってラジオ=安心感という関連付けをさせます。
その関連づけが出来上がる前に、 ラジオをつけても飼い主さんが帰ってこないために犬に分離不安症状が出てしまった ということがないよういしないといけません。
ラジオ=不安になってしまうからです。
ラジオ=飼い主さんが早く帰ってくる→ラジオ=飼い主さんが帰ってくる→ラジオ=安心
この図式が成り立つまで徹底的に行います。
なかなか面倒な作業ですけど、トレーニングとはそういうものです。 即効性のあるものはありません。
また、出かけるふり作戦も試してください。 迫真の演技でお願いしますね。 お休みの時に、いつも外出する順番どおりに支度して、出かけます。
すぐに!帰ります ・・・ そうです、何回もカギをかけたり開けたり・・・ その場合は「行ってきま~す」「ただいまぁ~」 と元気よく言うのもポイントかな。
犬が、飽きるまで(爆)続けるのがポイントです。
出かけても、不安になる隙をつくらせない。。。とか。
後は・・・ お家でのかくれんぼ も、いいかなぁ。 飼主さんがトイレとかに隠れます。
普段、不安げについてくる犬も、不安になってられませんよ~。
探さなくっちゃいけないのですから、ある意味必死かも。 しかも見つかったら嬉しいし。
そのうち、飼い主さんがいなくなることも楽しみになったりして・・・ というように 飼い主さん側の発想の転換が大事、ともいえますね。
このような姿勢で飼育を行うことで、未然に防げることはたくさんあると思います。 ラジオ、出かけるふり、かくれんぼ、 どれも安心を作り出す、安心のお約束の道具です。 ただ…有効に道具を使うためには、いきなり使うのではなくて、 犬の安心を確認しながら良い道具に仕立てていかなくてはいけないと思うわけです。