私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

自信

 

    

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自信・・・それは不安症や恐怖症を考える時のキーワードにしています。 なにも、不安症は病的なものばかりではありません 「ちょっと待っててね」 と飼い主さんがその場を離れる時に この世の終わりのように大騒ぎする犬・・・

これは、当然なんですけどね、成長過程としては。 ただ、自信が無いのだと思うんです。 じっと待っている自信

 

自信をつけさせるための「褒め」を考えてきました。

褒めのほかに大切なのは、「慣らすこと」なのです。

慣らすこと=社会化ですね。

社会化というのはパピー教室などに参加して行うものではないんですよ。

行えることもありますけど。 自分の環境下、そして生活圏での慣らしが大切なのです。 トレーニングモードでない、ということがポインントでしょうか。

人に慣らす、といって人ごみの中に連れて行き、人を見せるのは 社会化ではありません。

個体によっては、情報がオーバーしますので、パニックになってしまいます。

脳が処理できる情報量を与える、これがポイントです。

お教室では 飼い主さんはどうしても他の飼い主さんや犬が気になりますね?

うちの仔って・・・なんでこんなこともできないの。 うちの仔だけ他の犬と遊べない・・・とか。

家でもそうですね? マニュアル通りできないと焦る、というのは、他の存在が気になるからではありませんか?

その犬の個性を、といくら言われても 他が気になって気になってしょうがないのではありませんか? まずはそこからですね。

犬は認めないと、自信が持てないでしょう。

その子だけを見てあげてください。 そういう子もいるという理解をお願いします。

子犬は噛んだり、跳ねたり、吠えたり、いたずらしたり・・・ これはあたりまえ。

自分の居場所を見つけ始めるのが2週間目くらい。 その頃から徐々に甘噛みとか始まりますよ。正常な行為です。

眠くても寝たくないから、狂気の目で遊び続けますね(爆)

手当たりしだい噛んだりします。

排泄を我慢しているときは、人と同じでそわそわするし、 胃腸の弱いい犬は、腸が痛くてイライラするかもしれません。

皮膚感覚の敏感な犬はお天気が悪ければ、体を触るのも一苦労かもしれませんね。

痛いと感じるから。

ショップでおなかをすかせた環境に置かれた犬は 物を守る習性が付いているかもしれないし、 刺激の不足で、喜怒哀楽がうまく表わせないかもしれません。

そんな犬たちを理解することが、しつけの前に求められることで、 それがなされなければ、自信をつけさせるために褒めることはできないでしょう。 飼い主さんの準備不足ですね。 準備不足を嘆くことはありません。 私もそうですけど、気づいたときが再び始まりの時なのですから。

 

 

 

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