「よしっ!」 を考えましょう。
いつ言うのか、何に対して言うのか、 どうしたら自信が持てるようになるのか。 自信があれば・・・マテます。
言いかえると、飼い主さんが必ず帰ってくると 確信を持てる。 自信がないのは、飼い主さんがどこかに行ってしまうのではないか、という不安もあるのだと思います。 (トレーニング教室などで、不安症状の犬を無理に待たせることは トラウマを作っているようなものでしょう。抱っこでもOKなくらいです。 飼主さんがそばにいるのに不安だ、というのは厄介なことですね。)
待つことはじっとしていること、家でしたら寝ていられること。
分離不安でなくても、家の中でストーカーの様についてくるようでしたら 今すぐに自信をつけさせるトレーニングを始めてみませんか?
「よし、という意味が分かっていません、家の仔は」 と仰る方がいます。
言葉に反応しない、喜ばない、とか。。。
本当にそうですか? バカバカと、うっとりするような言葉で囁いても 犬はうっとりしますよ。
言葉の意味がわからないのではなく、感情がこもっていないからではありませんか?
職業犬訓練ではないのです。
家庭犬なのですから、生活に密着した方法で行えなければ続きません。
ですから、「よし」の意味がわからないのではなく 言い方がわからない、伝わらないのでしょう。
お散歩トレーニングで犬たちに名前を呼びますね。
振り向きます。 「よしっ!」 と声をかけると、日常で「よし」と言われず「グッド」と言われている子でも 「えっ!?よし?やった~~~」 みたいな顔をしますし、 いまいち他のことに気を取られていても 「えっ!?何が良かったんだろう?まあ、とりあえず良かったんだな」 みたいな顔をします。
よし=嬉しい 名前=嬉しいの次に覚えさせたいのはこれです。 NOを使わずに行動を修正することもできます。 「よし」だけで。 石像インターセプトを使います。
要するに視線を外しながら 犬を見る(?変な言い方ですね、でも犬は見つめられるのを嫌うので 犬を見ても視線ははずしてあげてくださいね。 目を見ないでお尻のあたりを見ればいいです。)
この・・・ 吠え止んでから、目を見た時に「よしっ!」と声をかければいいのです。 (カメラ撮影中、声かけられなくてごめんよ、チャーリー)
むやみに声掛けしないで、「よし」を使うタイミングを見計らってくださいね。 自発的なアイコンタクトの練習としても有効です。 アイコンタクトを犬からの注目、というように求めてばかりはよくないですね。
こちらからの無言の語りかけにこたえる、という感覚が好きです。 クッカートレーニングのようなものです。
自発的な正しい行動にOK与える「よし」ですから、必死で正しい行動を見つけないと。 道具がいらないから気に入っているんです。