私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

それぞれで、お願いします



マニュアル通りに飼育したがる方は、
マニュアル通りにいかないと、非常にストレスを感じるようですね。

たとえば・・・
「ダックスだから、4.8キロ以上は太り過ぎ、ダイエットさせてください。」
と、一般の飼い主さんが言うのならまだ分かりますが
獣医さんでそういう方もいると聞いて、焦りました。

それを聞いて心穏やかでない飼い主さんは大勢いますね。

ダイエットに躍起になって、
食事の全体量が少なすぎたり、ダイエットフードの質の悪いタンパク質で
毛艶、肝臓腎臓を傷めたり・・・

骨格が違うのですから、いろいろでいいのです。

人間だって最近の研究では、少し脂肪がついていたほうが、
がんのリスクが減る・・・というようなことを聞きましたよ。

だから・・・常識をはずさないように。
犬のことになると、視野が狭くなる方が多くて・・・焦ります。

また、
サークル、ケージで飼うと、ストレスがたまる、とか
犬は小さめの暗い穴の方が落ち着く、とか
真逆の意見がありますよね。

これも・・・それぞれでお願いしたいです。

犬も情報過多は、脳がパニックを起こします。
そういう意味で、騒々しい場所、明る過ぎる場所、広すぎる場所
その中で落ち着いていろ、という方が無理なわけで、
そういう場合は、落ち着けるクレート等も悪くありません。

バタバタ走りまわって(興奮のために)自分で自分がわけわからない、
そういう状態の仔には、まず、動きを制限する必要があるので
ケージやクレートが有効です、ということです。

反対に・・・
広いところでのんびり落ちつける仔には、無理にサークルに入れておく必要がないですよ、ということ。
部屋の徹底管理をして、イタズラ対策をして
トイレトレーニングも行って、早めにフリーにしてあげる方が
生活にゆとりができるように思います。

また、自分で、巣穴のようなケージに入って身を潜められるようにしておけば
常時、狭いところに入れておく必要はないと思います。
狭いところの方が落ち着く、ということは
時と場合による、そのことを忘れてはいけないと思います。

こうして書いていると、
つくづく、自分の犬はどういうタイプの犬なのかを
観察することが、重要ポイントだということがわかりますね。

それぞれでいいと・・・思います。



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