私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

喜び



私は・・・
生きているから生きる。
何のためとか、少しでも健康に長生きするとか
あまり考えません。

若い頃東洋医学を勉強して、医療に携わって、
そこで得たものは
「それなりに生きる」
といった非常にまったりとした感覚ですかね。

どんなに美味しいもの、栄養価の高いものをいただいても
心が沈んでいると、栄養は吸収されにくいです。
反対に、粗末なものをいただいていても
生き生きと生きがいを持って暮らすことで
体は活力に溢れます。

なぜでしょうか?

脳が生き生きしているからです。

昨日お話しました海馬、ここから快楽物質・ドーパミンが
放出されます。
喜びのストレス(ストレスは生きるためには必要な条件です)で、
ホルモンが一気に出ます。
そして脳細胞は飛躍的に増えます。
生きていれば日々死んでいく細胞。
しかし、細胞はまた生まれてきます。

動物たちは(人間もそうです)、楽しみによって生かされているのです。

あなたの帰りを待ちわびる犬、
あなたにまた会えることを楽しみに生きているのです。

色々な情報の波にもまれて、
「本当にこれでいいのか?」
と悩み迷うことも必要ですが・・・

今居る犬。今ある私が
例えば明日命尽きたとしたら・・・?

私はそんな感じで生きていますので、犬たちには
いつも穏やかな毎日の中に、サプライズ的な喜びを
日々与えながら暮らしています。
特別なものではありませんけれど。

ちょっとしたご褒美もそう、遊びも喜びです。
そういう意味で興奮は決して悪いものではありません。

私には?そんな犬たちの存在が喜びです。

命は非常にダイナミックです。
ダイナミックでなければ困ります。
育てることにマニュアルはありません。
それぞれです。
固くならずに、リラックスして暮らしましょう。

たとえ寿命が短くても、そのときを充実して生きられることも
また命の在りようなのかな?そう思います。

子供の頃
「健全な肉体に健全な精神が宿る」
という言葉が大嫌いでした。
小さい命のまま、若い命のまま生涯を閉じたとしても
また病と共に生きたとしても
生きる意味を誰かが感じることが出来ればそれもひとつの命の在りようではないかなぁ。
そう思ったからです。今でもその思いに変わりはありません。

つれづれ、思いつくままに書いちゃってみました。
失礼しました。


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