私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

強制してやらせるわけではないけれど



息子が小学生の頃「ねえ、なんでこんなどうでもいいこと(調べればわかること)
おぼえるの?」と聞いたことがあります。(するどい!)
皆さんならどう答えますか?
つまんない顔して勉強している子供・・・かわいそうですか?
「脳が鍛えられるからだよ。筋肉みたいなもんだね。
繰り返せば力になる、嫌だと思わないでそう思ったら頑張れるかな?
でも、本当は無駄だと思うけど・・・」

私的には、調べてわかる物事を詰め込みで覚える教育には興味ないのですが、
(でも・・・
そんな感じで、基礎的なものをすっ飛ばしてきたおかげで
今なかなか苦労しています。)

直観に頼るので、好きなものしか集中しないという悪い癖があります。

そのおかげで、学校教育にも見切りをつけてしまったり・・・
厄介な人間ですね。
大検を通り、今に至ってますが、
別に学校など出ていなくても大丈夫とは思いますが、
こつこつ基礎を固めることがまじめにできる人にはあこがれます。

何が言いたいかというと、

犬に優しいトレーニングとは一体どういうものか?
ということです。(よくわからん。)

それを真剣に考え出すと・・・
どうですか?皆さんはどう思われますか?

子供さんをお持ちのご家族、チャーリー店に来客される方を見ていて一番気になるのが、
叱らないということです。
叱る=叩くではありません。
叱る=怒鳴るのでもない。

叱る=矯正する、ということです。

させたい放題ですよ。高等教育を受けているであろうご家庭の親御さん方。
で、いちいち子どもの意見をお聞きになる。
ご自分で選ばれたらいかがでしょうか?
・・・
矯正された子供は、つまんなそうに悲しそうな顔をしますね?
かわいそう、やる気を失う、と思いますか?
子どもの性格にもよりますが、
「それは違うよ、おかあさんはそういうことをしてほしくない」
と正しく伝えないから、
次に間違えそうになった時も、間違ったことをまたする=失敗をさせることにつながるのだと思います。

世界的に見ても、日本人は甘いですね。
かわいそう、と思う人の割合がとても多い。

服従訓練で犬が兇暴になるパターンよりも、仔犬の頃に
正しい道を示してこられなかった、そのためにいざ自分が自信がないことに出会った時に唸る、そのパターンが多いと感じています。

その時期、その時期に、必要な学習というものがある。
脳には必ずそれぞれの物事に対する臨界期というものがある。
嫌がっていても、その時に必要ならば、時間をかけて徐々に慣らす、
これは強制ではなく、長い目で見たときに、
犬には優しい方法なのではないでしょうか?
褒めてトレーニング=楽しく鍛える
難しいことではないですよね。




トレーニングは飼い主さんのためのものです。
犬をどうこう、というよりも、ちょっとした飼い主さんの行動パターンを
変えていただくと、犬も変わります。
何年もかかって悪いパターンが身につくと、矯正も厄介ですね。



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