学習性無力感・・・
この言葉聞かれたことはありますか?
少し説明しますね。
犬が予想もしないまた、犬がコントロールできない罰が繰り返し与えられるとしますね。
まあ、大抵子犬はまっさら、白紙状態なので、
人間側が見ていけないと思う行動でもいけないことという認識はありませんよね。
もっともだと思います。
成犬でもそうです。
いけないことだと認識しながら生活することを犬に求めるのは酷、
普通の犬にそれを求めるのは酷ですね。
天才犬がひょっとしていて、その犬は人間の言うことを理解して
いけないこと、許可されたことを理解するのかもしれませんが、
我々大多数の人間が天才ではないように、
犬は普通の知能で、犬本来の生き方を生きているのです。
だから・・・
ほとんどの場合、罰は、犬は予期していないこと、と言えると思います。
いけないことをしている認識がないのですから!
で、予想しない罰が繰り返し与えられるとしましょう。
(天罰療法のやり過ぎもこれに入るのかもしれないですね・・・)
そうすると、どうなるでしょう?
長期的に心が衰弱してきます。萎える、というやつ。
そして、自分の行動が周囲に影響を与えることがない、と言う悲観的な思考をするようになり、
この思考、予期はいろいろなものに一般化される、というのです。
「自分がすることは無駄なこと。何をしてもしょうがない」
そういう風に考えるようになってしまう、ということです。
この状態を学習性無力感と呼びます。
この反省から、モチベーショントレーニングの必要性が叫ばれているわけですね。
犬にやる気を持たせる。
本当に・・・
犬も人も同じですね。育てることに違いはないと思いますね。
犬に優しい・・・トレーニングとは一体どういうものなのか?
考えてみませんか?