私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

命の安全

 宇都宮お散歩トレーニング終了しました。

秋から出張を少なくさせてもらってまして、宇都宮は次回は春です。

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いつものゆったりとした距離感。

私たちの取り組みは犬の欲求を満たす、ことを目的としています。

犬の欲求階層はご存知ですか?聞いたことはありますか?

「私は社会化のドッグトレーナー」過去記事からご紹介します。

アドバイザーコースの新しい過程は、マンツーマンのようにして行う予定で随時始められるように今準備中ですが、過去記事そしてオンライントレーニングブログの読み込みは必須です。

今インストラクターコースの方のレベルになるべく近づいていただく、それから開始していただく、ということをお願いしたいと思います。

一日一記事は必ず読む、という感じで無理なく進めて行けば良いのではないでしょうか?

 

命の安全 犬の欲を考える 

命の安全 - 私は社会化のドッグトレーナー

 

マズローの欲求階層

http://matome.naver.jp/odai/2138276425484692401

上記のリンク先の中に

人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというもの。 出典 マズローの欲求5段階説|モチベーション向上の法則

という記述がありますが、 下記犬の欲求階層に目を向けてみましょう。

 

 

一番の下位の生命の安全。

昨年の座学ではまずここのところの見直しをお願いしたのでした。 どういうことかというと?

「うちの犬ですか?安全ですよ、室内飼いですし、危険にさらされていません」 と。 確かに物理的にはそうかも。

精神的にはどうかな?

特にまだ赤ちゃんであるパピーに、仰向けにひっくり返したり、NO、NO怖い顔で叱ったり トイレを失敗(失敗と言っても人間から見た失敗で犬にはどこがトイレかの認識はないわけですね)をきつく叱られたり 犬たちにとって人間の叱りが この家は危険だ、あの人は危険な人 そう思わせるものであれば犬にとっては日々命の危険にさらされていると、考えられないでしょうか?)

ということを考えてみてくださいね、考えましょうよ、そういう意味でも 叱らないという方法をお願いします、とお話ししています。

 どんなに十分な医療と食べ物を用意しても、人間目線のしつけ方が犬を追い詰めた時 犬は大きな不安を抱えたまま暮らしているということになります。

また 犬が何を危険と思うのか、感じ方はどうか?を理解できていなければ散歩で怖いと思ったものとの距離が自分で取れないことからフラストレーションをためすぎていないか?

 

犬のシグナルを見て、人が距離を取れるように働きかけられなければ、やはり 脅威は付きまとうのではないでしょうか?

5番目までの下位の欲求について、一番見落とされがちな生命の安全について考えることは 動物と暮らすうえでの基本かなと思います。

そして、上位の欲求につながって行きます。

犬が犬として犬らしく、楽しめる暮らしを提供でき、それを楽しめる人間でいられるか?

私は犬の何が好きか? ということにもつながってくるのかなって思います。

そして探査活動、縄張り活動を欲するようになるし、それが犬としての当然の欲求であれば 人間はそれを満たすために、満たせる方法を用意してあげたいわけです。

縄張りを作らせないことが犬を下にする方法と言われている支配性理論とは対極の考え方です。

犬が犬らしく生きると、人間は実力がないと(=犬に認められていないと)行動に制限をかけられない、だから 最初から欲求を出させないように管理するのを良しとしてしまうのでしょう・・・か?

コマンドには従うけれど、覇気のない犬の顔は、欲求が発現できないことの証ではないでしょうか?

欲を良くコントロールするためにも、欲求を出して満たせる飼い主になりたいですね!

 

  多くの方に伝わりますように。応援よろしくお願いいたします。

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