私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

仲裁、介入はフラストレーションをためずに

FBノートからの転載です。

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写真はなんちゃん。カメラのストラップをかじっていたずらしてます。現行犯をおさめました^^;

さて、我が家の多頭飼育も、今は猫わらわらちっこい犬一匹という感じですが・・・。

どこの家庭でも多頭のお悩みはときどき勃発する喧嘩、ではないかなと思います。 猫の喧嘩もヒートアップすると大変なことになりますので見ていないで都度介入するようにしていますが、その介入の仕方について今日は考えてみたいと思います。

と言うか、以前・・・赤ちゃんを迎える時のワンコさんへのアドバイスを投稿したことがあるのですが、基本同じですね。

喧嘩を仕掛ける方と、仕掛けられる方と・・・。 仕掛けるにはそれなりの理由が(気にくわない^^;ということが多いでしょうけど)あると思います。

多くの方は喧嘩を仕掛ける方を諌めるのではないでしょうか? 介入はそうやって、喧嘩を仕掛ける優位な方を諌める形で行っていると思います。

赤ちゃんの場合だったら?赤ちゃんを襲わせるわけにはいかないことから止めますよね? では・・・。止められた方は?面白くないと感じるでしょう。

すると生まれるのはフラストレーション。 「あいつがいるとイライラする」 気持ちを作っている対処と言わざるを得ません。

わが家のというか私流の仲裁は猫同士だったら猫とココでもお互いを引き離す、その時も 「いいこいいこ♪」 と言いながら喧嘩の気持ちがなだめられるまでお互いを撫でて、いいこいいことなだめながら、です。

*たとえばこんな感じ。途中の変な声は勘弁してください^^;

 https://youtu.be/6gE9wJHiXJQ

先日の福井お散歩トレーニングでトイプーのモかちゃんのママが 名前を呼んでおやつ説明で好子は良からぬ想いと「拮抗する」という言葉をデモで仰って。しびれました^^; そうなんですね・・・。 だから喧嘩の気持ちに拮抗させるものをぶつけるんです。

支配的なコントロールの気持ちからはこの対処は生まれません。攻撃的な芽は拮抗的な良いもの(おやつではないです。おやつを出すとそれが欲しくて 攻撃的な「行動」を強化するケースもあります)好子で感情をなだめます。

この理論的なものがすとんと落としこめると、社会化や困った物事への対処がうまく行くのではないかなぁ。

ちなみに我が家のココ。これから雷の季節でうつっぽくなりますが、そういう時ぶつけるのははいいこいいこではないですね。 「ココ、そういうのはおかしいよ」 くらいの強い姿勢です。ただし、心の港である人からの強さが気持ちを救い上げるのは言うまでもないと思いますが。 感情豊かな犬たちですので日々気持ちは揺らぎます。それにうまく対処できる飼い主でありたいなぁと私自身思って過ごしています。

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以上過去記事でした。

私の提案する犬との暮らしというか接し方、取り組みについて、自分自身ワクワク感が止まりません。

もっとより良く分かり合えるのではないか?お互い知り合えるのではないか?

犬の見えない心の揺らぎが手に取るように感じられる…

これが本当の意味の犬との会話だと、私は信じています。

嬉しいこと、心配事、毎日いろいろ、でもそんな何気ない毎日が大切に感じられるのが犬との暮らしですね。

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