さてさて(笑) 「無視」と「無反応を返す」のとどう違うのでしょうか? 吠えたり咬んだり、 無視してください、って言われた方多いですか?
その場で無視・・・って。 吠えられたら横を向き、咬みつかれそうになったら足で払い、どうにもならなくなったら別室へ逃げ込んでタイムアウト=無視・・・。
ってことになるかな。 そしていつまで無視すればいいでしょうか?と。 無反応を返すというのはその場にたたずみます。 目を見つめ合ってはいけません。目を見て叱ってはいけないです。 尻尾の付け根あたりを目を細くして無表情で立ち尽くします。 吠えたり咬んだりがこちらにとって意味がない、犬にとっても意味がない、ということを教えて行きます。 できれば社会化期を過ぎて思春期から3歳ころまでの若い時期に徹底的にインターセプト(=無反応を返す)ことが通じるようにしておきたいですね。 これを・・・ 吠えていない時をマークしておやつ、でやってしまうと、どうも犬はイライラ。
はぐらかされたような気持ちになって かんしゃくを起こしたりわがままを家の人に言い続けたり・・・が続いてしまっているように思います。 (おやつが出てこない人には興味ないよ~、って態度を取りやすい犬もおやつでトレーニングした子が多いですね。 私のトレーニングはおやつは二次強化子を作る時に使いますが、報酬としてのおやつの出番はあまりありません) 無反応を返すという意味と方法がうまく行っていないということです。 よくある・・・ 吠えていない状態をだんだん伸ばしてっていうトレーニングがありますが、 そういう系のトレーニングはこちらにたくさん載っています。↓参考になりますが、私はトレーニングとしては好きではないです。
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吠えと吠えの間の吠えていない時でしょう?あたりまえですけど。それって犬にとっては 吠えてやめてまた吠えて、という一連の行動の意味に価値を見出させてしまうと思います。
チャーリーはそれで失敗。 私はそういう方法をとりません。私は首元をそっと触ることで吠えを止めて、「そうそう」の言葉とまばたきなどのカーミングシグナルで吠えていない状態を続けさせて成功したものです。
よくお話しすることですが 「犬は吠えることを全然悪いと思っていない」 わけですから・・・。
むしろ吠えを何とか使えないか?^^;位の気持ちがあると思います。吠えやすい子はね。 なので、若い時期、徹底的に吠え止めを行うことで、コミュニケーションを円滑にさせられるようにしておきたいです。 吠えたから何か望が叶ったのではないよ、 私は吠えてほしいわけではないの、 が通じるかな。 かわいそう、というこちらの気持ちが犬をか弱くしますしイライラを募らせます。 攻撃的な行動が悪化しやすいということにもなり、陽性強化と言われる方法(吠えていない状態をトリーツで作る)が攻撃的な行動を直せない 悪化させてしまう、というケースなのだろうと思ってます。 最近大福ちゃんのところに行けていないのですが、お聞きするところによるとたぶんそれ(トリーツで吠えていない時を作る、いわゆるマテの状態ですね)が原因なのだろうなって思ってます。 真正面から対峙する必要が、特に♂犬には必要だと思います。
思春期から成犬になるとき、行動の見本になる犬が必要で、人間も同じように見本を示すことが大切だと思います。
一般公開記事ですね。
こちらも参考にどうぞ。 http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-3357.html
いわゆるここでお話ししたのは、要求吠えに対しての無反応を返す、でした。
おやつによって悪化させやすい吠えです。 警戒吠え、ストレス吠えは対処は違います。