マズローの欲求階層
http://matome.naver.jp/odai/2138276425484692401
上記のリンク先の中に
人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというもの。 出典 マズローの欲求5段階説|モチベーション向上の法則
という記述がありますが、 下
記犬の欲求階層に目を向けてみましょう。
一番の下位の命の安全。
昨年の座学ではまずここのところの見直しをお願いしたのでした。 どういうことかというと?
と。 確かに物理的にはそうかも。
ということを考えてみてくださいね、考えましょうよ、そういう意味でも 叱らないという方法をお願いします、とお話ししています。
どんなに十分な医療と食べ物を用意しても、人間目線のしつけ方が犬を追い詰めた時 犬は大きな不安を抱えたまま暮らしているということになります。
また 犬が何を危険と思うのか、感じ方はどうか?を理解できていなければ散歩で怖いと思ったものとの距離が自分で取れないことからフラストレーションをためすぎていないか?
犬のシグナルを見て、人が距離を取れるように働きかけられなければ、やはり 命の不安は付きまとうのではないでしょうか?
5番目までの下位の欲求について、一番見落とされがちな命の安全について考えることは 動物と暮らすうえでの基本かなと思います。
そして、上位の欲求につながって行きます。
犬が犬として犬らしく、楽しめる暮らしを提供でき、それを楽しめる人間でいられるか?
犬の何が好きか? ということにもつながってくるのかなって思います。
そして探査活動、縄張り活動を欲するようになるし、それが犬としての当然の欲求であれば 人間はそれを満たすために、満たせる方法を用意してあげたいわけです。
縄張りを作らせないことが犬を下にする方法と言われている支配性理論とは対極の考え方です。
犬が犬らしく生きると、人間は実力がないと(=犬に認められていないと)行動に制限をかけられない、だから 最初から欲求を出させないように管理するのを良しとしてしまうのでしょう。
コマンドには従うけれど、覇気のない犬の顔は、欲求が発現できないことの証ではないでしょうか?
欲を良くコントロールするためにも、欲求を出して満たせる飼い主になりたいですね!