飼い主というのは、犬たちにとって二次的に条件づけられて 嫌なものにも好きなものにもなる、存在であるということをお話ししました。
こう考えていくと 飼い主をなめている とか この犬は人の上に立ちたがっているから人間の指示に従わない という言い方がどれだけ真実とかけ離れているか、無茶苦茶な考えなのかが見えてきませんか?
良くも悪くもなる存在。 犬が言うことを聞かないのは、あなたのいうことを聞く必要を感じていない、か 何を必要とされているのか理解できない方法で言われている、とか ・・・ 犬側の問題ではない・・・?のでは?と思いませんか?
だから、あなたのもとで犬に何をすべきか教える=トレーニングする必要があります。
そしてそれはあなたが教えるのであなたが教え方を学ぶ必要があります。
ということで、犬のトレーニングと言っても犬だけの問題ではなく、人間のトレーニングが主体ですよ、と考えているのです。
だからトレーニングに行っても犬が良くならない という言い方自体を見直す必要がある、ということです。
飼い主というのはたくさん見直しが必要ですね。そういうことも楽しむ、動物と暮らすということはそういうことではないでしょうか。
*********
以下、FBでハズバンダリートレーニングについて投稿したのでこちらにアップさせていただきます。
親指と人差し指でおやつをつまんで後の3本の指を伸ばしておやつを与える。咬みが出やすい子に手に対して馴化するときの手の形ですけど。
この形、お手入れの時に役立つのですけど。
目薬とか。目薬見せておやつの前に目薬をする体勢までできるようにトレーニングされるといいと思います。
片手でのマズルコントロールもどきも。
ハズバンダリートレーニングですね。自分から協力する形に動いてもらう、が基本で、受動的な対提示を続けていてもなかなか次につながらないと思います。