私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ドッグラントレーニングについて

さて、明日は道満ドッグランでのオフリードトレーニングです。
参加予定の皆さんの鼓動が聞こえてきそうな感じもしますが^^;
まあ、何とかなる^^;リラックスしてご参加くださいね。

今回お二人の方にお手伝いいただきます。
何かをしていただくというよりも、人がポリスマンのようにランの中を歩く
というヴィベケさんのお言葉通りの動きをしていただくことにしています。
縦横無尽に見回る、というかんじですかね。
興奮を鎮めるインターセプトの役割にもなりますので、興奮の抑止になります。
9月に行ったwoofでのトレーニングが終わった時の記事です。

取り組みは裏切らない
http://charliemama.weblog.to/archives/17103449.html


ドッグラン、犬が大勢集まる=ストレスフル

と、避け続ける方が多いと思いますが

私の大きな目標は犬どうのこうのではなくて
ドッグランの『あり方』から『見方』を変えて行こうよ、行きたいね、
というものです。

ランの入り口で入りたくてうずうずする犬を入った途端にリードを外し・・・
いきなりマックスで駆けさせる、そういう方は多いです。
また、不安でリードを外せず、オンリードのままランの中に。でもそのリードは?
飼い主さんの不安と、犬の興奮で、いつでもテンションがかかった状態。

どちらも興奮がかかりすぎていますね。

ランだけのお話しではありません。
日常的な散歩でも全く同じことが言えます。
玄関を出て犬に合わせて走り出す、向こうから犬が来た、人が来た
吠えてしまうかな?とリードを引き気味になって・・・
同じことですよね?

「きっかけは・・・いつも飼い主さんから」という気づきを持ってもらう。
まずオフリードにする、そこで気づくことは多いですね。
ここでも犬がどうのこうのではないんです。
リードがないと心細いのは飼い主さんの方だったりしますね。
リードでのコントロールが効かないから視線や声かけが多くなりませんか?
すべてなくしてみる。
そこで、犬が後を追ってくるかどうか。・・・・追わせてみます。
そしてそこで見つけた発見や反省点をもとに、

声が届きにくいなと感じたらもっと、コンタクトトレーニングをしっかり行う。(インターセプトでお座り)
追いかけてこないなと感じたら、指示を少なく視線の送りを少なく(過干渉気味を見直す)する
オフリードの方が問題がないと感じたらさらにリード使いを見直す


を繰り返し練習していただくわけです。
最後のご挨拶でも言いましたがそれぞれ、の犬たちを見直されたことと思います。
取り組みは裏切りません。
犬たちがやたらと興奮するのは、飼育法云々だけではないんですね。
たとえ興奮しやすい仔でも、こちらのセッティングによって穏やかに過ごせるのです。
そしてそれを継続させてあげることで、日常でもどんどん落ち着ける場面が増えて行きます。
私たち人間が犬のために変えてあげること、用意すること、そちらにもっと重きを置くことで犬との暮らしが充実した物になるのではないかなぁ。
このトレで、「この子たちをもう少し信用しても良いんじゃないか?」という収穫があれば私はそれで満足です。


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今回も流れ的には同じで行きます。
ランに入っていきなりオフリードにするということは避けますね。
特別の場所!
と犬に思わせることですでに大きなプレっシャーを与えます。

何気にオフリードにしていきます。
また、リードがついている時に問題が現れやすい、という犬もいます。
その場合は飼い主さんの判断で、リードをつけたりして観察していただきます。

トレーニングの内容は大雑把に以下のようでしたね?

・オフリードの環境でのコンタクト練習をしましょう(リードに頼らない)
・オフリードで名前を呼んでおやつ・呼び戻し
・ドッグラン内での人間の動き方(過剰な声かけに頼らない)を学びましょう。

そしてトレーニングでの注意事項です


【トレーニング中の注意事項】


●写真撮影はつき添いの方がランの外から、レンズが犬に分からないように、ならOKとします
●おやつは自分の犬以外にあげないでください(付添いの方も同じ)
声かけ撫でるも、自分の犬以外はNGで
●大きな声を出しながら走らないでください
●よそ(他の参加者)の犬が突進、あるいは自分の犬が突進しそうになった時の対処としては
基本お互いに(人間が)まずは名前を呼んでその場を去る
他の犬が近づいて来ても反応を返さないでください。
●入場後しばらくはオンリードでラン内を散策します。
いきなり走らせないでください。リードは必ず緩ませてください。
●指示に従ってオフリードにしていきます。


流れとしては
オンリード散策、ランの外を始め歩くかもしれません。当日の様子で判断します。
自己紹介
またオンリード散策

次第にオフリードにする
様子を見ながら基礎トレーニングに入ります。

名前を呼んでおやつ

デモと次にそれぞれ練習してみます(オフリードです)

マグネット練習
そのまま脚側練習に移ります

休憩は様子を見ながら入れていきます。


という感じですね。
オフリードになった、オフリードで犬がわらわらする特別な場所、
という感覚をいかに抱かせないか、
ここがランを嫌な場所と条件づけないための一歩です。

ワンコさん、飼い主さんの様子は私が判断していきますので、どうぞリラックスして臨んでいただきたいと思います。

寒い予報ですので^^;温かくしてお出かけくださいね。


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