秋ヶ瀬公園、色づいた木々が美しいです。
いまだ多くの犬のしつけのお教室は
http://www.policedog.or.jp/chishiki/tokusyu.htm
こちらのような考え方に基づいていると思われます。
メールカウンセリング、出張カウンセリングにお伺いするとき
それまでの訓練歴、お教室歴などをお聞きするとき知り得るわけですけど・・・
まずこのような(上記リンクの)流れの中で
基本犬の人への服従を教わっているようです。又は自己流しつけにしても、
最も多く目にする方法、なのかもしれません。
そこで、難なく上級クラスに進めるジャンルの犬と飼い主さんもいれば
教室内にとどまることも出来ないくらいに、馴染めない犬もいて・・・
そういう態度(本当は個性)は人への不服従、ということになるのでしょう。
不服従の犬は服従させなくてはいけない、ということでそこの決まりに則った方法でしつけられる、
ということになります。
型にはめるのを嫌ったり、理解不能、と捉える犬がそういう場や教えには馴染めないのですから
服従するはずがない、です。
タフな犬。
使役犬にまず選ばれ、訓練の結果振り落とされずに残るタフな犬。
その犬に対するのをアレンジしたような家庭犬のしつけ法。
いや、多くは不必要なものだと思います。
何が不必要かはここでは語りませんが、今までのブログでも出版した本にも綴らせていただきました。
私は社会化のドッグトレーナー もう、バカ犬なんて言わせない | |
クリエーター情報なし | |
文芸社 |
犬は種が違いますからね~。
人が
「こんにちは♪」
とあいさつする代わりに
ガウガウ!!!
ってお見舞いするかもしれません。
もちろんその意味は、相手を委縮させる、牽制する、と言う気持ちが含まれているのでしょう。
でも、犬として間違いではない。
ただ、人との生活には不適切である、ということです。
だから大切なことは不適切であるからと言って罰して行動を抑制するのではなく
「人からの情報に耳を傾けさせて、従わせる」
ですね。
それが服従と言われるものであるなら、それはそれで正しいと思います。
名前を呼んでこちらにアテンションを。
そしてその場をスルー出来ればいいわけですね。
そうすれば、相手の犬がガウったからとか、吠えているからとか、友好的ではないからという言い訳をしない
ですむことができます。
どんなに沢山の犬がいても、あなたと犬との関係を築き上げれば良いわけですもんね。
ただ、それはなかなか難しいことです。練習する場も多くはないですしね。あー、むしろないですかね。
ガウガウする犬を連れていると恥ずかしかったり、白い目で見られたり、
「どうして罰しないんだ」
と言われたりするかもしれないですもんね。
普段のお散歩でも工夫次第で出来ますよ。
「あっちの匂い嗅ぎがしたい」と、リードを引く犬を毎回許してもまあ、問題はないと思いますが
何回かに一回とか、自分の方にアテンションを取らせてスルーさせる。
自分のしたい行動をちょっと我慢して飼い主に従う、というトレーニングになります。
このくらいのことは、日々していたほうがいざいう時に声が届きやすいと思います。