私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

不服従だからと言って・・・

2011年小田原、散トレ始動です! 犬が前足をかけるの反対に 一定間距離を取って(クリティカルディスタンス)離れたところのお座り 頭を低くして、いかにも従順な態度をする犬。 私も若い頃などは、一時期 そういう態度が好ましいと思ったり そういう犬を育てることが良いことだと思ったり、 犬がそのような服従の態度を見せれば、生活面で問題がないと考えたり していました。 しかし・・・ 人のそばに来て どっひゃーんと飛びついてこれる、 その意欲っていうのかな、開かれたものはそのままに 自分でいいこと、いけないことを考えられるようにならないだろうか? ま、年を取って、気持ちに余裕が出てきたことの現れのような発想ですね・・・ 犬への突進、 それと人への前足かけなど、 同じマニュアルで対処するとなると・・・ スリップカラー(チェーンカラーも含む)での嫌悪刺激(顎へのショック)が一番多く 取り入れられていると思います。 一瞬犬が 「へっ!?」 ってなりますので、そして犬がいかにも服従したそぶりを見せるので 人はその行動が強化されて、延々、嫌悪刺激のお世話になってしまうのです。 私たちプロが、犬に咬まれないようにするための 顎の位置でのスリップカラー刺激を、日常生活に使おうということは私にとっては 信じられない現象なのです。 そのようにつくられた犬は、 違う問題をはらみやすくなると、私は思っているんですね。 恐怖症、分離不安症です。 パンティングまで現れる深刻な神経症状です。 自分で刺激制御できずに(人からの制御に頼っているから)、キャパを超えた刺激に 対処できなくなっちゃうんですよ。 いわゆる強制的な訓練(広すぎた解釈もNG)は 徹底的に犬の刺激回路を抑制します。 なので、いわゆる無力感が出る犬が現れるんですよね。 もともと攻撃的態度に出られない犬とかは要注意。追い詰められやすいです。 ここのところは慎重に対応しなくてはいけないですから、 安易なしつけ法、訓練法の流布が私的には恐ろしいなと思っています。 前足をかける せいぜい犬が2歳頃くらいまでの頻繁な行動。 そのくらい人に開かれた心を持っている=社会化できている ということでしょう。 それを汲んであげて、次に必要なマナーを教えていく、そういう人の「待ち」の心が 犬を壊さない秘訣かな、と思っています。 ブログランキングのバナーです。励みになりますので良かったらポチッと クリックお願いします。
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【1月の予定】 1月8日(土)・11日(火)・14日(金)・18日(火)・22日(土)・25日(火) 30日(日) 開始時間:午前10時開始 集合場所:小田原城址公園二の丸広場 *予定日時が変更になっています。ご確認よろしくお願いいたします。


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