私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

思い込みのオスワリ

オスワリ、 をまだ教えていない犬にとって オスワリ がどういう行動なのか(姿勢なのか) を教えるのにはどうしたらいいか・・・ まあ、どうでもいいようなことですけれど 実は奥が深いものなんですよ。 私もそこは最近本当によく考え、良く分かるようになりました。 犬は人の言葉を理解できません。 子犬にオスワリと言っても通じるはずがありません。 「オスワリ」 ってどうやって教えましたか? の問い・・・ 我が家もそうですが、食事時フードボールを持って 何となく立つと自然に座りますので、特別オスワリを教えたことがない方が多いですね。 でも、それってオスワリを覚えているかと言うと 意外に違っているのかもしれないのですよね・・・ どういうことかと言うと、 何かをもらうための手段としての行動の一つ、としか 覚えていなかったり、 「スワレ」の指示が出て、もたもたしているとお尻に手が触れて お尻を押される、事がオスワリだと覚えるとか・・・ (まあ、オスワリが何か分かっていなくても 待ってほしい、落ち着いていてほしいためのオスワリだったら、 座らなくても別にいじゃん、とか思っちゃいますけどね。 立って待てればいいし~。) そうすると、 フードがないと座らなかったり、集中できないと声が届かないというか 聞く耳が持てなかったり・・・ いろいろなような気がします。 目指すところは座ってほしい時に「オスワリ」で 座ってほしい場所に、座り続けること、なんですよね。 けれど、犬は勝手に行動を起こすし、それが功を奏すると 何度でも行います。そのままにしておくと条件反射的になる。 条件反射的な行動は、崩すのも難しい。 「座っているのになんでくれないんだ!」みたいにね。 もらうことが目的・・・ 人側の希望とはちょっと違うのかもしれないですよね? 報酬としてのご褒美、の意味を強烈に印象付けるために 犬が行動をした、その行動の直後にご褒美を与える。 ということが大切なわけです。 犬の中に理性的なものを残して、こちらが指示を出す、出し続ける。 その指示を聞く耳が持てるから間違いも訂正しやすい、とかね。 私たちはそれを求めているのです。 究極は、 行動をすること自体が楽しみ、っていうように。 「ほら!できるでしょ?」みたいにね。犬が思ってくれるように。 という意味を込めて 基礎トレーニングでおやつをかじらせながら(なめさせながら)座って、座ったと同時に おやつ、という練習をしています。 飼い主さんと離れすぎたところは間違い。 飛びつくのもダメ。 じらされると興味を失うっていうのもNGね。 でそれが何の意味があるのと、続くわけですが・・・ 犬が自分で思い込む、 恐怖とか興奮とか、そううものに人が関与することで ストップがかけられるんじゃないかな~、とまあこれも期待なわけです。 犬とはこういうものだよ、 と言われ続けたものでも、人の働きかけで覆せるものもきっとあるはずなので・・・ それは人間社会でもそうね、 思い込みは、進歩を阻むと思うの。 ちょっとしたことで、目先が変わって少しでも楽しくなれるような・・・ 犬との暮らしもアイディアでもっともっと楽しくなるかも。 こちらと 人気ブログランキングへ こちら にほんブログ村 犬 お手数ですがポチポチと2回、「読んだよ~」のクリックお願いいたします。 トレーニングの予定 【7月のトレーニング】 7月3日(土)・6日(火)・10日(土)・13日(火)・14日(水)・17日(土)・20日(火) 24日(土)・27日(火)・28日(水) 時間:火曜日は午前8時から    水曜日は午後4時から    土曜日は午後4時からです

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