私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】叱ってる暇はない

先日FBでご紹介した写真。 トレーニングに於いてのおやつの持ち方↓

これ↓は下手です。指でつまんであげるにしてもこのように下手と

まだ位置は低いですがこのような上手↓とがあります。

↑の様な位置からさらに手を上にあげるてお座りの態勢を取ってもらう練習…マグネットによるオスワリの練習もよくしましたね、お散歩トレーニングで。 手の動きによって座る行動を誘導している(シェイピング)の練習です。 ********* 二次強化子(好子)は行動を起こすためのモチベーションにもなるものと言えるかなと思います。 ドッグトレーニングでは 座った→おやつ 座ればおやつがもらえる(いことがある)・・・するとお座りを求められれば座る行動が増えますね。 (ここで注意していただきたいことは、オスワリを求められる時に座る行動に報酬をあげてくださいねということ。 トレーニングを始めて間もない方が、 「犬が座るのですがご褒美をあげていいですか?」 と質問されることがあります。座ったのに上げないとかわいそうな気がする、と。 結構これが犬が飼い主さんをコントロールしやすい状況を作ります。犬が人をなめている、自分はなめられている気がする というような状況ですね。 そうではなくて、こちらが求めた時、という状況下で自発的な、この場合はオスワリをする、ことを教えたいわけです。 犬が座ったことは良いことですが、座ってほしくない時にも座りますから、いつ何を強化してほしいのかをしっかり考えて、 犬の行動にコントロールされないようにしましょう) ここをしっかり考えていくと どういう時に、をいかに自分が犬たちに示していないかに気がついてくるかと思います。 もっと言うと、一般の飼い主さんは 報酬も与えることがないです。 ・・・ 「こらっ!」 って叱るだけ。 たとえば 犬と散歩中、向こうから犬が好きな人がやってきた。その人めがけて犬が飛びついた。 飼い主さんはリードを引っ張りながら「こら」を連呼する「ダメダメ」とか。 犬が座った。でも何も起きない。だからまた犬は相手の人に向かって飛びついて、相手の人は犬の前足をつかんで犬をかまった。 というように。 飼い主さんは何をしたかな? リードを引っ張って叱っただけ。普通に見受けられる光景ではないかなぁ。 二次強化子・好子は使わないと意味がないでしょう? メリットとしていかに犬に期待させることができるか、までトレーニングということができますので コツコツ練習してみましょう。 一般的に(まあ犬も人もいろいろだから、私的には一般的なセオリーにすべて当てはめることを良しとはしません。一応お断りしておかないと)犬が興奮しているときに座ってほしいわけです。 落ち着いてもらいたいから。 だから向こうに人がいようと、興奮していて座らせたいのですからスワレを指示します。 座ったらちゃんと褒めましょう。褒める=犬にとってのご褒美を与えます。(相手の人にかまってもらうというのもご褒美です)・・・犬はご褒美の概念はないという記述を見てしまいましたが、犬に失礼かと思います。 叱っている暇はないことに気づきませんか? 叱らないということは実践的な行動をしていると叱る暇がない、ということも含みます。

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