犬に自分で考えて行動させるために まずは、正しい行動を教えてあげてください。 また、正しい行動がとれるように導いてください。 人が考える正しさは、犬の社会では不正解のことが多いからです。 例えば、 犬同士挨拶をする。 人の社会でしたら無視したり逃げたりは 無礼である。 握手したり、言葉を交わしたりが当然ですよね? それが社会性ですから。 しかし、犬は 自分が怖いと思ったら逃げる、固まる、攻撃する その3種類の行動パターンが反応として考えられます。 人とは違うことです。 人の常識を当てはめると、無視して逃げるなんてもってのほか、ですよね? 下の動画のT・プードルのでんちゃんの行動・・・ 逃げてますよね? みなさん・・・逃げるのは無礼だから(へたれだから) じっとしていなさいよと、反射的にリードを短くして脚側につける、かな? (亮子さん のYouTubeをお借りしました)
http://www.youtube.com/watch?v=4Lp8846ak7U または 大きな犬(ルナちゃん)相手ですから、かわいそうだと やはり反射的に脚側へつける?・・・かもしれない。 (まあ、後半でんちゃんが逃げているのは放したリードにびっくりしたからですけどね) ただ、この時リードを握っているのは私ですから、リードは短く持ち変えず、 でんんちゃんの退路を確保しています。 自分で行動する。 逃げることが 出来るようになりましたよ! 少しは辛抱できているし。 へたれではないんですよ! ただ・・・ ここまで来るには、半年の取り組みがあったということを理解してくださいね。 参加当初でしたら、「抱っこしてください」 とお願いする場面です。 また、ルナちゃんをむやみに近づけないで、進路をインターセプトしてね とお願いする場面です。 犬が逃げる、この正しい行動を人が理解しましょう。 (お家の中でも同じ。精神的な退路も必要) 犬が正しい行動がとれないようであれば、人が距離を置くとか 手助けしてあげてくださいね、ということです。 トレーニングのステージはそれぞれですから、こういう段階もぜひ専門家に 意見を仰ぎながら、順序正しく取り組んであげてほしいです。 無理をさせると 怖いの壺がすぐに満タンになって、 吠える、咬むなどのストレス症状が出てしまうようになります。 人の不理解の一つの例をあげてみました。 えっ!?そんなことで?と思いますか? そういうこともあるんですよ。知る、ということは楽しくないですか?