私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

リードを緩める

接触走性で、バランスを取り合ってしまっている。 それを、崩します。 崩されるので体のバランスが非常に不安定になります。 「あれっ!?」 って感じでしょうね。 この不思議な感覚、不安定な不安感を感じさせるのが リードを緩める、リードを押す、と言っているテクニックです。 反対に、人が後ろにそっくり返って、リードを張って犬を止まらせているのは 犬は前へ前へ・・・ その行動を強化していることになりますので注意しましょうね。 大型犬に限らず、 飼い主さんのわきが開いて、ひじは伸び切り、リードが張れた状態で 犬同士挨拶をさせている光景をよく見かけますが 犬のテンションをあげさせるので、これも注意が必要です。 犬を止めて(木になる) 緩めて リードを手繰り寄せる、 犬の近くまで足を運んで、その場でリードを緩める。 これも実践して成功する方が出てこないことには チェーンショックがいつまでも引っ張りに使われることになりますので頑張ってください。 先週の土曜日のトレーニングで、 リードを緩める(=押す)というトレーニングをしました。 離れた距離で呼ばれて突進するのを、止める練習です。 行きたいのを止めるのですから、止められてもイライラしない方法で行います。 その時の動画をはなのおかぁちゃんが撮ってくださいましたので ご紹介します。 悪い例と、リード使いの成功例です。

悪い例の方、この形はまだ、いわゆる“腰の入った”形ですので 体を傷めることがないのですが、 腰が後ろに引けて膝が使えていないと、膝も、腰も肩もひじも 傷めることにつながりますので要注意です。 瞬間的にかかる力はその子の体重の・・・5倍?だっかたかな?(正しい答えを知っている方は 教えてください) だから25キロだったら、125キロ! まともにその力を受けたら絶対にどこか傷めますのでね。 脇が開いていますよね。脇をしめるためには足を動かさないといけませんよ~。 これはもう、スポーツですね。 では成功例。

脇を開かないことに集中し過ぎるとリードを持つ手に力が入りすぎます。 体は脱力していないと、とっさのときに手のひらに力が入りません。 引っ張られた時、はなちゃんの体重を利用して瞬間的に手に力を入れています。 次に、入れた力を抜くので張られたリードが緩みます。 はなちゃんは前に向かっていますので、力を緩めると自然にリードが押されたように見えます。 押して緩める、それも意識し過ぎると不自然になるかもしれませんね。 コツの世界なので、練習あるのみです。 小型犬でも出来ますよ。 その子の体重に合わせた力の入れ方をマスターすればいいだけです。 リードは上に引き上げて止めるのではなく、地面により平行を意識するとショックがかかりにくくていいでしょう。 ショックで止めるのではなく、 緩んだ緊張感のなさで振り向かせます。(笑) 試してみてくださいね。

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